ども!
歴史好きなライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!
歴史は繰り返すと言われます。
歴史上の人物のストーリーを聞くと現代でも役に立つエッセンスがたくさん詰まっているんです!
日本史の偉人から学べる教訓シリーズ。
シリーズ53人目は幕末と明治時代に活躍した「勝海舟」です!
彼は幕府側の人間でしたが、明治維新にも貢献し、誰も血を流さなかったと言われる「江戸無血開城」や日本人初の太平洋横断など、数々の偉業を成し遂げました!
彼の生涯を知り、現代に活かせることを紹介します!
勝海舟って何をした人?
勝海舟から学べる教訓は?
これらのことをざっくりと5分でわかるように解説していきます^^♪
(約5分で読めます)
勝海舟って何した人?
勝海舟の一生をざっくりと紹介していきます!
極貧だったが剣術と蘭学を学ぶ
1823年、江戸に生まれます。
曾祖父は高利貸で裕福になったと言いますが、勝海舟の父親は仕事に苦しんでいたようで、かなりの極貧生活だったようです。
ただ、10代の頃から剣術を学び、『直心影流剣術(じきしんかげりゅうけんじゅつ)』という流派の免許も取得(免許皆伝)。
そして蘭学も学び、私塾を開くほどに。
家庭環境は厳しかったが、文武両道だったんですね!
政府の目に留まる
幕末に、大きく世間を騒がせ、世の中の流れを変えていったのが「ペリー来航」。
ちょうど、30歳の頃にペリーをのせた黒船が来航する事件に遭遇。
ペリーは開国を要求しました。
「このままじゃ日本ヤバいんじゃね?!」
と焦った幕府は、今後日本がどういう対応をするべきなのかということを、身分問わず、町民も含めて意見書を募集。
そこで勝海舟が出した意見書が幕府の目に留まり、役人に抜擢されるようになったのです。
日本人初の太平洋横断!
1860年にはアメリカと貿易をするために、「咸臨丸(かんりんまる)」という船を作り、勝海舟自身が船長となり、アメリカへ渡ります。
このとき福沢諭吉やジョン万次郎なども乗船していました。
アメリカで様々なことを学び、「まず海軍が必要だ!」ということで、海軍操練所を開業し、海軍を育てる機関を作ったのです。
多くの人命を救った江戸無血開城!
勝海舟の功績として一番に挙げられるのが「江戸無血開城」でしょう。
これで江戸100万人の人命を救ったのです。
当時、江戸幕府最後の将軍の徳川慶喜が「政権を朝廷にお返しします」という『大政奉還』がなされたころでした。
江戸幕府側は実質『降参』していましたが、それでも、西郷隆盛が中心となった討幕派が、幕府軍と衝突してしまいます(戊辰戦争)。
最新鋭の武器をそろえている討幕派に勝海舟率いる幕府側はかなわず、「次は江戸が狙われる」というところまで迫りました。
当時100万人の市民がいた江戸ですので、大惨事になりかねない。
そこで、抜擢されたのが勝海舟です。
討幕派の西郷隆盛と、幕府側の勝海舟が会談をします。
そして勝海舟の懸命な説得により、誰一人血を流さずに江戸城を開城して降参することに成功し、江戸市民の命を救いました。
西郷隆盛と勝海舟はふたりとも人情派だったと言われています。
「江戸市民の命を救いたい!!」という勝海舟の想いが西郷隆盛に響いたのではないでしょうか。
西郷隆盛が西南戦争で亡くなったときも、政府の裏切り者とされていましたが、勝海舟が周りを説得させて明治天皇にも許可を得ることに成功し、上野公園に銅像を建てることを認めてもらったのです。
「西郷隆盛は素晴らしい人だった」という勝海舟の想いがなければあの銅像はなかったかもしれません。
最期は「これでおしまい」
明治政府ができた後も、徳川慶喜が虐げられないように政府側に取り持ち、許しを得て、生活を保護したようです。殺されずに済んだのも勝海舟のおかげでしょう。
また、幕府側の家臣たちも、仕事がなく路頭に迷っている人が多くいたと言われています。彼らに対しても勝海舟は身銭を切って生活を保護したそうです。
なんとも素晴らしい人なんでしょう!
人情深く、人の繋がりを大切にした人なんですね。
勝海舟の最期は風呂上りに脳溢血で倒れてしまい、「これでおしまい」と呟いて亡くなったそうです。77歳でした。
自分の価値は自分で決めよ
僕は彼の名言で以下の言葉が大好きです。
自分の価値は自分で決めることさ。つらくて貧乏でも自分で自分を殺すことだけはしちゃいけねぇよ。
「自分の価値は自分で決めよ」と勝海舟は言います。極貧生活をしていた幼少期。
「貧しいから何もできない」と思っていたらここまで有名になってなかったでしょう。
「俺の価値は俺が決める。貧乏なんか関係ねぇ。」
そう思っていたから剣術の達人になり、蘭学も学び、幕府の役人になれるチャンスがあれば飛びつき、ちゃんとモノに出来たのではないでしょうか。
自分の環境を行動の理由にしてはいけません。
自分がどうしたいか?
自分の価値は自分で決めましょう。
勝海舟から学べる教訓
勝海舟から学べる教訓は、「自分の価値は自分で決めよ」ということです。
それは逆にいうと、自分の行動には責任を持つということでもあります。
行いは己のもの。批判は他人のもの。知ったことではない。
こんな名言も残している勝海舟は、アドラー心理学の「課題の分離」をマスターしていますね!笑
勝海舟は、福沢諭吉に批判を食らったこともあるそうで、自分の価値は自分で決めるという信念のもと、批判を気にせずに行動していたそうです。
勝海舟を見習って、他人に左右されずに自分のやりたいことを貫き通したいと思いました!
彼の生き様を知りたい人は以下の本でも!
マンガでわかりやすいです。江戸無血開城も詳しく書かれています。
勝海舟の交渉術に興味のある人はこちらも!
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。