ども!
ライフコーチのけんいちです!
『まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ』へようこそ。
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このブログを通して知らなかったコトやモノに出会え、新たな世界が開けるかも?!
僕は歴史が好きで良く調べたり本を読んだりしています。
歴史は繰り返す
歴史上の人物のストーリーを聞くと現代でも役に立つエッセンスがたくさん詰まっているんです!
日本史の偉人から学べる教訓を週1ペースで更新して勝手にシリーズ化しています(笑)
シリーズ136人目は、徳川12代目将軍の「徳川家慶」です!
徳川家慶は、11代目将軍徳川家斉の息子。
正直、これと言って目立った政策がなかったので、忘れ去られやすい人物ではあり、かつ、家臣や大名の言うことに「そうせい(そうしなさい)」しか言わなかったことから「そうせい様」と揶揄されることも。
しかし、彼は上司としては理想の姿勢だったことが、ある名言とエピソードでわかります。のちほど紹介します。
12代の家慶公は、いつの時代だったかというと、徳川幕府は15代将軍までなので、江戸時代も後半。「天保の改革」というのを歴史で勉強したかと思いますが、これも家慶の時代。
また、外国船が何度かせめてきていたのもこの時期で、西郷隆盛や大久保利通なんかも家慶の時代に生まれ、頭角を現してきます。
ペリーの黒船が来航した直後に亡くなっているので、開国へ向けた激動の時代の将軍だったのです。個人的には、こんな時代にイケイケの将軍が統率するよりは「普通」と言われる家慶公が将軍で良かったのではないかと思います。
そんな徳川家慶の生涯をざっくりポイントのみ触れてわかりやすく解説。
そしてそこから現代を生きる僕たちにもタメになる教訓をご紹介していきますね。
11代目将軍の家斉については以下の記事でまとめています。
徳川家斉とはどんな人?彼から学べる教訓【芸術や文化の発展に必要なこと】 - まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ (kkenichi.com)
彼の生涯や主張を知ると、「理想の上司の条件」が学べます。
(約5分で読めます)
徳川家慶とはどんな人?
父の贅沢三昧の生活に苦しめられる
徳川家慶は11代将軍家斉の次男として1793年に生まれます。
長男が将軍職を継ぐので、彼は元々跡継ぎの候補にはなかったのですが、長男が早くに亡くなってしまったこともあり、将軍候補になるのです。
父の家斉は贅沢三昧をしており、なんと50人以上の子どもがいました。
奥さんもたくさん迎えていたこともあり、将軍の正室や側室が住む「大奥」の生活費も膨大で将軍自身も贅沢をしていたので、財政が圧迫し、幕府は破綻しかけていました。
そんな家斉から家慶は将軍職を45歳で譲り受けるも、「大御所」として、政治は家斉が行っているのが実情。(現代で言うと、会社の社長を退いた人が、顧問になってずっと経営に口出ししてくるようなものです)
そんなこともあり、父とは不仲だったそうです。
将軍になった4年後、家斉は死去し、やっと家慶は自分で政治を行うことができるようになり、贅沢三昧な生活から倹約へ舵を取りますがこれが失敗していきます…
水野忠邦「天保の改革」
父が亡くなり、自分で政治を行うことになった家慶は、贅沢していた大名(部下)を罷免します。
そして自分の右腕となる老中(将軍の補佐)には、水野忠邦という人物を抜擢。
「天保の改革」という改革を推進。
方針は簡単に言うと倹約です。
財政が苦しくなってきたので、農民からしっかり税金を徴収できるようにしたり、歌舞伎などの娯楽を禁止したりしました。
父の家斉の時代は贅沢三昧でありながらも、庶民も娯楽を楽しむことで現代の歌舞伎や芸能に繋がる文化(化政文化)が発展していたという良い面もありました。
そんな娯楽を禁止されたというのと、天保の飢饉など災害も起こったことで倹約を推進した「天保の改革」は大批判で水野忠邦は失脚せざるを得ませんでした。
開国の足音
水野忠邦が失脚すると、24歳の若手の阿部正弘を老中に抜擢。
彼はよく人の話を聴く人物で、勝海舟が前線に出るキッカケを作った人でもあります。
家慶の時代には何度か外国船が日本に近づいてきていました。
そして1853年にペリーが日本への開国を求めて来航します。
その直後に61歳で亡くなってしまいます。
家慶は、父の政治で財政難に陥った幕府を立て直そうと奔走し、3代目家光から続く鎖国も終了する間近の激動の時代を取りまとめていた将軍だったのです。
理想の上司の条件
僕が徳川家慶の生涯から学んだことは「理想の上司の条件」です。
どういうことかというと、部下の話を聞き入れるということに優れていました。
「そうせい様」と揶揄されたと書きましたが、部下の話をよく聞いていたからこそではないでしょうか。
彼はこんな言葉を残しています。
「結局は下のことが上に通じず物の滞りがあるために天の憎しみを受ける。下の言いたいことが上に達するように思ったことは憚(はばか)りなく言上せよ」
「天津津々浦々の者は、みな私の百姓である。たくさんの者が死ぬのを見ることを耐え忍ぶことが出来るだろうか」
国民みんなを守るのが自分の役目。そして、みんな声を聞き入れるようにするべきだという信念が伺えます。
たんに「そうせい」と言っていたのではなく、皆が発言しやすいような雰囲気をちゃんと作っていたのではないでしょうか。
現代の上司やリーダーの人も見習いたい姿勢ですね。
下の人たちが意見を言いやすい職場の雰囲気作りはとても大切だと感じました。
徳川家慶から学べる教訓
徳川家慶から学べる教訓は「理想の上司の姿勢は部下の話を聞き入れる雰囲気作り」だということ。
リーダーシップというのは、自らリーダーが決断し、それを遂行してみんなを引っ張るというよりかは、メンバーみんなが同じ想いで仕事ができるように後ろから支えるものなのだと思います。
「傾聴」がとても大事。そしてざっくばらんに話せる「心理的安全性」を作ること。
僕も見習おう_φ(・_・
徳川家慶については、以下の本でも学べます。気になる方はぜひ。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。