ども!
歴史好きなライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!
歴史は繰り返すと言われます。
歴史上の人物のストーリーを聞くと現代でも役に立つエッセンスがたくさん詰まっているんです!
日本史の偉人から学べる教訓シリーズ。
46人目は平安時代に活躍し、『学問の神様』とあがめられている「菅原道真」です!
幼いころから学問に秀でて「神童」と言われていて、大出世した彼ですが、最後は妬みによって不遇な待遇をされてしまいます。。
菅原道真って何をした人?
菅原道真から学べる教訓は?
これらのことをざっくりと5分でわかるように解説していきます^^♪
(約5分で読めます)
菅原道真ってどんな人?
菅原道真といえば「学問の神様」として今も崇められている偉人ですよね。
彼のすごいところは、生まれは決してエリート家系では無かったのに当時の天皇にめちゃくちゃ重宝されてとても位の高い役職にまで上り詰めたこと。
それだけ勉学に励み努力したんですね!
幼い頃から和歌を詠み、「神童」と言われた菅原道真の一生を紹介します。
神童と呼ばれた幼少期
菅原道真は、平安時代の845年に生まれました。代々学問の家系に生まれた菅原道真は、なんと5歳から和歌を詠んでいたらしいです。
昔は結構話を盛っていることもあるので、本当かどうかわからないですが、「神童」と呼ばれていたことは確かなようです。
エリート街道まっしぐら!
18歳で詩文や歴史を学ぶ「文章生(もんじょうしょう)」という大学に合格します。
かなり難易度の高い試験だったようです。
しかも、その中から2人しか選ばれない文章得業生にもなります。
さらに、さらに、学者として最高の位である文章博士(もんじょうはかせ)というものにも就任しています。
これはとてもすごいことで、教授として教えるだけではなく、天皇の依頼により漢詩を詠んだり、和歌を作成したりする人なんです。
秀才 of 秀才!!!
学者から政治家へ
そんな才能を発揮していた菅原道真は、父が亡くなったとき、菅原家代々の塾の主宰も務めます。当時37歳。
そこから学者としては異例の政治家へと転身していきます。
数々の役職を歴任していくのですが、当時太政大臣の補佐にまで上り詰めました。
これは現代でいうと副総理大臣です。太政大臣が総理大臣のようなものです。
学者が副総理大臣ってすごくないですか?笑
当時の宇多天皇が菅原道真の才能を見出し、後継の醍醐天皇にも「菅原道真は、大切にせい!」と指示を出します。
しかし、ここまで上り詰めると他の貴族から嫉妬の嵐。そして当時同じ位でライバル視していた藤原時平という人物からも煙たがられます。
藤原時平を中心にいわれのない噂を流され、左遷されてしまうのです。
九州への左遷からの死。そして死後の出世
九州の太宰府を管理するように命じられますが、実質左遷です。
対応はひどいもので、食料もまともに与えてもらえず、衣食に非常に困窮していたようです。そこで、左遷されて2年ほどで菅原道真は亡くなってしまいます。
ただ、ここで話が終わらないのが、菅原道真。
このあと、都で疫病が流行ったり、現代でいう国会議事堂のような政治を行う会場に雷が落ちたりしたそうです。
単なる偶然だとは思いますが、死後すぐにこれらのことが続いたので、「これは道真の呪いだ!!」と恐れられたそうです。
それほど、菅原道真は偉大だったんでしょう。そして誰もが、「九州への左遷は不当なものだった」と認識していた証拠。
そして、その呪いを抑えるために一条天皇は「太政大臣」の位を与えます。
まさかの死後に総理大臣になったようなもの(笑)
どれだけ恐れられていたんでしょうか。
そして、現代でも菅原道真は「学問の神様」とあがめられ、今でも参拝する人が絶えません。それも彼の学者から政治家へと転身した功績があってのものですね。
不遇に負けない成功者
菅原道真は不遇にも負けなかった成功者ではないでしょうか。
「亡くなってしまったので、いくら出世しようが意味ないのではないか」と思う人もいるかもしれません。
でも、嫉妬されて不遇な対応をされようが、死後に恐れられていたということは、左遷したこと自体が間違っていたと、ライバルたちが認めているようなものですよね。
また、学問の神様としてもあがめられています。
死語に出世してチヤホヤされたって意味ないかもしれませんが、ある道を究めた人は死後もずっと名を残すのです。
死んだ後も、京都にあり菅原道真をお祀りした「北野天満宮」を一条天皇は何度も参拝しています。
不遇な対応を受け、亡くなってしまいましたが、死後もずっと「学問の神様」と言われて語り継がれている菅原道真は成功者と言えるでしょう。
菅原道真から学べる教訓
菅原道真から学べる教訓は、「どんな不遇でも道を究めた人は成功できる」ということです。
道を究めた人は少なからず嫉妬されるでしょう。
現代ではSNSで叩かれたりもしますね(笑)
でも、それをも跳ねのけ、ずば抜けた功績を残すことができれば後世まで語り継がれるのです。
誰でもそうなれるとは限りませんが、誰に何を言われようととことん道を究めるべきではないでしょうか。
そんな勇気がもらえました!!
異例の出世をした菅原道真。その苦悩も含めて彼の一生を書いた本もありますので、興味があればぜひ。
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。