こんにちは!
ド底辺サラリーマンのけんいちです!
本日は書評記事です。
時間がない!と嘆く人必見の本です(^^)
メンタリストDaiGoさんの新しい本です。
DaiGoさんは、よく世間的に言われる自己啓発的なこと(例えば、「前向きな自分になるために」とか「仕事の生産性を上げるために」とか)を心理学的・科学的に根拠立てて説明してくれるので非常に説得力があり、わかりやすい!!
今回の本も目からウロコだらけでしたm(__)m
では、内容をご紹介します!
この本を読んで僕が伝えたいこと
「時間がない」というのはその人の思い込みで勘違い。時間に対する感覚がずれているだけで、それを修復すれば誰にでも自由な時間を生み出せます!
言いたいことが非常に分かりやすい本でした。
「時間がない」という言葉は耳にタコが出来る程いろんな人が口にしているのを聞いたことがあるかと思います。
というか、自分で言っていることもあると思います。
僕には尊敬する先輩から言われた印象に残っている言葉があります。
「『忙しい』という言葉はなるべく使わない方がいいよ。『心』を『亡くす』と書いて『忙しい』。自分で心を亡くしているなんて言っていたら、ろくな仕事なんか出来ない」
最初はカッコいいなぁくらいにしか思っていませんでしたが(ただのアホ)、今となっては意味が分かりました。
この本でも書かれていますが「忙しい」「時間がない」というのは勘違いなのです。
それは自分の意識次第であって、自分で忙しいなんて言っていたらそりゃ時間なんか作れるわけなかったんです。
では具体的にご紹介します。
下記の3つの勘違いが、「時間がない」という感覚を招いているそうです。
・物理的な時間がない
・やるべきことが多すぎる
・忙しい人ほど仕事が出来る
まず、物理的な時間がないという勘違いについて。
「仕事が遅くなり家に帰ったら寝るだけ。
休みの日も疲れてだらだらしているか、仕事の電話が来たりするのでその対応をしていて物理的に時間がない」
そんなこと言っている人も少なくないかと思います。
しかし、それも勘違いだというのです。
この本に書かれている調査によると、日本もアメリカも就労時間は年々減っているそうです。
物理的に自由な時間は増えているはずなんです。
今や、機械化が進んでいたり便利なアプリやサービスも増えているので当たり前っちゃ当たり前ですよね。
また、アメリカでの面白い実験が紹介されてました。
「1週間であなたはどれくらい働いていますか?」という質問に対して多くのアメリカ人が「自分は週に60~64時間は働いているはずだ」と答えたそうです。
ただ、実際に時間を計測してみると、1週間の平均の労働時間は44.2時間だったそうです。
20時間も誤差があったんです(笑)
その働いてるアピールなんやねん!(笑)
日本人も忙しいアピール、寝てないアピールする人結構いますよね。。。
この誤差にはさらに傾向があって、「自分は忙しい!」と答えた人ほど、この誤差が広がっているそうです。
要は「忙しい」「時間がない」と言っている人ほど焦ってしまって時間感覚が鈍っており、実際に働いている時間よりも感覚的に多く働いているように錯覚してしまうそうです。
実際に働いている時間よりも気分的に働いている感覚があるんであれば「休日も疲れて寝てるだけ」なんて生活になっちゃいますよね。
実際には20時間分も余裕はあったんです。
この感覚の誤差を解消しないといけません。
ふたつめのやるべきことが多すぎるという勘違いについて。
時間がない理由として「やることが多いんだよ」というのは非常に多く聞かれる言い訳な気がします。
というか僕は仕事中しょっちゅう言ってます(笑)
恥ずかしい・・・(汗)
やることが多いというのも勘違い。
アメリカの有名な求人企業が行なった調査によれば、およそ3分に2のビジネスマンが、1日に平均1時間は仕事とは無関係な作業をしていることが明らかになりました。消えた時間の大半は、SNSやYouTubeのチェック、Amazonの検査などに費やされていたそうです。(31pより引用)
やることが多いと言いつつ集中力が切れて、別の事をしてしまっている人が多いという事ですね。
(てか仕事中YouTubeの検索なんかしてるやついんのかよ!ってツッコみそうになりましたがそこはスルーします笑)
やるべきタスクが多ければ多いほど生産性は下がるということは科学的にも証明されているようです。
それぞれのタスクが自分のやるべきことなのか、外部に委託できないか、得意な人に任せられないか、見極めていきたいですね。
みっつめの忙しい人ほど仕事が出来るという勘違いについて。
少し前までは遅くまで残って仕事をしている人を有能だというような風潮ありましたが、それは間違っています。
長く働くにつれて脳の機能も下がっていることが証明されているようですし、1日にジャンルが違う仕事をいくつも行うと、それぞれのタスクの達成率は25%も下がるそうです。
長い時間をかけて、たくさんの仕事をこなしている人が有能に見えますがそれは全くの勘違い。
そんな仕事が出来ない人にはならないようにしましょう。(僕もだな。。。)
さて、これらの勘違い、いかがでしたでしょうか。
自分が当てはまりすぎてちょっとへこみました(笑)
ただ、大丈夫。
この本にはこの勘違いを脱却して時間感覚を取り戻す方法が本当にたくさん紹介されています!!
もちろん全部は紹介しきれないですが、一部、ご紹介します!
運動をしたいけど、仕事がある、貯金をしたいけど欲しいモノがある、ダイエットしたいけどもっと食べたい、勉強しないといけないが眠りたい。誰でも一度は体験するシチュエーションでしょう。「二兎追う者は一兎も得ず」と言うように、私たちの暮らしでは、いくつもの目標や欲望がぶつかりあってしまうケースがよくあります。(59pより引用)
これをゴールコンフリクトと言うらしいです。
ゴール=目標
コンフリクト=衝突
それぞれの目標がぶつかりあっちゃって「焦り」と「不安」が起こってしまうことだそうです。
このゴールコンフリクトが起こってしまう人ほど自制心が効かなくなってしまい、時間感覚がおかしくなってしまうとのこと。
ただゴールコンフリクトは「頭ではわかっているのにやっていない」ことだったり、「思い込み」によるものが多いそうで、簡単に解決できるそうです。
例えばダイエットしたいけどもっと食べたいというのは「食べたら太る」と頭で分かってはいるけど、我慢できなくてしてしまうこと。
何と何が衝突してしまっていて、その障害は何か。それに対する対策は何があるか、というのを書き出し、リストを作成することがオススメされています。
当てはまる人はぜひやってみてはいかがでしょうか。
また、正しい時間を使うには正しいゴール設定が欠かせません。
明確な目標もなく取り組んでいると、だらだらと過ごしてしまいがちですよね。
大きすぎる目標も進捗が分かりづらかったり、どれだけやったかという感覚が持てない為、細かな目標設定がオススメです。
この本では「スモールゴール」と紹介されています。
毎日の「スモールゴール」は、自分の将来に役立つことであれば何をしても構いません。野菜を食べる量を100g増やす、5分だけエクササイズをする、1日100円ずつ貯金する・・・・・・。
どんなに小さな目標でも、毎日着実にこなすたびに、あなたの時間感覚には余裕が生まれていきます。(133pより引用)
小さな目標はなんだっていいんです。
ただ無理な目標はかえって焦りを生むので、達成できそうな「スモールゴール」を設定するのが良いです。
細かく達成感を感じる事が出来れば、余裕が生まれます。
また、この「スモールゴール」を設定するのにも下記のようなポイントがあるそうです。
・紙に書き出す
・達成したときのメリットを書き出す
・達成するときに障害になりうることを書き出す
・あらかじめ障害の対策を決めておく
目標、メリット、障害を明確に可視化するんですね。
僕が個人的に大事だと思ったのは、最後の「あらかじめ障害の対策を決めておく」だと思います。
人は予想外のことが起こると焦って不安に駆られます。
これをしたらこうなるだろう。
これを発言したらこう言い返されるだろう。
など、あらかじめ対策を考えておけば、焦らず対応することが出来ます。
余談ですが、僕は営業マンでして、商談でも自社商品を勧める時に、「取引先のバイヤーからこういう質問が来るだろうな、こういう反論が来るだろうな」とあらかじめ商談前に考えておきます。
その予想と同じ反論が来たら「いよっっっっっしゃああ!きたぁぁぁぁ!」と心の中で叫び、ドヤ顔で「そう思われるかもしれないんですけどね、実は・・・」と切替えします。(笑)
あらかじめ対策を考えておくことは心にとても余裕をもたらしてくれます。
以上、ゴールコンフリクトといういろんな目標の衝突と、スモールゴールの設定の重要性をご紹介しました。
これ以外にも、「自分の感情を書き出す」「不安を感じているがを不安ではないと思い込みをする」ということだったり、もっと実用的に「自然の中に行く」「呼吸法を学ぶ」ということも紹介されていて、どのようにして不安や焦りを取り除くかということが非常に具体的に書かれています。
「時間がない」というのは錯覚です。勘違いなのです。
自分の目標や感情のぶつかりあいだったり、焦りや不安から時間の感覚が麻痺してしまっているだけなのです。
これを治すことができれば、自分の自由な時間が取り戻せます。
自由な時間を手に入れたい人はぜひ、読んでみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。