ども!
読書好きなライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!
僕は読書が大好きで、年間100冊ほどビジネス書や歴史書中心に読んでいます。
そんな僕がオススメ本を紹介します。
「経営にとって一番大切なことは何か?」
「稲盛和夫氏の考え方を学びたい!」
そんな方にオススメできる本を紹介します!
それはコチラ!
誰もが知っている経営の神様、稲盛和夫氏の名著。
稲盛和夫さんの哲学がふんだんに盛り込まれていて、しかもページ数も150pほどで読みやすい本でした。
最初から成功していたわけでもなく、非常に苦労されていたのが本書を読んでいても伝わりました。
苦労されたところからここまでの成功を収めた稲盛氏の『成功の哲学』とはなんだったのか?
それではどんな内容か、早速紹介していきます。
(約5分で読めます)
こんな人にオススメ!
・ビジネスマン全般
・これから組織を運営しようとしている人
・特に経営者の人
稲盛和夫氏の有名な「アメーバ経営」から、哲学までしっかり学べるので、ビジネスマン全般に役に立つ内容です。
この本の要点と僕が伝えたいこと
京セラを創業し、JALの再建にも貢献した現代の経営の神様である稲盛和夫氏の哲学が学べる本。
ビジネスで成功するのは、能力やスキルだけではなく「哲学=考え方」がとても大事だとわかる。人を大切にする風土だったから京セラは成功したとのこと。
集団を運営し組織を機能させて成功するには「経営理念」がありそれが浸透しているかが一番大事。「経営理念」を成すのも個人個人の哲学になる。
稲盛和夫氏の経営を支え続けた哲学を学び、自分のビジネスにも活かそう!
経営で一番大切な『人の心』
私は、経営や人生の局面において、壁に突き当たり、悩みもがき苦しむとき、そのつど人間として何が正しいかという原点に立ち返ってものごとを考え、その原則に従って行動してきた。(21-22pより引用)
稲盛和夫さんの経営の哲学はここに凝縮されているかと思います。
人として正しいか?
それが一番大切だと言います。
この考え方を京セラの経営理念、フィロソフィー(哲学)を考える時にベースにされているそうです。
私は「経営において確かなものは何だろうか」ということを絶えず真剣に考えていた。
(中略)
悩み抜いた末に、「人の心」が一番大事だという結論に至った。(38pより引用)
「人の心」と言われても正直ふわっとしていて抽象的で、じゃあどんなことをしたらいいの?とわからない部分もあります。
僕は個人的に困難な局面に立ち向かう時にこそ、この考え方が活きると思うのです。
僕の会社の社訓の一つに「道義を重んずること」というのがあります。
商売をしていると当たり前ですが、利益もあげないといけない。
利益優先になりすぎると、ずる賢い人や嘘をつく人も中にはでてきます。
そういうとき、本当にこれは世のため人のためになっているのか?と立ち返るのが大切なんだと思います。
会社は人でできています。
その「人の心」を大切にしましょう。
人生の方程式
稲盛和夫さんの有名な考え方に以下のような方程式があります。
人生・仕事の結果=
「考え方」×「熱意」×「能力」
どんな考え方、哲学を持って仕事をしているか?
そしてどれだけ熱意があるか?
能力はどれくらいあるか?
それらを掛け合わせたものが人生や仕事の結果になるとのことです。
稲盛和夫さんは、この中で「考え方」が一番大切だと言います。
「能力」や「熱意」が零点から100点まであるのに対して、「考え方」はマイナス100点からプラス100点まで大きな振幅がある。否定的な「考え方」を持った人の人生が、ネガティブな結末を迎えることが非常に多いこともこれで説明がつく。(107pより引用)
いくら熱意があって能力がある人間でも、ずる賢い考え方を持っていたり、お金を最優先に考えるような人は、確かに成功しないでしょう。
この「考え方」は、「哲学」そのものだと感じました。
自分は何のために誰のために仕事をするのか?を考えたいと思いました。
マイナスには何を掛け算してもマイナスになる。仕事の目的が不純なものだといけませんね。
誰のために仕事をするのか
稲盛和夫さんの言葉で有名なのが「動機善なりや、私心なかりしか」。
仕事をする動機は、私欲ではなく、世のため人のためになっているか、ということ。
稲盛和夫さんは「利他の心」が一番大切だと言います。
本書を読めばわかりますが、稲盛和夫さんは会社が大きくなった後も新しい事業だったり、他の会社との取引の条件だったり、役員の方々に反対や批判されることがたくさんありました。
それでも、「これは世のため人のためにやってるんだ」「純粋な利他の心でやってるんだ」という信念があったので反対があることも押し切って実行して、成果を出されています。
仕事で一番大切なのは「誰のためなんのために」しているのかということなんだと痛感しました。
僕も常に念頭に置いて仕事したいと感じました。
本書は「稲盛哲学」を知るのにとてもオススメです。
セットで、名著の「生き方」もオススメ。
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。