ども!
歴史好きなライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!
歴史は繰り返すと言われます。
歴史上の人物のストーリーを聞くと現代でも役に立つエッセンスがたくさん詰まっているんです!
日本史の偉人から学べる教訓シリーズ。
51人目は日本が大きく変わった激動のときの天皇である「明治天皇」です!
海外を知らなかった当時の日本を、欧米列強と肩を並べるくらい強い国に育て、積極的に海外の良いところも取り入れたり、柔軟に対応したことでも知られます。
彼の生涯から学べる教訓を紹介していきます。
明治天皇って何をした人?
明治天皇から学べる教訓は?
これらのことをざっくりと5分でわかるように解説していきます^^♪
(約5分で読めます)
明治天皇って何した人?
明治天皇はその名の通り、明治時代の天皇です。戦国時代や江戸時代は武将が政権を握っていましたが、江戸幕府の最後の将軍徳川慶喜が「天皇へ政権をお返ししますー」という「大政奉還」を実施したことにより、天皇が中心の政治へ戻ったのです。
数百年ぶりに政権を担うことになった天皇家。
その最初の天皇が明治天皇です。
彼の生涯をざっくりとご紹介します!
14歳で即位!
父親の孝明天皇が亡くなってしまい、14歳という若さで明治天皇は即位しました。
江戸幕府でも、若くして将軍になった人もいますが明治天皇の場合は、即位した翌年に「大政奉還」がありました。
幕府政権から天皇政権へと変わる激動の時代だったのです。こんな時代を今で言う中学生のときに国のリーダーとして迎えたんですから、ハンパないプレッシャーですよね。。
そして、さらに翌年には、「王政復古の大号令」が明治天皇から発令されます。
内容は大政奉還に似てますが、大政奉還は幕府から天皇に、王政復古の大号令は天皇から武家たちに発令されたもの。
「天皇中心の政治に戻すからねー」という号令です。
こうして若くして正式に国のトップになったのです。
中央集権化を進める
明治時代になると、天皇中心の政治に戻すため、中央集権化を進めました。
「五箇条の御誓文」では、政治のあり方を説き、「廃藩置県」では藩政をやめて中央が県を管理するやり方に変えました。
そして、日本の教育方針である「教育勅語」も制定しました。
大きく変革する時代の礎を築いたんですね!
積極的に外交をした
明治天皇は、今までの天皇には珍しく海外の国との外交を始めました。
時は、開国を迫られていた日本。明治政府となり、富国強兵も目指していて欧米列強に負けないようにと士気を上げていました。
そんな中、海外との外交を始め、イギリスの王子や当時のアメリカ大統領も会談をするために日本に訪れていました。
明治天皇の考え方として「良いものは取り入れていこう!」というのがあったので、外国の文化をどんどん取り入れてたらしいです。
レコードを聴いたり、当時は禁止されていた食肉も率先的に実践し、「変化していこう」ということを身をもって表現していたのです。
日清戦争や日露戦争など、戦争が起こった時も積極的に前線に出て行きました。
その他、列強諸国との同盟の締結などにも関与し、まさに「国のリーダー」として国民を引っ張っていったのです。
そんな明治天皇ですが、「尿毒症」という腎臓の病気で、59歳で亡くなりました。
リーダーとしてのあるべき姿
明治天皇の姿勢を見ると、リーダーとしてのあるべき姿がわかります。
彼は自分の生活をとても質素にしていたそうです。
寒い冬も庶民の気持ちがわかるようにと、暖をとるのも火鉢ひとつ。
そして、戦争中も戦ってくれる兵士の気持ちがわかるようにと、前線にいつつ冷暖房機器の何もない簡易的な部屋で過ごしていたようです。
このように、リーダーはメンバーや部下と同じ目線でいることが大事なのです。
リーダーはもちろん、メンバーを引っ張るため、上から命令することも必要です。強引に物事を押し通す力も必要でしょう。
でも、「この人にならついて行きたい」と思わせるためには、「このリーダーなら自分いのことをわかってくれる」と思わせることが非常に大事です!
明治天皇から学べる教訓
明治天皇から学べる教訓は、「リーダーたるもの、部下の気持ちを一番に理解すべし」です。
彼はさきほど紹介したように、部下や庶民と同じ環境で過ごしていただけでなく、非常に親しみやすい人だったともいわれています。
国のトップという立場だからこそ、国民の気持ちを一番に理解し、他の人からも意見を言ってもらえるために親しみやすさも持ち合わせていたのでしょう。
明治天皇の生涯と人柄を知るとリーダーとしてのあるべき姿が見えてきます。
激動の時代を若くして担い、数々の政策を打ち出し国を引っ張っていた明治天皇からは学べることが非常にたくさんありますね!
より詳しく明治天皇のことを知りたい人は以下の本があります。
お酒好きだったり、ダイヤモンド好きだったり、意外な明治天皇の一面も書かれています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。