『まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ』へようこそ。
ライフコーチ、会社員、Kindle作家と三足の草鞋を履いている小泉健一と申します。
このブログではライフコーチの観点から心が楽になる考え方をシェアしたり、大好きな本や映画の紹介をしたりしています。
このブログを通して知らなかったコトやモノに出会え、新たな世界が開けるかも?!
本記事はオススメ本の紹介です!
僕は読書が大好きで、年間100冊ほど、ビジネス書や歴史書、哲学、文学、小説など雑食で読んでいます。
今回紹介する本はコチラ!
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叙述トリックによる衝撃のラストとは?!
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我孫子武丸さんのミステリー小説。
殺害した遺体の一部を切り取って持ち帰るという猟奇的殺人鬼の蒲生稔(がもうみのる)。
エピローグで犯人が捕まるところから始まり、犯行に及ぶまでの回想を、蒲生稔本人、息子の犯行を疑う母の蒲生雅子、被害者の知り合いで元警部の樋口の3人の視点から交互に描いていきます。
後半になるに連れ、犯行を重ね、疑心暗鬼の母の雅子も、独自に調査していた樋口もだんだんと真相に近づいていくのですが、ラストには衝撃の事実が待ち受けています。
それは読者を騙す叙述トリック(ミスリード)が仕掛けられているのです。
伏線もあるので見破れることができるのか?
殺人のシーンはかなりグロテスクなので、苦手な方はご注意を。
それでは早速、ネタバレ無しで中身についてご紹介しますね。
✔『殺戮にいたる病』のネタバレ無しの感想を読みたい
✔ミスリード、どんでん返し、叙述トリック好き
(約5分で読めます)
『殺戮にいたる病』のネタバレなしのあらすじ
以下、Amazonからのあらすじの引用です。
永遠の愛をつかみたいと男は願った――
東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。犯人の名前は、蒲生稔! くり返される凌辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。
『殺戮にいたる病』を読んだ感想と見どころ
グロテスクでスリリングな描写
良くも悪くもこの作品の特徴や見どころは犯人の殺人のシーンのグロさです。
胸糞悪い小説や映画が好きな人は楽しめるかと思います。
ただ、苦手な人でも、殺戮のシーンをじっくり描いているわけではなくテンポよく話が進んでいくので、ある程度耐性あれば読めます。
サイコパスさがとてもうまく描かれていて終始ゾッとしながら読みましたね。
完全に騙される!ラストへのミスリード
本作品は叙述トリックとしても評価の高い作品。
叙述トリックとは簡単に言うとミスリードのことで、表現をぼかしたり明記しないことで、読者の先入観を利用して違う答えへ導くこと。
このミスリードがめちゃくちゃうまい。読了後に考察サイトを読んだのですが、伏線もしっかりあって「確かにここおかしいな」というのがあります。その伏線を見つけてラストの事実を導き出せる人はいるのか?僕はすっかり騙されました。笑
ラスト1ページですべてひっくり返ります。
『殺戮にいたる病』を読んだ方の感想
僕の感想だけではなく、多くの意見をご紹介したいので、Twitterで検索して見つけた読了した人の感想を貼り付けておきます。
殺戮にいたる病 我孫子武丸
— 本紹介&本知りたい垢📖 (@N49EdTEr37kKS9h) July 25, 2022
色んなアカウントでオススメされていたが勧められる理由が読めば分かった📗
ストーリーの展開も面白いのにあのラストはもう…ほんとに…
確かにエログロ表現はあるけど読める方はぜひ読んでみては?#読了#読書好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/tuGERWhMNG
#読了#再読
— こば@読書垢 (@kobakoba_4646) July 23, 2022
殺戮にいたる病 / 我孫子武丸
新装版を見かけたので購入
何度読んでも、トリック分かってても面白い
昔は殺人の描写が結構しんどかったんですが、歳取ってから読むと雅子の思考が結構ヤバめで気持ち悪い… pic.twitter.com/wx88Rysebv
『殺戮にいたる病』 #読了
— かず (@NoBookNoLife_kz) July 19, 2022
永遠の愛を求めて繰り返される猟奇殺人
犯人の名前が明かされたまま進んでいき
殺人鬼の行動の軌跡を辿っていく
ただ、この小説の真骨頂は別にある
引き込まれる文から成る叙述トリックは
一瞬思考停止してしまうほど唐突に訪れ
混乱しているうちに読み終わってしまった pic.twitter.com/XbiYalZIRk
『殺戮にいたる病』が好きな方にオススメの作品
最後に『殺戮にいたる病』を読んで面白いと思った方に、オススメの本を紹介します。次に読む本として参考にしてください。
『ハサミ男』
『殺戮のいたる病』も凄いですが、叙述トリックと言えばこの作品。
殊能 将之さんの「叙述トリックの最高傑作」との評価もある人気ミステリー小説です。
殺害した後、被害者の喉にハサミを突き立てるという残忍な殺人事件が2件発生。その犯人はメディアで「ハサミ男」と呼ばれ、事件は未解決でした。
主人公目線で物語は始まり、3人目のターゲットを決めていた矢先、同じ手口でその人物が既に殺害されてしまった。
本物のハサミ男が、偽物を探していくうちに…というミステリー。
本作品のミスリードはすごいです、、トリックが暴かれた時に理解が追いつかず「え?え??」と脳がパニックになりました。笑
まさに最高傑作でこの先も読み継がれるでしょう。
本書は以下の記事でも紹介しています(^^♪
【小説】『ハサミ男』のネタバレ無し感想。絶対ダマされるミスリードの傑作 - まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ (kkenichi.com)
『十角館の殺人』
ミステリー作家の綾辻行人さんのデビュー作。
30年以上前に出版されこれまで100万部以上売れている超人気作。
まだ未読の方はぜひ。
『ハサミ男』と同じようにミスリードが光るミステリーです。
ある凄惨な事件が起きた館にミステリー研究会サークルの大学生6人が訪れますが、そこで殺人事件が起きてしまいます。
身内が犯人かと疑うも、数年前に起きた事件との繋がりも見えてきて、誰が犯人なのか最後まで惑わされます。
未だに人気の高いミステリー作品の傑作です。
こちらの作品は以下の記事でネタバレ無しであらすじと見どころを紹介していますので気になった方はぜひ。
【小説】『十角館の殺人』のネタバレ無し感想。たった一行でぶん殴られたような衝撃! - まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ (kkenichi.com)
『8の殺人』
こちらは、我孫子武丸さんのデビュー作品。
8の字の形をした奇妙な館で起こる連続殺人。密室の殺人など、王道なミステリーの謎を解く警部とその弟たちの推理小説。
『殺戮にいたる病』よりもだいぶライトなので、軽めな推理小説が読みたい人にはピッタリ。
ぜひ、我孫子武丸さんのデビュー作も読んでみてください!
以上、小説『殺戮にいたる病』のネタバレ無しのあらすじと感想の紹介でした(^^)
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最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。