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ライフコーチのけんいちです!
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僕は歴史が好きで良く調べたり本を読んだりしています。
歴史は繰り返す
歴史上の人物のストーリーを聞くと現代でも役に立つエッセンスがたくさん詰まっているんです!
本記事では日本の歴史上最大の内乱と言われている「応仁の乱」です!
歴史の授業で必ず習うので聞いたことあるとは思いますが、実際どんな戦いで誰が争っていたのかは知らない人もいるかと。
応仁の乱が起きた室町幕府は、足利氏が幕府を開いたもののだんだんと権力を失い、大名たちの権力争いに発展していくのです。それが応仁の乱の引き金になり、そして「強い者が天下を取る」という戦国時代にそのまま続いていきます。
歴史の知識として学ぶことと、応仁の乱から学べる教訓をまとめます。
(約5分で読めます)
応仁の乱とは?
なぜ起きたか?
応仁の乱が起きた理由はいろんな大名の思惑や幕府の将軍の跡取りなども絡んだきてかなり複雑。
複雑すぎて授業で習っても内容までは思い出せない人がほとんどじゃないでしょうか。
応仁の乱は、ざっくり言うと、足利義政の後継者争い、畠山氏の後継者争い、そして大名の山名宗全と細川勝元の権力闘争です。こんなにも絡み合っているから複雑になっているのです。
そこに大内氏、土岐氏、斯波(しば)氏などの有力な大名たちが加勢していき、争いはさらに巨大化。そして複雑化&泥沼化。笑
のちほどもう少し詳しく解説します。
いつどこで起きた?
1467年から11年間、京都を中心に争われました。応仁の乱が終わった後の京都は焼け野原だったようです。
27万人以上が戦をしていた超大規模な戦争です。一般人も多く巻き込まれたことでしょう。寺社も含めて何一つ残ったいなかったと嘆く書面の記録もあったそうです。
応仁の乱の勝者は?
勝者という勝者はおらず、結果は引き分け。
27万人も戦って、京都を焼け野原にしておいて何ひとつ得るものはなかったのです。
そんな戦だったので、応仁の乱の年号の覚え方も「ひとよむなし(1467年)応仁の乱」というのがありましたね。本当に虚しい戦いだったんです。。
応仁の乱の経緯
これまたかなり複雑なので、ざっくりとだけ解説します。
歴史が苦手な人でも読みやすいように意識してますが、「ここわかりづらい!」とかあれば遠慮なくコメントください!
応仁の乱は勃発したキッカケである火種が複数あるのです。誰かと誰かの争いに便乗して後継者争いに利用したり…ほんとに泥沼です。
応仁の乱の火種① 足利義政の後継者争い
室町幕府8代目将軍足利義政。銀閣寺を建てた人物でも知られています。
彼は奥さんの日野富子との間に男の子が生まれませんでした。
後継者がいないなか、弟の足利義視を後継者に任命します。義視は当時、出家していて、兄の依頼に一度は断ったそうです。
「もし自分が後を継いだあと男の子が生まれたら、ドロドロの後継者争いに巻き込まれるから嫌だ!」と。
なかなか鋭い。
それでも足利義政は、「男の子生まれても義視が将軍なのは変えないから!」という誓約書を作ります。
「そこまで言うなら…」とOKし、第9代目の将軍になることが約束されました。
一安心と思いきや、義視が恐れていたことが起きます。
義政に男の子が生まれたのです。弟の義視からしたら「ほら、言った通りじゃないか!」と思ったことでしょう…
奥さんの日野富子からしたら夫の弟よりも息子を将軍にしたいのは当たり前。
日野富子はなんとしても9代目将軍に息子の義尚を任命したい。
そこで、今の兵庫県、三重県、広島県あたり一帯を修め力を持つ守護大名の山名宗全という人物に加勢を依頼します。
ここから対立が深まっていきます。
応仁の乱の火種② 山名宗全と細川勝元の権力闘争
身の危険を感じた弟の足利義視の方は、細川勝元という守護大名に加勢を依頼。
細川勝元は四国一帯に勢力を持つ大名でした。
山名宗全と細川勝元は元々対立していため、この対立に、足利義政の後継者争いが組み込まれていった感じです。
東軍
足利義視
細川勝元
西軍
足利義尚(日野富子)
山名宗全
こうして勢力は東西に分かれます。
しかし、この段階で人の血を流すこともなく、9代目を義視にして、10代目を息子の義尚(よしひさ)にするということで将軍の跡取り問題は一件落着。
しかし、山名宗全は権力を狙っていたために、このままだと長らく足利義政の権力が続いてしまうことに納得せず、細川勝元を倒すことで自分の力で権力を手にしようとします。
さらに味方を付けていくのです。
大阪や京都、和歌山あたり近畿地方の有力な大名である畠山義就(よしなり)を山名宗全は招き入れます。
それに対して細川勝元は、畠山政長という人物を味方につけます。
…あれ?同じ苗字なのに敵対するの?
と思いますよね。このふたり、いとこ関係なのですが、畠山家も後継者争いで泥沼だったのです。
応仁の乱の火種③ 畠山家の後継者争い
畠山家も足利義政同様、家督争いが起きています。
畠山持国という人物が自分の息子の義就は、身分の低い側室との間の子どもだったので、自分の弟の持富を後継者にしようとしていました。
しかし、この持国は優柔不断なのか、「やっぱり息子の義就に継がせます」と言い出します。
後を継ぐ約束をされていた持富自身は承諾していたそうですがその家臣たちが「いやいや話が違うじゃん!」と反発。
将軍の家臣になるチャンスだったから、反発するのはわかりますね。
そして持富の子どもである畠山政長を将軍に推します。
結局は持国の死後、息子である義就が跡を継ぎます。
ここで、また足利義政の優柔不断な指示が飛びます。
畠山義就が後継者になることを足利義政は承諾していたのに、「やっぱり畠山政長が跡取りになるべきだ」と発言。
幕府のバックアップもあり、畠山政長は管領だった細川勝元の後任者でもあるため、力をつけます。
もちろん畠山義就は納得いきません。
こうして、畠山家の家督相続の争いがさらに組み込まれていき、応仁の乱は複雑になります。
勢力関係をまとめると…
東軍
足利義視
細川勝元
畠山政長
西軍
山名宗全
畠山義就
足利家の家督相続は解決したので省きました。ここにさらに様々な守護大名がひっついているのですが、複雑になりすぎるのでこちらも省きました。
11年間争いは続く
こうして多くの勢力がぶつかり合い、京都の街は焼け野原となります。
争いはかなり長くなり、当初引き金を引いた山名宗全と細川勝元が亡くなったあとも戦は沈静化せず。
関わる人が多くなったためにそれぞれの目的を達成するまで戦いをやめなかったのが長引いた要因です。
もはや何のために戦っているのかわからない大名もたくさんいたでしょう。
こうして戦う目的、京都にいる目的を失った大名たちは散り散りになり、京都に誰もいなくなることで自然消滅して戦は終わりました。なんという結末…
チームは少人数がベスト!
応仁の乱の大筋が把握できましたでしょうか。
登場人物もだいぶ省略はしたのですがそれでも多いですよね。。足利将軍の跡取り問題、山名氏と細川氏の対立、畠山氏の跡取り問題。少なくともこの3つの争いが火種となり勃発し、それに便乗して様々な国の守護大名が自分の有利な方に味方して27万人もの勢力へと巨大化していったのです。
僕はこの史実を調べ、ひとつの教訓を得ました。
それは、チームは少人数にすべきということ。
この戦は肥大化しすぎていたのです。山名宗全と細川勝元が亡くなった後も、畠山氏や加勢していた大内氏などが自分の威信のために戦ったことでさらに延長されていきました。
これは戦争以外にも言える事です。
会社や組織のチームが大人数になってくると、まとまるものもまとまらなくなってくるので、ある程度少人数で組むほうがいいのです。
Amazonも「会議はピザ2枚を分け与えられるくらいの人数がちょうどいい」と言っています。最大7~8人くらいということです。
ダラダラせずに何事も結論をすぐに出すためには少人数がいい。
そして、当たり前かもしれませんが、強いリーダーがいることも必要です。
鎌倉幕府、江戸幕府との大きな違いは、足利義政にリーダーシップがなかったこと。
足利義政は政治にまるで興味がなかったようで、跡取りに早く譲り隠居したがっていたとも言われています。
「勝ったものが権力を握れる」という状態だったかからこそ、カオス状態になってしまったのです。
強いリーダーシップをもった人も必要です。
応仁の乱から学べる教訓
応仁の乱から学べる教訓は「チームは少人数で、強いリーダーがいることがベスト!」ということ。
応仁の乱の起こってしまった原因、ダラダラと11年間も続いてしまった原因を考えると上記のような教訓を得られます。
応仁の乱についてもっと知りたい方は以下の本があるのでぜひ(^^♪
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最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。