『まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ』へようこそ。
ライフコーチ、会社員、Kindle作家と三足の草鞋を履いている小泉健一と申します。
このブログではライフコーチの観点から心が楽になる考え方をシェアしたり、オススメの本や映画の紹介をしたりしています。
このブログを通して知らなかったコトやモノに出会え、新たな世界が開けるかも?!
本記事は歴史から学べる教訓について。
僕は歴史が大好きで、よく歴史の本を読んでいます。
『歴史は繰り返す』
とよく言いますが、歴史上の人物のストーリーを聞くと現代でも役に立つエッセンスがたくさん詰まっているんです!
日本史の偉人から学べる教訓を週1ペースで更新して勝手にシリーズ化しています(笑)
シリーズ161人目は、戦後、吉田茂首相の右腕としてGHQとの交渉役に当たった政治家「白洲次郎」です。
彼は気難しいことで有名なGHQのマッカーサーとも対等に話し合い、時には怒鳴りつけたことも。
「従順ならざる唯一の日本人」
そんなことをGHQに言われていました。
潔さもあり、自己主張もしっかりした負けん気の強い白洲次郎氏から学べる教訓とは?
彼の生涯をざっくりポイントのみ触れてわかりやすく解説し、そこから現代を生きる僕たちにもタメになる教訓をご紹介していきますね。
彼の生涯や功績を知ると、「自己肯定感の真髄」が学べます。
(約5分で読めます)
白洲次郎とはどんな人?
西洋で生き様の素地ができる
白洲次郎は、1902年に現在の兵庫県に生まれました。
実業家の父を持ち、家はとても裕福で、18歳ではケンブリッジ大学に入学。
イギリスでは愛車を乗り回し、ヨーロッパ旅行なんかもしたようです。
遊びだけしていたわけではなく、人類学や西洋史を学んでおり、自分の行動原則を持つことである『プリンシプル』という考え方に感銘を受け、のちの白洲次郎の生き様にもなります。
また、イギリスで身につけた流暢な英語がのちにGHQとの交渉で役立ちます。
政界での活躍と先見の明
しかし、イギリスにいる間に父の貿易会社が倒産したとの知らせが入り、仕方なく帰国。
日本で稼ぐために必死に働いていました。この頃に結婚もしており、妻の正子の繋がりで吉田茂とも出逢います。
そして英語ができる白洲次郎は何かと重宝され、戦時中は近衛文麿内閣で首相の参謀役にも抜擢されます。
また、海外歴の長い白洲次郎だからこそ、日本と諸外国の力の強さの差をわかっており、最初から戦争には反対だったようです。
「敗戦後は食糧不足になる」と予測して、第二次世界大戦中に農業を始めます。
彼の先見の明が光った行動です。
GHQマッカーサーに怒鳴った?!
そして、日本の敗戦が決まると、吉田茂はGHQとの交渉役に白洲次郎を指名。
この時は、しっかり日本の主張を伝えていたといいます。
「日本は負けたが奴隷になったわけではない」
「軍事力は放棄しろと言っておいて基地は日本に残せとは矛盾している!」
など、強気に日本の主張を通しました。
また、天皇陛下からマッカーサーへのプレゼントも、マッカーサーが「そこらへんに置いておいて」と雑に扱うとブチギレたようです。
どんな相手にも臆さない白洲次郎がいなかったら、日本の敗戦後の状況は変わっていたかもしれません。
正解を引退した後は、東北電力の会長をしたり、農業中心のライフスタイルに戻したりしていたそうです。
晩年は病気にかかり、胃潰瘍と内臓疾患を患い、入院先の病院にて急性肺炎を併発し、83歳で亡くなってしまいました。
自己肯定感の真髄
僕が白洲次郎の生涯から学んだのは「自己肯定感の真髄」です。
先に述べたように『プリンシプル』という考え方。
白洲次郎は、『プリンシプル』を「筋を通す」ことだとも表現しています。
自分にとって何が正しいか。自分の行動の指針となる価値観をしっかり持っていたのです。
まさにこれは自己肯定感そのものだなと感じました。
他人に左右されずに自分がやりたいようにやる。それは自分のことを大切にしている証拠。
彼の行動指針である『プリンシプル』は自己肯定感を持つためには必要なことではないでしょうか。
余談ですが、生き様もカッコいい彼は見た目も洋服の着こなしもダンディで素敵です。笑
男でも惚れます。笑
白洲次郎から学べる教訓
白洲次郎から学べる教訓は「自分の行動の指針を持つことが自己肯定感につながる」ということです。
彼はゴルフ場を経営していたのですが、あの田中角栄首相の側近が予約せずに急にゴルフをしようとしたときも「予約しているお客様が優先だ」と断ったそうです。普通の人なら首相からそんな依頼があったら何よりも優先しそうですよね。
また、ゴルフ場のキャディーさんにはとても優しかったり、会社経営していたときは現場の人、ひとりひとりに労いの言葉を掛けながら現場に足を運んでいたりもしたそうです。
また、運転手付きの社用車に乗る時は助手席に乗り、運転手にも気を遣っていたようで、彼は「目下の人にこそ親切にするべき」と言っていました。
誰が相手でも堂々と自分の信念を貫く強さ、誰にも優しくある姿、媚びない潔さ、すべて生き様がカッコよく参考になりますね。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。