ども!
ライフコーチのけんいちです!
『まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ』へようこそ。
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このブログを通して知らなかったコトやモノに出会え、新たな世界が開けるかも?!
僕は歴史が好きで良く調べたり本を読んだりしています。
歴史は繰り返す
歴史上の人物のストーリーを聞くと現代でも役に立つエッセンスがたくさん詰まっているんです!
日本史の偉人から学べる教訓を週1ペースで更新して勝手にシリーズ化しています(笑)
シリーズ152人目は、鎌倉幕府を滅ぼし、天皇中心の政治に戻そうとした野心家の天皇「後醍醐天皇」です。
武士が政権を担う鎌倉幕府を滅ぼし、建武の新政という天皇中心の政治を行なった天皇。
しかし、武士から反発があり、すぐに失脚してしまいます。
それでも自分の野望を貫き、南北朝に天下を二分してしまいます。トップがふたりという状況は後にも先にもこのときだけ。
そんな後醍醐天皇はいったいどんな生涯を送ったのか?
後醍醐天皇の生涯をざっくりポイントのみ触れてわかりやすく解説していきます。
そしてそこから現代を生きる僕たちにもタメになる教訓をご紹介していきますね。
彼の生涯や実績を知ると、「諦めの悪さ」が学べます。
(約5分で読めます)
後醍醐天皇とはどんな人?
先祖に憧れ野望を抱く
後醍醐天皇は、1288年に91代目天皇の後宇多天皇の息子として生まれます。
後醍醐天皇は、若かりし時から自分が生まれる400年ほど前の醍醐天皇と村上天皇が行った「延喜・天暦の治」を理想としていました。
当時は天皇以外の人が政治を行うことが普通になされていたのですが、延喜・天暦の治では、親政といって天皇が直接政治を行っていました。
後醍醐天皇は、自身が天皇に即位した際、この親政を目指すため、天皇が退いた後に上皇となって政治を行う「院政」を廃止して自分が政治を行いました。
討幕への執念
自分が政治の主導権を握りたいので後醍醐天皇にとって幕府は邪魔でした。
討幕の作戦を企てた時、バレてしまい、部下が捕まってしまいます。このとき、後醍醐天皇はなんとか難を逃れましたが、2回目もまた討幕を企て、そのときも密告され、今度は後醍醐天皇も捕まります。そして隠岐島へ島流しの刑にあうのです。
後醍醐天皇の討幕への意志は強く、密教(秘密の多い仏教)を信仰しており、当時は呪いで倒幕しようと本気で祈祷していたそうです。当時はまじないが信じられていたので、本気で呪い倒そうてしていたということです。恐ろしい…
そして、島流しにあった後醍醐天皇ですがここで終わるわけはありません…
ついに幕府を倒す
島流しにあった後醍醐天皇ですが、釣り船に乗り脱出し、本島へ渡ってきます。(隠岐島は現在の島根県)
当時は武士の間にも鎌倉幕府への不満は大きく、後醍醐天皇以外にも討幕の意志を持った人は多くいました。
楠木正成や足利尊氏(のちに室町幕府を開く)もその人物。
鎌倉幕府は挙兵した武士たちに苦戦。足利尊氏は後醍醐天皇とタッグを組み、京都にある天皇を監視する「六波羅探題」という部署を壊滅させます。
これを機に一気に流れが変わり、ついに鎌倉幕府は滅亡します。
建武の新政を始めるがたった3年で無くなる?!
鎌倉幕府を倒したあと、後醍醐天皇は念願の自身の政治を始めます。それが「建武の新政」というものです。誰でも一度は聞いたことあるのではないでしょうか。
「新政」というくらいなので新しい政治を行うという後醍醐天皇の強い意志を感じられますね。
しかし、これもたった3年で終わりを迎えます。
討幕するために、足利尊氏を中心に多くの武士が後醍醐天皇に協力したのですが、武士たちに恩恵はなく後醍醐天皇のワンマン政治が始まったので当然不満を持ち始めます。
そして味方だった足利尊氏と後醍醐天皇は対立します。足利尊氏は、天皇の許可を得ぬまま幕府の残党と戦ったり挙兵します。ついには天皇のいる京都に攻め入り、後醍醐天皇に圧力を加えます。
後醍醐天皇は、足利尊氏と和解するために天皇の証である「三種の神器」を足利尊氏に明け渡し、足利尊氏は別の天皇を擁立して自身は室町幕府を開きます。
ただ、ここで終わらないのが後醍醐天皇。
なんと「足利尊氏に渡した三種の神器はニセモノなのでこっちが本物でーす。私が天皇なのは変わりありませーん」と主張し始めたのです。笑
そして、奈良県の吉野で南の朝廷「南朝」として独立。足利尊氏の擁立した光明天皇の「北朝」と対立し、その後57年続く南北朝時代を作ることになったのです。後にも先にも天皇が同時に2人いるというのはこのときだけ。
後醍醐天皇の執念による結果です。
諦めの悪さ
僕が後醍醐天皇の生涯から学んだのは「諦めの悪さ」です。
後醍醐天皇のやっていることの是非は問うつもりもありません。
ただ、僕は「どうしても成し遂げたいことがあったときは絶対諦めるな」という強い信念は後醍醐天皇の生涯から学べると思いました。
自分の目標や夢を叶えるまで諦めないという心は、自分の信念の強さによるもの。
なんとか自分の天下を作りたいという信念の強さがあったのでしょう。
2回も討幕に失敗し、自分は島流しに合いながらも諦めず討幕を果たし、その後に足利尊氏に敗れてしまっても独立を宣言するこの根気強さは素晴らしいと思いました。
後醍醐天皇から学べる教訓
後醍醐天皇から学べる教訓は「成し遂げたい夢があるなら諦めずに追い続けろ」ということです。
何回失敗しても、苦しい状況になっても、自分の信念さえ折れていなければ夢は叶う。
そんな強さを教えてもらいました。
後醍醐天皇について知りたい方は漫画で読める作品がオススメです(^^♪
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最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。