ども!
ライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!
僕はこの記事を書いている2020年3月現在、ライフコーチとして活動し始めて約半年となります。
まだまだヒヨッコのライフコーチですが、日々勉強したり、仲間と練習したりして磨いています(^^♪
だんだんと成長している実感はありますが、よくある失敗もあります。。
今回は自分が感じた『初心者コーチが陥りやすい失敗』を紹介します。
この記事を読めば、初心者コーチが注意するべき点がわかると思います!
※そもそもコーチングってどんなもんだろう?という方はコチラの記事から読んでもらえると嬉しいです(^^♪
コーチングって何するの?【内容・感想・受けるまでの流れをすべて紹介】 - ド底辺サラリーマンの夢の叶え方
(約5分で読めます)
初心者コーチが陥りやすい失敗
コーチングとは、人生を真剣に生きたい人をコミュニケーションで応援することです。
クライアントさんとの信頼関係の上に成り立ちます。
クライアントさんがコーチを信頼できていないと、本音も言えませんし、コーチもクライアントさんのことを深く知らないと、良いコミュニケーションが取れません。
そんななか、初心者で少し慣れてきたからこそ、陥りやすい失敗をご紹介します。すべて僕の実体験です(笑)
質問ばかりに意識を向ける
コーチングは、クライアントさんへの質問で成り立つ会話ではありますが、質問ばかりに目を向けるのはクライアントさんの話が頭に入ってこなくなるので要注意です。
少し慣れてくると、「スキルアップしたい!」「良質な質問をしたい!」とスキルに意識が向きがちです。
もちろんスキルアップも大切ですが、一番土台にあるのは、「信頼関係」です。
せっかく勇気を出して本音を言ってくれたかもしれないのに、それに対して触れずに次の質問が来たらクライアントさんはどう思うでしょう。
「話聞いてくれてないのかな」と思われてしまうかもしれません。
僕もよく練習していたときに「質問をしようと意識しすぎじゃない?」と別のコーチにフィードバックもらったことがあります。
「良い質問をしよう」というよりも「しっかり聴こう」と意識するべきと思います。
ちなみに、阿川佐和子さんも「聞く力」という本で同じことを書いていました。
阿川さんがインタビュアーとしてまだ駆け出しの頃、「良い質問をしようとインタビューの前に質問を考えて用意していったら、たいてい質問ばかりに気を取られ話が入ってこなかった」と言ってます。
その時の話で出た言葉を拾って展開していくとうまくいったそうです。
まさに、コーチングも一緒だと思いました。
その阿川佐和子さんの本はこちらで紹介してますので、気になる方はぜひ。
【書評 vol.86】聞き上手になるためのヒントがたくさん!『聞く力 心をひらく35のヒント』著:阿川佐和子 - ド底辺サラリーマンの夢の叶え方
紙に書くことに集中してしまう
「クライアントさんの言葉を逃すまい!」とノートに書きまくるのもやめましょう。
これも前述した「質問にばかり意識が向いてしまう」ことと同じでクライアントさんの話を本当の意味で理解する事の妨げになるでしょう。
何より対面でセッションした場合は、目の前で書いてばかりいたらあまり気分も良くないと思います。「この人聞いてんのかな?」と。
ノートに図式化したりしてコーチングするのであれば別です。
イラストが得意な人は「今、頭の中はこんな感じ?」と書き出してコーチングするスタイルもあると思うのでそれはそれでいいと思います。
クライアントさんが放った言葉をすべて拾おうとノートに書くと話に集中できなくなるので危険です。僕も書くことばかり意識して「あれ?この会話の本質はどこだ?」とわからなくなってしまったことがあります。
学生の頃、授業中に先生が黒板に書いた文章をすべて書き写そうとする人と一緒です。
あれやっていると全然先生の話入ってこないですよね(笑)僕もそれでうまくいかなかったから先生の話を聞くことに専念して「あ、これ大事だ」と思ったところだけノートに取るようにしたらめちゃくちゃ理解が深まった経験があります。
コーチングも一緒です。
理解するためには、書くことより聞くことが大切です。
誘導する質問をする
コーチがする質問が誘導的なのも、いけませんね。
誘導的な質問というのは「○○ということですよね?」みたいに、コーチが「こうだ」と思った答えに導くような質問のことです。
これは、コーチ自身の価値観を反映させてしまっているから起こる現象です。
例えば、「ひとりっこの人は、自律していることが多い」というバイアスがかかっているコーチがいたとしたら、こんな会話になる可能性があります。
ひとりっこのクライアント「なかなか前に進めないんです」
コーチ「自分ひとりで取り組むほうが、やる気も出そうなのかと思いますが、どうですか?」
このように、「ひとりっこは自分でやり切るほうが性格に合っている」という固定概念から生み出される質問をしてしまうかもしれません。
これだと、本当はもっと良い方法があるのかもしれないのに、クライアントさんの可能性に制限をかけてしまいます。
コーチはフラットにクライアントさんと接しなければ、成長を妨げてしまうでしょう。
コーチは、自分が思うような答えに誘導しないように気をつけましょう。
自分がたくさん喋っちゃう
これ、僕もよくやってしまっていました(笑)
セッションはクライアントさんのための時間であり、どのように時間を使うかもクライアントさんの自由です。
なので、それをコーチ自身の時間にしてはいけませんよね。お金も貰っているのに。
僕は、まだ信頼関係を築けていなかったり、最初の頃は、「会話を続けよう」と思ってしまって、自分が喋りがちになることもありました。
でも、コーチがするべきなのは、単純で明快な質問を投げかけるのみ。
クライアントさんと一緒の方向に向かって寄り添って話を聴くことが大切。
コーチ自身が喋るよりも、「うん、うん」と相槌打って、話を聴いてみるほうが話を引き出せます。
コーチングに一番大切なこと
コーチングに一番大切なのは、クライアントさんとの信頼関係、パートナーシップです。
質問や傾聴などのスキルはその関係性の土台ができてからです。
ついつい、「上手くなりたい!」と思うと、スキルに意識が向きがちですが、まずはクライアントさんとの関係性をしっかり築くことを意識しましょう。
質問をしなくたって、言った言葉をオウム返ししてもいいのです。
クライアント「このとき、とても悲しかったんです...」
コーチ(自分)「悲しかったんですね」
質問をしなくてもこうして寄り添うように言葉をお返ししてあげるだけでもまた新しい言葉が生まれてくるかもしれません。
コーチングの土台はクライアントさんとのパートナーシップなんです。
失敗は成長のサイン
陥りやすい失敗例をご紹介しましたが、別に失敗しちゃダメってわけではありません。
僕もこれらの失敗を通して学んできました。
むしろ、失敗した方が学びは深く感じます。
失敗は成長していけるというサインです。
コーチになりたての方は、今回紹介したことを頭の片隅に入れておいてもらい、同じような失敗をしたとき、振り返ってもらえるような記事になれたら嬉しいです。
僕も初心に立ち返るのにまた自分でも読み返したいと思います!
お役に立てたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ではまた。
ざす。