ども!
ライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!
僕は読書が大好きで、年間100冊ほどビジネス書や歴史書中心に読んでいます。
そんな僕がオススメ本を紹介します。
「独りが寂しい・・・」
「常に誰かと一緒にいたい」
そんな風に悩んでる方にオススメの本です。
それはコチラ!
精神科医で医学博士でもある斎藤茂太さんの著書。
現在はすでに亡くなってしまっていますが、1916年生まれ、この本が出たのが2005年なので、89歳で執筆されています。
人生の大先輩が「孤独は幸せだ」と主張しているのを聞くと、独りが寂しいと嘆いている人もちょっと心が軽くなるかも?!
ちなみに、著者は歌人でもあった斎藤茂吉さんの息子です。
それでは早速、内容をご紹介します!
(約5分で読めます)
こんな人にオススメ!
・独りが寂しいと思っている人
・自分に自信を持ちたい人
・独りのときの楽しみを見つけたい人
独りは寂しくなんかない。独り=「自分を見つめる時間」なので、人生にとってとても大切な時間であることが本書を読めばわかります。
もちろん、他人と関わっている時はそれはそれで楽しいですが、人と一緒にいる時間ばかりだと自分の気持ちに触れる時間が少なくなってしまいます。
なので「自分に自信を持ちたい!」という人も、自分と向き合うコツが書かれているのでオススメです。
ちなみに僕は独りの時間が元々大好きだったので、この本を読んでさらに自分の独りの時間に磨きをかけようと思って手に取りました。
この本の要点と僕が伝えたいこと
孤独や独りは寂しいものではない。他人と繋がることばかり考えていると常に他人の目や評価が気になり自分の気持ちに嘘をつく場面も出てきてしまう。そうすると苦しくなる。
定期的に独りの時間を作り、自分がどう感じているか、この先どうしていきたいかなど自分と向き合うようにしよう。誰にも侵されない独りの時間を持つことで、自分のことをもっと知り、好きになることができる。自己肯定感を高めるにも孤独は必要。
本書ではそんな「幸せを呼ぶ孤独力」について書かれている。
寂しさの根源は何か
他人と一緒じゃないといけないという常識
友達が少なかったり、仲間外れにされたりすると「私の居場所がない」「私は必要とされていない」と寂しい気持ちが出てきます。
これは、そもそも根底に「誰かと一緒じゃなきゃいけない」「他者と関わり合っていないと価値がない」という考え方があるのではないでしょうか。
この世には二人と同じ人間はいません。みんなと同じでなくて当たり前なのです。だから、周囲に合わせて自分を変えようなんて思う必要はありません(13pより引用)
みんな違ってみんないいのです。
多数派の意見や行動と自分が違っていたとしても誰ひとり同じ人間なんていないので気にする必要はありません。
孤独を嫌なものだと捉えないこと。
寂しさの根源にあるそんな常識をまず客観視して疑うことから始めましょう。
他人への期待から来る淋しさ
「私はこんなにあなたのことを思っているのだから、あなたはその気持ちに報いるべきだ」とか、「みんなは私の気持ちを思いやり、私の言い分に耳を傾けるべきだ」といった自分本位な願望が潜んでいる、だからその想いが果たされないことに淋しさを覚え、孤独感を募らせるわけです。(32pより引用)
個人的にも人の淋しさの根源ってこうした「他者への期待や執着」だと思っています。
自分の望みと違うことが起きるから寂しくなるのです。
他人にこうしてほしいという想いは別に捨てる必要はないし、そう感じるのは当たり前です。でも、その通りにコントロールすることはできないので、その結果には執着しないこと。
独りでも淋しくなくなるために
自分を好きになること
「孤独力のある自分になるために最も大切なことは、「自分がいちばん好き!」と胸を張って言える自分になることです。(86pより引用)
まずは自分自身を好きになることからですね。
なかなかできない人もいるかもしれません。
自分の短所だと思っている事を長所に言い換えてみる(優柔不断→慎重な性格 等)。
小さな成功体験を積み重ねる、などして少しずつ自分を認めてあげるのが大切です。
自分の休み時間を取る
これは独りの時間を作るということなのですが、それを淋しいと思わないこと。
著者も「一人の時間ほど自由な時間はない」と言っています。
誰のことも気にしなくていいのです。
好きな時間に家をでて、好きな時間までカフェにこもり、自分のペースで買い物をして、疲れたらいつでも休憩する。
自由な時間を持てると「楽しい」と思えるハズです。
暇を見つけては「誰か一緒にいてくれる人いないかな?!」と探すのは辞めましょう。
傷付くことを恐れない
これは少しハードルが高いですが、相手が何を言ってきても傷つくことを恐れないということも淋しさを感じないためには必要です。
先ほどの「相手への期待」と同じですが、相手の反応が怖くて自分の言いたいことを言わなかったりするのは自分へ嘘をつくことになります。
また、相手への期待がある限り、「他人に求められないと不安」という状態からも抜け出せなくなります。
独りでも淋しくないと思うためには、傷つくことを恐れずに少しずつでもいいので自己主張をしていきましょう。
僕も昔は他人の目を気にしまくる人間でしたが今ではちょっとずつ自己主張はするようにしています。とても楽チンで気持ちが良いですよ(^^♪
独りは淋しくなんかない!
著者が本書でしきりに「孤独を楽しんでいる人には自然と人は寄ってくる」と言っています。
僕は独りが好きですが正直これはまだ実感していません(笑)
でも、何人もの精神患者と接してきて、長生きしている先輩がそうおっしゃっているんだからそうなんでしょう!!
「独り」というものは、自分を見つめる時間でもあるし、他の人からも魅力的に映って見えるのかもしれませんね。
幸せな孤独力を学ぶためにぜひ!
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。