ども!
ド底辺サラリーマンのけんいちです!
プロ野球選手のイチロー選手が2019年3月21日に現役引退をしました。
日米通算4367本安打は世界一の記録となっています。
そんなレジェンドのイチロー選手が引退を発表し、
その記者会見の映像が僕は『全人類必見』だと本気で思いました。
夢を追いかける人、今まさに頑張っている人、
そんなすべての人の学びになるような素晴らしい会見でした。
ぜひノーカットで観てほしいですね。
1時間半の会見ですが、言葉ひとつひとつに重みや強さ、輝きが感じられ、集中して観ているとあっという間に観終わりました。
イチロー選手の言葉から特に印象に残った言葉をご紹介します。
(約5分で読めます)
- 自分が好きなことでしか壁を乗り越えられない
- 辛いことには元気なうちに立ち向かう
- 誰かのために頑張ることが自分の幸せにつながる
- 挑戦するかどうかの判断基準は成功すると思うかではない
- 人と比べても成長できない。秤は自分の中にある
- 目標は言葉にすることで実現する
- 見習うべきイチロー選手の自分への自信と確信
自分が好きなことでしか壁を乗り越えられない
「これから野球を始める子や、まさにプロ野球選手になることを夢見て、野球をしている子たちに何かメッセージはありますか?」
というインタビュアーの質問に対して、野球に限らず頑張っている子に向けてこう言っていました。
「自分が好きなもの、熱中できるものをまず見つけてください。壁にぶち当たったとき、自分が好きなことでしか乗り越えられない」
「好きなことを仕事にしよう」
という言葉は良く耳にしますが、それを体現しているのがイチロー選手だと思います。
自分が心の底から好きなものでないと頑張れないですよね。
自分が好きなことだからこそ、壁を乗り越えた時に見える景色がイメージできるんです。
その景色を見たいために人は全力でエネルギーを注ぎます。
辛いことには元気なうちに立ち向かう
「辛いこと、しんどいことから逃げたいと思うのは当然のこと。でも、エネルギーのある元気なうちにそれに立ち向かっていく。そのことはすごく人として重要なことなのではないか、と感じています。」
自分の精神やモチベーションがポジティブなときは物事をポジティブに捉えることができます。
ネガティブなときはその逆です。
辛いこと、しんどいときはついつい、落ち込んだり負の感情がまとったりします。
しかしそのままではその辛いことを乗り越えることができません。
憂鬱なこと、辛くて悲しいこと、大変なこと。
そういうときこそ、元気に取り組む。
イチロー選手が言うように、エネルギー溢れるときでないと辛いことを乗り越えるのはとても難しい。
辛いことやしんどいことは元気なうちに立ち向かいましょう。
誰かのために頑張ることが自分の幸せにつながる
「アメリカに行って誰かに喜んでもらうことが自分の幸せだとわかった。
ファンなくして自分のエネルギーはあり得ない」
イチロー選手も最初は「自分のために」と頑張っていたとのこと。
しかし、メジャーリーグに挑戦するため、アメリカにいき、異国の地で頑張っていると日本にいるファン、アメリカでのファンのひとたちが支えとなり、そのひとたちに喜んでもらいたいと思うようになったそう。
ビジネスも一緒だと思います。
人に喜ばれ、世の中の役に立つことが仕事として残っていき、それが自分の幸せになるはずです。
自分にはその想いがちゃんとあるのか?
はっとさせられた言葉でした。
挑戦するかどうかの判断基準は成功すると思うかではない
「成功すると思うからやってみたい。出来ないと思うからやらない。こうした判断基準では後悔を生むだろう。出来ると思うから挑戦するのではなく、やりたいと思ったら挑戦すればいい。そのときにどんな結果が出ようとも後悔はないと思う」
これも深い。。。笑
失敗したくないと思うのは誰だってそうだし、当然のこと。
でも、失敗する確率が高くてもやりたいと思ったらやるべきなんです。
そもそも成功や失敗ってなんなんでしょう。
イチロー選手もこの会見で言っていましたが
「成功に基準はない」。
成功かどうかは誰かが決めるものでもないし、明確な判断基準があるわけでもない。
自分が後悔せずに納得すればそれでいいんです。
思うような結果が出なかったけど、挑戦したことが良かったと思えればそれは成功です。
僕も何かに挑戦するときの判断基準は、
「成功するかどうか」ではなく
「やりたいことかどうか」で決めようと思います!
人と比べても成長できない。秤は自分の中にある
「人より頑張ることなんてできない。あくまでも秤は自分の中にある。自分なりに秤を使いながら、自分の限界をちょっとずつ超えていく、ということを繰り返す。こうした少しずつの積み重ねでしか自分を超えていけない。」
何をするにしても誰かと比較してはいけないんですね。
それは自分の人生を生きているのではなく、
他人の人生を生きていることに繋がります。
幸せかどうか?
頑張っているかどうか?
人の役に立てているかどうか?
誰かと比較する人は、すべてが他人基準なんです。
イチロー選手が言うように『自分の秤は自分の中にある』。
自分がどうなりたいのか、自分の未来を見据えて少しずつ自分を超えていけるようにしたいですね。
月並みな言葉で言えば「ライバルは昨日の自分」です。
目標は言葉にすることで実現する
「難しいかもしれないけど、言葉にして表現する事は、目標に近づくためのひとつの方法だと思う」
イチロー選手はインタビュアーに「最低でも50歳までプロ野球選手で活躍するということを常々仰っていましたが、その前に引退を決意された理由は?」
というようなことを聞かれていました。
そのときに
「確かに有言不実行な男になっちゃいましたけど。でも『50歳』という目標を常に言葉にしていたから45歳まで続けられたんだと思う」
というようなことを仰っていました。
目標を言葉にすることはとても大事だと僕も思います。
周りのひとたちもその目標を認識してくれることで、『目標に向けて頑張っている自分』というのを想像してくれ、実際にそのように扱ってくれます。
そのことが夢に近づく手助けになることがあります。
また周りに言うことで自分を追い込むこともひとつの効果でしょう。
夢や目標は言葉にするととんでもない力になります!!
見習うべきイチロー選手の自分への自信と確信
僕がこの1時間半の会見を観て感じたのは
『イチロー選手の自分への自信と確信』です。
話していても言葉が詰まったりしない。
「~と思う」が少なく断言が多い。
強い目力。
話すトーンやスピード、声量。
言葉ひとつひとつの間。
どれをとっても『自分への自信と確信』しか感じられません。
これほどまでに自分の信念に従って生きてきた男だからこそ人々を魅了するのでしょう。
また、よくプロスポーツ選手のインタビューを聞いていると言葉を選んでいる間に
「えーー」とか「あーー」とかいう人多いですがイチロー選手にはまったくそれがなかったんです。
その言葉を発する代わりに無言だったのですがその『間』もイチロー選手の言葉に重みを増す要素になっていました。
もう本当に自信しか感じられませんでした。
自分が好きな野球に没頭し、毎日自分を超えようと努力してきた。
好きなことだからこそ、壁も乗り越えることができた。
そしてファンのために、という想いで野球で多くの人々を魅了し、それがイチロー選手自身の幸せにもつながっていた。
全人類に響く学びの宝庫のような会見でした!
そしてイチロー選手の生き様が凝縮されていました!!
まだ見ていない人は必見です。
小学校の教材にしたほうがいい。笑
若いころからイチロー選手の言葉や生き様を見ることができる子供たちは幸せだと思います。
幸せに人生を生きる哲学が詰まっています。
最後に。
引用したイチロー選手の言葉は一言一句同じではなく若干異なりますのでご了承ください。仰っている内容や意図は間違えてませんので。。
ではまた。
ざす。