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【倍率3,000倍?!】世界一難しい試験「科挙」とは?歴史から学ぼう!


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ブログタイトル

ども!

歴史好きなライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!

 

「科挙」ってご存知ですか?

 

かつて中国に存在した官僚になるための試験なのですが、なんと倍率は3,000倍という超超超難解な試験なのです。

 

隋の時代から清の時代まで約1300年続いたこの制度。周辺の韓国や日本にも影響を与えました。

 

この記事では以下のことを書いています。

・科挙とはどんなものか?

・科挙はなぜ流行り、なぜ廃れたか?

・科挙制度から現在にも活かせる教訓

 

歴史から学べることはたくさんあります。

科挙について知ることができ、そこから学べる教訓をご紹介!

 

 

(約4分で読めます)

 

科挙って何?

四書五経

科挙とは、かつて中国に存在した官僚の登用制度です。

この試験に合格すれば、晴れてスーパーエリートの仲間入りができるのです。

 

そうはいっても超難解な試験。

倍率は3,000倍と言われ、日本の難関試験の司法試験ですら30倍程度です。

それだけ科挙を受ける人が多かったんでしょう。

 

科挙がなぜできたか?

 

科挙が出来たのは隋の時代の西暦587年。

日本も遣隋使を送っていた聖徳太子がいた時代です。

 

こんな難しい試験がなぜ出来たかというと、それまで官僚など政治のトップに立てるのは貴族ばかりで家柄がすべてでした。

 

家柄に左右されてしまうと、へなちょこな人でも官僚になれてしまう。

「それではいけない」と隋の文帝という人がこの科挙という制度を始めました。

 

「科目による選挙」という意味で「科挙」と名付けられました。

 

試験の内容は?

試験の内容は、『四書五経』という本の暗記です。

とにかく暗記。笑

 

今だと「暗記の試験なんて意味ある?」と思っちゃいますが、四書五経とは儒教の教えが書いてある本で、中国では必須の科目だったようです。

 

四書五経は9つの本から成り、その中には孔子の「論語」や、性善説を唱えた孟子の本もあります。

 

9冊の本を丸暗記なんてとんでもないですね...

 

 

科挙を合格するまでの道

 

超難解な試験「科挙」を合格する人はどんな人なのでしょうか。

まず、早いと3歳から英才教育が始まるようです。3歳で何か覚えられるのか?笑

 

科挙に合格したらその家族の人生や評価まで変わってしまうくらい一生に一度の大勝負。

この試験は男の子しか受けられなかったので、子どもが生まれそうな家族は揃って男が生まれてくるように祈ったそうです。

 

科挙という試験は、4段階に分かれています。

①童試

②郷試

③会試

④殿試

これをすべてクリアしなければならず、試験も丸二日、せまーい個室に閉じ込められて缶詰め状態で行われます。

 

科挙の風景

科挙の試験会場風景(画像はhttp://d.hatena.ne.jp/nyankosensee/20110611/1307802258より引用)

 

絶対集中力もたない・・・

 そして4つの試験を見事合格すると、晴れて「進士」と呼ばれるスーパーエリートになれます。

 

しかし、一生をかけてもなれない人もいて、何年も受けるのが普通。合格する人の平均年齢は30代後半だそうで、中には70歳超えてから合格しすぐ亡くなってしまう人もいたほど。

 

「そんなん意味ないじゃん!」って思っちゃいますが、当時の人からするとそれほど名誉なことだったのでしょう。

 

一生をかけておこなう試験なので家族からのプレッシャーもあり、精神障害を起こしたり、中には自殺してしまう人もいたとか。

 

 

世界一難しい試験といっても過言ではないでしょう。

 

 

 

科挙のメリット・デメリット

試験

科挙のメリットとデメリットについて書きます。

 

✔︎メリット

・家柄は関係なく誰でも出世できるチャンスがある。

・皆が競い合って目指すことで平均レベルが上がる。

 

✔︎デメリット

・勉強できる環境が整っている金持ちが有利。

・変化に対応できない。

 

 

 メリットとしては、競争社会にしたことで、基礎レベルがあがったことでしょう。

合格できるのは3000人に1人だとしても残りの2999人だって知識も教養も付いていきます。

 

全体のレベルを引き上げることに貢献したので、中国の発展には大きく寄与したのではないでしょうか。

 

メリットとして「家柄が関係なく誰でも受けられた」ということを挙げましたが、裏を返せば、しっかり勉強できる環境が整えられるのはお金持ちなので、結局は科挙に合格できる人はお金持ちに偏ってしまったと言われています。

 

 

もうひとつのデメリットとしては、変化に対応できなかったこと。

この科挙が廃止された理由がまさにそう。

 

儒教の暗記なのでそれ以外の知識が求められない分、戦争が盛んに行われていた18世紀、19世紀の時代に生き残れなかったのです。

資本主義がより強く出てきたとき、偏った学問の勉強だけでは世界に勝てる国になれないということで、廃止となりました。

 

そこから学べる教訓を考えてみました。

 

科挙から学べる教訓

学び

科挙の制度は、過酷ではあるものの中国の平均レベルを押し上げる効果には繋がったのかなと思います。

 

世界的な「標準試験」ということのモデルにもなりましたし、世界に及ぼした影響は大きいです。

 

その反面、ひとつの学問に偏りすぎており、変化に対応できないで終わってしまいました。

 

これらのことから学べることは、

・競い合うことは重要。ただし、平等にチャンスを与えること。

・どんなことでも時代の変化には対応しないといけない。

ということです。

 

 

チームや組織のレベルアップのためには、メンバーに競い合ってもらうことは大事ですが、均等にチャンスが与えられるようでないといけません。

 

また、時代の変化に対応することも大事です。

松尾芭蕉の「不易流行」という言葉があります。

変えてはならない本質的なものと、新しいものを取り入れて変化していくもの両方が必要ということ。

 

本質的なことは変えずに流行には変化をしていかないといけないという教えです。

 

 

かつて存在した『科挙』という試験制度はどういったものか?そしてそこから学べることは何か?ということについて書きました!

『科挙』に興味がわいた方は是非。

60年近く前の本ですが、一番詳しく書かれています! 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

ではまた。

ざす。