ども!
ド底辺サラリーマンのけんいちです!
「仕事がうまくいかない」
「人間関係で悩んでいる」
「人生の分岐点で進む道に迷っている」
人には様々な悩みがあるかと思います。
そんな悩みは先人たちも通ってきた道。
成功者と呼ばれる方たちの名言を聞けば、解決できる悩みがきっとあるはず。
今回の書評記事でご紹介する本は、そんな先人たちの名言が100も詰まった本です。
人生のヒントになります!!
(約5分で読めます)
こんな人に読んで欲しい!
・仕事で悩みがある人
・人間関係がうまくいかないと悩んでいる人
・成功を手にするマインドを手に入れたい人
この本の要点と僕が伝えたいこと
経済・芸術・スポーツ・商売、様々な業界の成功者の名言が100紹介されている。
『心を鍛える』『逆境を生きる』『自分を磨く』『人を導く』『社会へ還す』という5つの章で構成されているので、自分の悩みにあった章を重点的に読むのも良い。
会社を成長させてきた成功者たちの言葉は説得力も深みもあるので、自分の人生におおいに取り入れていきたい。
成功の秘訣がわかる名言集
それぞれの章の名言の中で僕が気になったものをピックアップしていきます。
人それぞれ琴線に触れる言葉は違ってくると思うので、ぜひ、手に取って読んでみてほしいと思います(^^♪
第1章 心を鍛える
運命に弄ばれ、過去にどんなに挫折しようとも、ラッキーはあるんです。明るく、一生懸命やればね。(20pより引用)
京セラ・KDDIグループの創設者稲盛和夫氏の言葉です。
誰もが知っている経営の神様のような人。
2010年には、日本航空の再建に活躍しました。
僕はこの本を読んでこの言葉が一番印象に残りました。
僕も明るく過ごすことが何よりもの成功の秘訣と思っています。
今では成功者とされている稲盛氏も、不運の連続だったそうです。
中学にも大学にも就職活動も落ち続けたそう。
でも、明るく前向きにやっていると必ず成功の芽はどこかにあり、うまくいくようになっているということを経験を通して実感したそうです。
暗い人より、明るく楽しく過ごしている人のほうが仕事も任せたくなりますよね。
日頃の立ち居振る舞いが、成功する『チャンス』を引き寄せられるどうかに関わってきます。
平凡な原則を非凡な水準でもってやれ(22pより引用)
これは、キリンビールの社長・会長を歴任し、「一番搾り」をヒットさせた本山英世氏の言葉です。
成功するためには特別なことはしなくたっていい。
平凡で普通のことを、やり方を工夫して非凡な水準で行うこと。
それは誰にも負けない努力量かもしれないし、
誰もやらないようなやり方で行うことかもしれない。
「商売に奇手妙手はない」と本山氏は言います。
第2章 逆境を生きる
僕はやると言った以上、失敗したら責任を取るつもりでいる。
反対する人は首をかけて反対しているのか。 (70pより引用)
「男はつらいよシリーズ」「幸福の黄色いハンカチ」など大ヒット作品を生み出した映画監督の山田洋次氏の言葉です。
新しいことにチャレンジしようとしたときに、反対する人は必ずと言っていいほど現れるでしょう。
そんなときに胸に刻んでおきたい言葉だと思いました。
自分は覚悟をもって取り組もうとしているのに、反対する人は本当に覚悟を持って反対しているのか?
そうでないのなら、反対する人に気にせずチャレンジしましょう。
山田洋次監督も「男はつらいよ」を作ろうとしたときに「変な男が失恋した話なんてあまりにも単純で売れない」と会社に猛反対されたそうです。
最終的には、覚悟を決めていた監督の勝ち。
自分の考えがまわりの見方と逆行している時のほうが、チャンスはあるんです。(80pより引用)
これは楽天の三木谷社長の言葉です。
当時は「インターネットビジネスなんて絶対失敗する!」と言われていたそうですが、三木谷社長と反対した人のどちらが正しかったかは明らかですよね。
誰もやらないことだからチャンスはある。
反対されたら「お、自分しかやる人いないということはこれはチャンスじゃないか?!」と前向きに捉えましょう。
第3章 自分を磨く
ひとつは好奇心、もうひとつは問題提起。(118pより引用)
様々な賞を取っている建築家の磯崎新氏の言葉です。
これはクリエイティブになるために磯崎氏が心がけていることだそうです。
それは、美術が好きという『好奇心』とこの先美術界はどういう方向に向かっていくかという『問題提起』にあると言います。
好奇心は誰しも持っているけど、その将来を考える『問題提起』ってなかなか出来ていないかもしれませんね。
第4章 人を導く
一流の人間を集めて商売をしない。
二流、三流の人を集めて一流の仕事をさせる(166pより引用)
これは、日本にマクドナルドを持ち込み、成功させた藤田田氏の言葉です。
人に対して一流だとか二流だとか決めるのは失礼だと思いますが(笑)、言いたいのは、何かの能力に長けている人ばかり集めても仕事はうまくいかないということ。
何事にもバランスが大事。
歩も香車も桂馬も飛車も、
それぞれ違う役目を持っている。
みんな歩とか、みんな飛車でも困る。(168pより引用)
日本電気の社長、会長を務めた関本忠弘氏の言葉です。
先ほどの藤田田氏の言葉とも同じ意味ですね。
引用文は将棋の駒の話でのたとえです。
どんな人でも、得意な分野がある。
適材適所に人員を配置できるかもリーダーに必要な素質。
10年目になる僕も改めて考えさせられることです。
第5章 社会へ還す
人間の究極の幸せは、愛されること、褒められること、人の役に立つこと
必要とされること。(216pより引用)
日本理科学工業の社長をしていた大山泰弘氏の言葉。
大山氏は、知的障害者の積極的雇用をしていました。
大山氏はあるとき「知的障害の方に仕事をさせるなんて、本当は負担になってしまっているんではないか」と悩んでいたそう。
そのときに、お坊さんから言われた言葉が上記の言葉だそうです。
人は愛されて、誰かの役に立ち、必要とされることで幸せになる。
リーダーになる人は従業員にそう思ってもらえるような会社にしないといけないですね。
成功の秘訣にもポイントがある
僕はこの本の章の順番にも秘訣があると思っています。
自分の悩みに関する章から読み始めてもいいですが、
①心を鍛える
②逆境を生きる
③自分を磨く
④人を導く
⑤社会へ還す
という順番が成功までの道筋だと思うのです。
まずは自分のメンタル(心)を鍛えて整える。
そうすると、逆境も乗り越えられる。
心が安定すると、さらに自分を磨き、成長させられる。
自分が完成すると、次は他人の指導へ移る(=人を導く)。
自分だけではなく他の人をも導く人になったら最後は社会に還元する。
自分⇒他者⇒社会
というサイクルの中の重要な考え方が1冊で読めるこの本はオススメです!
100個の珠玉の名言集でした。
思い悩み、立ち止まったときにまた読み返したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。