ども!
ライフコーチのけんいちです!
『まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ』へようこそ。
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僕は歴史が好きで良く調べたり本を読んだりしています。
歴史は繰り返す
歴史上の人物のストーリーを聞くと現代でも役に立つエッセンスがたくさん詰まっているんです!
日本史の偉人から学べる教訓を週1ペースで更新して勝手にシリーズ化しています(笑)
シリーズ140人目は、江戸末期に徳川将軍の大老として政治をした「井伊直弼」です!
井伊直弼は江戸幕府の最後の方の14代目将軍家茂の側近として政治をしました。
「安政の大獄」という事件では自分に反対する人を処罰するという恐怖政治を行いましたが、その恨みも買い、「桜田門外の変」という事件では反対派に殺害されてしまいます。
ペリーが来航していた時代で日本としては開国するか否かのターニングポイントでした。
海外との外交に奔走した人物ですが、実際彼は何を成し遂げたのか?
井伊直弼の生涯をざっくりポイントのみ触れてわかりやすく解説していきます。
そしてそこから現代を生きる僕たちにもタメになる教訓をご紹介していきますね。
井伊直弼が側近として働いていた14代目将軍の家茂については以下の記事でまとめています。
徳川家茂ってどんな人?彼から学べる教訓【厳しさと優しさを兼ね備える】 - まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ (kkenichi.com)
彼の生涯や実績を知ると、「英断の秘訣」が学べます。
(約5分で読めます)
井伊直弼とはどんな人?
芸術に秀でる
井伊直弼は、徳川家康の時代から大名として仕える由緒ある井伊家の子孫。
1815年の幕末に彦根城で生まれます。彼は14男という後継者とは程遠い立場だったので、屋敷に篭り茶道や音楽、禅などに精を入れていたそうです。
17歳から35歳まで、ひっそりと暮らしながら芸術に没頭。そのおかげもあって、茶道の本を出すなどかなりの腕前だったようです。18年間もやってたらプロですよね。
そして、35歳の頃に転機が訪れます。
大老に抜擢
井伊直弼は、35歳の時、兄たちが次々に亡くなり、彦根藩の藩主となりました。
そしてその8年後には幕府で将軍の次に偉い大老に任命されます。
自分の意見はハッキリ言う性格で、一度取りかかった物事は最後まで遂行する力があったそうです。その点と実績を買われたのでしょうか。当時の将軍徳川家定に「大老は井伊直弼しかいない」と名指しで抜擢されました。
あの吉田松陰も彦根藩主時代の井伊直弼を「名君」と評価しています。(その後、『安政の大獄』で「名君」から処罰されてしまいますが…)
大老に就任した井伊直弼は、徳川家の就任問題に携わっていました。大老に任命してくれた13代目の将軍の徳川家定が実の子どもがいなかったこともあり、継承問題が勃発。
14代将軍になる家茂を推す「南紀派」と、のちに15代将軍になる徳川慶喜を推す「一橋派」でバチバチに争います。
井伊直弼は、血筋を大切にして従兄弟である家茂を推し、反対派を抑えて将軍に任命します。
また、「日米修好通商条約」を締結します。
大老に就任する5年前にペリーが来航し、日米和親条約を幕府は締結していました。
鎖国にも限界があったため、アメリカと「日米修好通商条約」を締結したのです。
しかし、これがのちに大問題となります。
天皇は攘夷といって「他国は排斥せよ」と言う考えでした。
そのため井伊直弼は天皇の許しを得ずに締結したのです。
当時、天皇は国のトップですので勅許を得ないで条約を結ぶなど言語道断。
もちろん大反発がありました。
その反発した人物らを処罰したのが「安政の大獄」です。
安政の大獄と桜田門外の変
安政の大獄では橋本左内や吉田松陰という優秀な人物らも死刑にさせられました。惜しい人物を亡くしました…
このような強行された政策に反発したのは尊皇攘夷を考える志士たち。
1860年、江戸城に向かう途中に、反発した人らに襲撃され雪の降る中、井伊直弼は首を落とされます。享年44歳でした。
彼が亡くなった後、急激に幕府の力も衰えてきて、このまま幕末へと向かいます。
批判を恐れず気にしない考え方
僕が井伊直弼の生涯から学んだのは「批判を恐れずに気にしない考え方」。
彼は決断力に定評があり、吉田松陰も名君と評価した人物。
批判した人を弾圧した「安政の大獄」もあったので「圧政者」のイメージが付きまとう人物ですが、僕は彼の決断力と遂行力はとても勉強になると思いました。
今の時代に置き換えると、会社で言うことを聞かない部下をクビにするようなものなので、やり方としては社会的に認められることではないと思います。
当時、批判する者が多くなると反乱する者も増え、場合によっては暗殺される恐れだってわかっていたと思います。それでも、自分が正しいと思うものを信じて、批判を恐れずに貫き通すことはトップとして僕は尊敬します。
井伊直弼がいなかったら開国も遅れ、日本の発展も大幅に遅れていた可能性もあります。まあ、歴史にたらればは禁句ですが、世の中に全員に当てはまる「正義」「正しさ」というのはないというのが僕の持論なので、井伊直弼のやり方もまた彼にとっては正しかったのでしょう。
彼のずばぬけた決断力と遂行力、それは、自分への自信からなる批判を恐れずに気にしない考え方があったからでしょう。
何か行動するときに万人が応援してくれるなんて不可能です。皆に好かれようとしても何もできなくなります。彼の胆力から学び、批判は気にせず嫌われる勇気をもって行動しましょう。
井伊直弼から学べる教訓
井伊直弼から学べる教訓は「批判を恐れずに行動すれば、決断力や遂行力は身に付く」ということ。
なかなか批判が怖くて行動できないという人は、井伊直弼から学び、大きな行動や決断をするときは、嫌われることや批判されることは当たり前だと受け入れて、自分を磨いていきましょう!
井伊直弼についてもっと学びたいという方は以下の本がオススメ。
井伊直弼は残酷な圧政者という捉え方をしていますが、史実に基づいた彼の功績や名誉を挽回するような内容の本です。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。