ども!
ド底辺サラリーマンのけんいちです!
誘惑は大敵。
ダイエットしたい人にとって、甘いものを食べたくなる誘惑。
勉強しなきゃいけない学生にとって、スマホのゲームについ手を出したくなる誘惑。
お金を貯めなきゃいけない人にとって、友達との楽しい飲み会の誘惑。
自分の長期的な目標を邪魔する『誘惑』は大敵になります。
では、この誘惑を排除することはできるのでしょうか。
結論、誘惑は人間の本能なので完全に打ち消すことはできません。
しかし、誘惑に打ち勝つための方法はあります。
自分の願望実現のため、誘惑に勝ちたい!!と思う人はぜひ試してみてください!
人間はなぜ誘惑に負ける?
人はなぜ誘惑に負けるのでしょう。
それは脳の仕組み的に、『人間は長期的利益(報酬)よりも目先のすぐ手に入る利益(報酬)を優先させてしまう』からです。
カルガリー大学のスティール・ピアーズ教授によれば、目先の快楽を優先させてしまうのは、人にもともと備わった性質だそうです。
前頭前野の発達によって、人は長期的な目標を掲げるようになりましたが、それはつい最近のこと。
長い歴史の中で見ると、種族として生き延びるための衝動的ですばやい判断(危険が発生したらすぐ逃げられるような判断)こそが重要なので、目の前の欲望を優先するということ。
このスティール・ピアーズ教授の下記の本もご紹介します。
- 作者: ピアーズ・スティール,池村千秋
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2012/06/28
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人間は目先の快楽を優先してしまい、さぼってしまうということを脳のメカニズムをベースに書かれています。
人間の誘惑を排除することは不可能なんです。
また、遠すぎる目標、高すぎる目標を立てていては、目先の誘惑にすぐに負けてしまう可能性があるでしょう。
では、具体的にどうすればいいのか、いつくか具体的対策を書いていきます。
誘惑に打ち勝つために目標を小さくしてみる
先ほどの脳の仕組みを利用して、高すぎる目標を小さくしてみましょう。
『ダイエットするから甘いお菓子は一切食べない!!』
ではなく
『ダイエットするから甘いお菓子は毎日食べてたのを週に3回にする!』
とかにしてみること。
最初はやめられる気がしないですが、これは効果的です。
いきなりお菓子を一切食べないというのは目標が高すぎて、目先の誘惑に負けてしまう可能性が高い。
そうではなく、今日は我慢するけど明日は食べていいという風にするのです。
長期的すぎる目標だと誘惑に負けやすいので、『明日は食べていい』とハードルを低くします。
そして、1日我慢できて、翌日ももし我慢できそうだったらさらに継続してみる。
これを繰り返すとダイエット中のお菓子も辞められる可能性が高くなります。
人間は目先のすぐ手に入る利益(=報酬)には弱いですが、それも時間を空けると誘惑の度合いが弱まってくるそうです。
『スタンフォードの自分を変える教室』という本のなかにも、
我慢したいことは「10分待ってみる」というのが効果的だと書かれています。
10分先に報酬を設定することで、脳は『その報酬はまだまだ先のもの』と判断し、誘惑が弱くなるとのこと。
10分だったら辞められそうですよね(^^)
10分経ったあとでも、すでに誘惑は弱くなっているので10分目以降も我慢しやすくなるそうです。
僕も実体験があります。
仕事しているとき、夕方くらいになり疲れてくると無性にコーラが飲みたくなったんです。笑
本当に毎日飲んでいて、体に悪いし太るなぁと思いつつ辞められませんでした。
僕は10分ではなかったですが、「とりあえず1日だけ飲むのを辞めてみよう」となんとか頑張って成功しました。
すると、次の日はあまり飲みたくなくなったんですよね!!!
あれだけ毎日辞められなかったのにあっさり辞めることができました。
いきなり一切誘惑を断つことは難しいので、まずは1日、2日とハードルを低くしていくことをオススメします。
すると、その誘惑は弱くなっていくでしょう。
誘惑に打ち勝ったあとの理想の自分を意識する
これは、三日坊主の解消法でも僕は使っている方法です。
※三日坊主の解消法の過去記事はコチラ
ダイエットを成功したかったら、成功している姿を。
ゲームの誘惑に勝ち、勉強をしたかったら勉強した後の自分の姿を。
コーラの誘惑に勝ちたかったら、辞められた時の効果を。笑
それぞれ意識します。
イメージします。
頭で考えているだけでは、弱いかもしれません。
僕は紙に書きだすことをオススメします。
そして目の届くところに置いておきましょう。
常に意識できるようにします。
毎日毎日見ているとその目標を達成して当たり前な気持ちになってきます。
その目標を達成できない自分がありえないと思えてきます。
最初は誘惑に負けてしまうこともあるかもしれません。
しかし、それでも自分を責めないで毎日毎日目標達成した自分をイメージして意識しましょう。
誘惑に打ち勝って目標達成した自分がハッキリと自分の中にあると、
それを邪魔する誘惑に負けることにとても強い自己嫌悪を抱くようになります。
拒否反応が強くなり、誘惑に負けにくくなります。
誘惑に打ち勝つという目標を誰かとシェアする
自分の自己嫌悪感を利用するのにもうひとつの方法は、
『誰かとシェアすること』です。
「もうお菓子を食べない!」
「スマホゲームは週に3日だけにする!」
「2日に一回はジムに行ってトレーニングする!」
など、目標を友人にでも会社の同僚にでもSNS上でもいいので宣言しちゃいましょう。
そうすると、できなかったとき恥をかくのは自分です。笑
自分の自己嫌悪を利用しましょう。
僕も結構これを使っています。
勉強したり、読書したり、仕事したり1日のスケジュールを友人にシェアします。
「おれは今日これだけやるぞ!サボらないぞ!」と。
自分を追い込みます。
ま、それでも、たまにできないときもありますが。笑
でも自分ひとりで目標を掲げている時よりも友人にシェアしていたときに出来なかったほうがやっぱり悔しい気持ちが強いです。
「次は絶対スケジュール通りにやってやるぞ」と思えます。
誰かとシェアするのは効果があるのでオススメします。
誘惑するモノは物理的に遠ざける
僕は一番実践している方法です。
物理的に誘惑するモノを遠ざけましょう。
できれば排除しましょう。
お菓子をついつい食べてしまう人はお菓子を家に置いておかない。
買ってしまいそうなら、コンビニにはいかない。
スマホゲームを辞めたい人はアプリを削除する。
テレビを見てダラダラしてしまう人はテレビを撤去する。
結構、極論ですが、物理的に遠ざけちゃえばいいのです。
もし完全に撤去するのが難しければ、遠ざける方法でもいいと思います。
僕は今ではテレビをほとんど見なくなりましたが、以前は仕事から帰宅したらとりあえずテレビをつけていました。
そしてダラダラしてしまった自分にあとから後悔します。
「テレビ見ていた2時間、読書したほうが有益だった!」と。
そこで僕が実践したのはリモコンを取りづらい場所に移動させるということでした。
ほかにもリモコンの電池を抜いたり、テレビのコンセントを抜いたりするのもいいかもしれません。
簡単にはテレビをつけられない状況にしておくのです。
あと、もうひとつ僕は「なんとなくSNSを見るのを辞める」ように意識しています。
特にTwitterは情報にあふれていますので意図的に見るのはいいんですが、何も理由なくタイムラインを見ているとあっというまに10分、15分が過ぎてしまうことがよくありました。
それを避けるため、僕は今Twitterのアプリのアイコンをスマホのトップ画面に保存せずに、別のフォルダに保存しています。
何回か段階を踏まないと開けないようにして物理的に遠ざけて、簡単に触れないようにしています。
一番の理想は誘惑の根源を排除すること。
それが難しければ物理的に遠ざけるようにしましょう。
まとめ それでも誘惑に勝てない人へ・・・
いかがでしたでしょうか。
人間の誘惑は本能なので完全に排除することはできません。
・自分の目標を小さくしてみる
・誘惑に勝った後の自分の理想の姿を意識する
・目標を誰かとシェアする
・誘惑の根源を物理的に遠ざける
これらのことを実践して誘惑に打ち勝つ努力をしましょう。
誘惑に勝った後の自分はどんな自分でしょうか。
それを望んでいるのであればハードル低めに少しずつ頑張ってみませんか。
ただ!!
それでもどうしても誘惑に勝てない人へ!!
目的を達成するために誘惑に勝つのではなく、別の行動へ転換しましょう。
ダイエットしたいのに、お菓子の誘惑に勝てない人は、その誘惑には負けてしまって「運動する」というほかの行動で「ダイエットする」という目標を達成しましょう。
勉強したいのにスマホゲームを辞められない人は、ほかの趣味の時間を削って勉強しましょう。
お金を貯めたいのに友達との飲み会の誘いを断れない人は、別の出費を抑えてお金を貯めるようにしましょう。
目的を達成するためには手段はたくさんあるはずです。
どうしても誘惑に勝てねぇなと思ったら、別の手段でチャレンジしてみてはどうでしょうか。
ではまた。
ざす。