ども!
ド底辺サラリーマンのけんいちです!
この記事を書いている2019年5月、日本の元号が「平成」から「令和」へと変わりました。
昭和生まれの僕は、3つの元号をまたいでいることになります(だからどーした)。
元号ってそもそもいつから始まったかというと、645年の「大化の改新」ですね。
僕は日本史が大好きなんです!
大学の受験も日本史だけ高得点取れて助けられました(笑)
令和に改元するこのタイミングで、元号の歴史や起源をざっくりわかりやすく書いていきます!
主に概要だけです。
詳しく知りたい人は勉強しましょう(笑)
(約3分で読めます)
元号の起源を歴史からひもとく
元号が日本で使われるようになったのは645年『大化の改新』からです。
大化の改新までは、豪族という人たちが政権を握っていました。
よく聞くのが蘇我氏ですね。
豪族というのは簡単に言うと富裕層です。
土地やお金を持っていた者たちが思うがままに政治を牛耳っていたんです。
蘇我氏は、聖徳太子が亡くなると聖徳太子が大切にしていた天皇中心の政治をないがしろにし、自分が大臣だったことをいいことに自分勝手な政治を行っていきました。
当時の舒明天皇の息子の中大兄皇子が「こんな独裁政治じゃダメだ。もう一度天皇中心の政治に戻そう!」と、中臣鎌足(のちの藤原鎌足)と協力して蘇我入鹿を暗殺しました。
これを「乙巳の変」といいます。
こうして蘇我氏が滅ぶと、乙巳の変の翌日に、舒明天皇の息子であった中大兄皇子は「孝徳天皇」となりました。
中国(当時の唐)に留学していた人や学問僧なども豪族の政治を快く思ってはいなかったようです。
当時は中国との交流もあり、中国から文化を取り入れることも多かったため、中国が取り入れていた元号制度を日本も真似たんです。
天皇制度を大切にしようという想いが込められていたんじゃないでしょうか。
ここで面白いエピソードをひとつ。
元号を使うときに、中国に「独自の元号を使いたいんですがいいですか?」と言ったら中国に「いいですよー」と許可されたようです。
実はこれは珍しいこと。
朝鮮も同じく独自の元号を使おうと思ったら中国に「うちらと同じじゃないとダメ!」と断れらたそうで、朝鮮は中国と同じ元号を使っていたようです。
日本は中国から信頼されていたんでしょうか。。。
他にも「豪族が支配していた私有地や人民は国が管理します」という『公地公民制』や、「戸籍をつくり、戸籍に応じて土地をみんなに分け与えます」という『班田収授の法』などを決めた『改新の詔』というものが発令されます。
学校の授業で聞いたことあるものもありますよね(^_^)
この一連の流れを『大化の改新』といいます。
元号の一番最初はこの『大化』だったんです。
元号改元の歴史
元号はいくつあるの?
元号は「令和」で248個目だと言われています。
厳密にいうと、南北朝時代には北朝と南朝に政権が分かれていたので、それぞれ名乗っていた元号があり、それを合算しての数が248個ということです。
ものすごい歴史を感じますよね!
元号って壮大で、とても神聖なものに感じます。
1,300年以上前に作られたものが脈絡と受け継がれているんですから(^^)
そして、令和で即位した天皇は126代目となります。
「あれ?天皇が即位したら改元されてるのに、数が合わない・・」
そう、昔は、天皇が即位しただけが改元の理由ではなかったんです!
元号が変わる理由は?
元号改元の起源は、天皇即位はもちろん、天災や疫病などが起きることにも起因していました。
昔は、飢饉や地震などが起きて人々が亡くなってしまうようなことが起きたら、元号を変えていたんですね。
元号を変え、「また新しく前向きに乗り越えていきましょう。」という思いの表れだったんでしょうか。
それとも「縁起が悪いから改元しよう」と後ろ向きな理由だったのか。
歴史なので真実はどうかわかりませんが、こういう風に想像を膨らませるのが歴史の醍醐味ですよね(歴史好き)
明治時代からは、天皇が即位したら改元するとされましたが、それ以前は天災や縁起のいいことが起きた時にも変えていたそうです。
元号の今とこれから
元号の起源である中国はどうしているかというと、1912年に清王朝が滅亡するまでは元号を使っていましたが、現在は廃止されています。
ちなみに中国の最後の元号は「宣統」というものでした。
今、元号を使っているのは「日本」だけなんです。
またまた神聖なものに感じてきましたね。
中国の起源は紀元前までに遡ります。
そんな大昔から使われているものが受け継がれているので、これからも継承していってほしいものです(^^)
元号の起源や数、改元理由などを書いてきました!
元号が変わるときに僕たちの生活が大きく変化するわけではありませんが、壮大な歴史を感じる元号が変わると、やはりなんだか感慨深くなりますね!
これを機にもっと勉強してみようっと(^_^)/
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。