『まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ』へようこそ。
ライフコーチ、会社員、Kindle作家と三足の草鞋を履いている小泉健一と申します。
このブログではライフコーチの観点から心が楽になる考え方をシェアしたり、オススメの本や映画の紹介をしたりしています。
このブログを通して知らなかったコトやモノに出会え、新たな世界が開けるかも?!
本記事は歴史から学べる教訓について。
僕は歴史が大好きで、よく歴史の本を読んでいます。
『歴史は繰り返す』
とよく言いますが、歴史上の人物のストーリーを聞くと現代でも役に立つエッセンスがたくさん詰まっているんです!
日本史の偉人から学べる教訓を週1ペースで更新して勝手にシリーズ化しています(笑)
シリーズ157人目は、日本を代表する哲学者の「西田幾多郎(にしだ きたろう)」です。
明治時代、哲学という言葉が出来始めて間も無い頃、『善の研究』という名著も記し、哲学を日本で確立した第一人者。
京都には彼が思索にふけったと言われる道があり、「哲学の道」と名付けられています。
そんな西田幾多郎の生涯をざっくりポイントのみ触れてわかりやすく解説し、そこから現代を生きる僕たちにもタメになる教訓をご紹介していきますね。
彼の生涯や実績を知ると、「勇気を持って意見を言う」ということが学べます。
(約5分で読めます)
西田幾多郎とはどんな人?
哲学への目覚め
西田幾多郎は、1870年に現在の石川県で生まれました。
非常に裕福な家で育ちます。
石川県の金沢大学の前身高である第四高等学校という学校で、古今東西の書物を読み、哲学に目覚めます。
彼が影響を受けたのは古くはアリストテレスや、同年代だとウィリアムジェームズやフッサールなどです。
また、当時起こっていた「自由民権運動」に共感していたが、それを弾圧する薩長の人間が第四高等学校の校長になると、思想の違いで中退することになります。
翌年には、のちの東京大学である「帝国大学」に入学し、さらに哲学を学びました。
苦難の連続…
彼の人生のなかで、若かりし頃は苦難の連続でした。
父親の事業の失敗、兄妹との死別、教員の職業の失職など。
しかし、彼は負けることはありません。これも哲学を学んでいたからでしょうか。
苦難に遭った際は、海に行き思索にふけったり、禅に打ち込むようにしていたり、自身の心を整えることに徹していました。
あらゆる苦悩から脱するための仏教やその他や学問もまんべんなく学び、知識を増やしていきます。
哲学の道
彼は、いろんな学校の教員を歴任しますが、京都帝国大学時代には、のちに哲学者として名を馳せる三木清や西谷啓治らを育てます。そんな西田幾多郎から始まる哲学宗派を「京都学派」と呼びました。
そしてこの京都にいた時代に、西田幾多郎がいつも物思いにふけって散歩していた道を現在でも「哲学の道」という名前で残っています。
そして、京都大学の教授時代に『善の研究』という本を出版。
日本は広く信仰している宗教もなく、哲学というものすら確立していませんでした。
西周(にしあまね)という日本の思想家が「フィロソフィー」を「哲学」と翻訳したのもちょうど西田幾多郎が生きたころ。
西洋はアリストテレスなど古くはギリシア哲学から脈々と受け継がれています。
日本のアイデンティティの確立のため新渡戸稲造も『武士道』という本を世界に向けて出版したのも西田幾多郎の『善の研究』の約10年前。
この頃は日本のアイデンティティの確立に奔走していた時代なのでしょうか。
『善の研究』も内容は非常に難解だと言われますが、その後の「日本の哲学とは」という問いに必ずと言っていいほど名前の挙がる人物にしたのもこの書が有名になったからでしょう。彼の哲学は「西田哲学」と呼ばれるまでになりました。
そして、西田幾多郎は、1945年の終戦間近に75歳で病気で亡くなります。
自己を確立する
僕が西田幾多郎の生涯から学んだのは「自己を確立する」ということです。
僕自身、『善の研究』を読破できていませんので、彼の思想について多く語ることは誤解を招くので避けます。
しかし、西洋の哲学が世界を魅了するなか、「日本の哲学とは何か」ということを突き詰めて、学び、それを世に残した功績については「自己を確立する」モデルとなると言い切りたいと思います。
自分の軸というものは自分が行動するときにはとても大切なものです。自分がどうしたいかという基準がないと行動にも迷いが起きます。「西田哲学」とまで言われるようになった思想を確立し、「日本の哲学とは」ということを探求し続けた彼のように、自分のなかで確固たる軸を探り続けることはしていきたいと感じました。
西田幾多郎から学べる教訓
西田幾多郎から学べる教訓は「より良く自分らしく生きるために自己を確立する」ということです。
それはこんな名言にも残されています。
人は人 吾は吾なり とにかくに 吾行く道を吾は行くなり
自分の信じた道を行くために自己を確立する。
これが自分らしく生きるために必要なことなのです。
西田幾多郎の思想に触れてみたいと思った方は、『善の研究』はNHKの人気番組『100分de名著』で取り上げられたことのある書物なので、解説付きの以下の本がオススメ。原著よりわかりやすいかと。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。