ども!
ド底辺サラリーマンのけんいちです!
いきなりですが質問です。
下記、2つのうちあなたならどちらを選びますか?
あなたは1000万円の借金をしています。
A.無条件で500万円が貰える。
B.コイントスで表か裏かを当てれば、借金全額返済。はずれたら何もなし。
この質問では大抵の人は、Bを選びます。
Aを選べば『確実』に借金を減らせるのに、です。
Bを選ぶ理由には『損失回避の法則』というのが働いているんです。
仕事でもプライベートでも使える心理学をご紹介します。
(約3分で読めます)
損失回避の法則とは?
損失回避の法則とは、「人間は、得することと損することであれば損をする方を避ける」という法則です。
さきほどの質問ですが、借金をしているという損をしている状態なので、その状態を避けるべく、イチかバチかの全額返済のチャンスを取ろうとしてしまうのです。
下記のような質問だとどうでしょうか。
A.確実に500万円が貰える。
B.コイントスで表か裏かを当てれば、1000万円。はずれたら何もなし。
この場合はAを選ぶ人が多いのです。
Aだと確実に得しますからね。
このように、得することか損することかだと、人間は損することの方を避けたがる傾向にあるのです。
ビジネスで使える心理学
人は、得することより損をすることの方を避けるので、ビジネスでは、「この商品買うと得するよ〜」ということより「買わないと損をしちゃうよ〜」ということをアピールした方が買ってもらえる確率は高くなるのです。
営業マン必見ですね!!
過去読んだ営業の本にも同じようなことが書かれていました!
書評記事がありますのでもしよろしければ!
また、損を避けるということは、損をしないとわかると人は魅力的に感じるということも言えるのです。
よく聞くフレーズで、
「効果を感じられなければ、全額返金します!」
のような謳い文句。
「あ、損しないんだ」とわかると人は購入するハードルが下がるんです。
これは仕事、ビジネスでも使えますね。
商品を売る販売の仕事をしている方は、お客様に損をしないということを伝えると効果的です。
実際に、「効果を感じられなければ、全額返金します」という商品はたいてい返金してほしいという要望は来ないようです。
また、僕は株投資をしているのですが、株をやっている人で損切りをできない人も同じ原理です。
※損切りとは、投資家が損失を抱えている状態のときに保有している株を売却し、損失を確定することです。
損をしている時ほど、損切りが出来なくなります。損をすることが確定してしまうからですね。
「まだこれから株価は上がるかも、、そうしたら損失を取り戻せる!」
という淡い期待を抱いてしまうんですね。
日頃から『損失回避の法則』を意識しよう
ビジネスをする側もそうですが、消費者としても日頃からこの法則を頭に入れていると役に立ちます。
「今、買わないと、この割引セールはなくなっちゃいますよ~」という甘い誘惑に財布の紐が緩んだ経験はないでしょうか。
『期間限定』などの言葉に弱い日本人は特に要注意ですね。
何かモノやサービスを買うときには『損失回避の法則』が働いて、不必要なものを買おうとしていないか、しっかり見極めていきましょう。笑
このように、販売する側だと役に立つ心理学ですが、買う側としては注意も必要です。
ビジネスで使える心理学『損失回避の法則』のご紹介でした。
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。