『まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ』へようこそ。
ライフコーチ、会社員、Kindle作家と三足の草鞋を履いている小泉健一と申します。
このブログではライフコーチの観点から心が楽になる考え方をシェアしたり、オススメの本や映画の紹介をしたりしています。
このブログを通して知らなかったコトやモノに出会え、新たな世界が開けるかも?!
本記事は歴史から学べる教訓について。
僕は歴史が大好きで、よく歴史の本を読んでいます。
『歴史は繰り返す』
とよく言いますが、歴史上の人物のストーリーを聞くと現代でも役に立つエッセンスがたくさん詰まっているんです!
日本史の偉人から学べる教訓を週1ペースで更新して勝手にシリーズ化しています(笑)
シリーズ158人目は、伝説の経営者の「小林一三(いちぞう)」です。
阪急百貨店、宝塚、東宝映画の創始者です。また、日本で最初の住宅ローンの制度を取り入れたり、プロ野球の先駆けとなる協会も作り、そしてついには大臣にもなり政治にも関与した人物。
伝説の経営者と呼ばれる小林一三ですが、30代前半まではダメ社員だったそうです。
そんな小林一三はどのように経営者になっていったのか?
彼の生涯をざっくりポイントのみ触れてわかりやすく解説し、そこから現代を生きる僕たちにもタメになる教訓をご紹介していきますね。
彼の生涯や実績を知ると、「未来を見据える」ということが学べます。
(約5分で読めます)
小林一三とはどんな人?
裕福な家庭で育つ
小林一三は、1873年に山梨県で生まれました。
生まれて間もなく母親は亡くなってしまい、父とも生き別れになり、叔父の家族に引き取られます。
しかし、家は商売をしており裕福な家庭だったため、お金には困らなかったそうです。
大学は当時福沢諭吉が学長を務めていた「慶應義塾大学」へ入学。
学生の頃は勉強よりも文学に勤しんでおり、自分で本を書いたりもしました。のちに宝塚を作り脚本を書くこともありますがこのときの経験が生かされていたのでしょう。
書いた小説は新聞に載ることも。そして、入社も新聞社を目指すものの色々あって三井銀行に入行することになります。
やりがいを感じられず仕事を辞める
第一志望でなかったからか、三井銀行に入行したものの、なんと入社日に出社せずに3ヶ月経ってから出社したそうです。
その間、熱海で遊んでいました。
本来であればクビになるような態度ですが、彼の出自も裕福で大物からの推薦もあったので、クビにはなりませんでした。
こう書いているとダメ人間のような気もしますが、後々結果を残しているので、すべてが正当化される気もします。笑
その後憧れていた方が退職したのをきっかけに小林一三も、三井銀行を辞めます。
そして、仕事をなくしたあとも退職金や元々裕福だった家のお金もあるので生活には困りませんでした。
しかし何もしないで過ごす日々に彼はこう言います。
「暗黒の境地とは、こういう状況なのか」
やはりやりがいがないと人生はつまらないのですね。こうした経験もあって、のちの起業や事業展開をした際に、さらに馬力がかかっていったのでしょう。
数々の事業を手掛ける
小林一三は、鉄道事業からスタートします。
三井銀行を辞めて仕事がなかった小林一三は、のちの「阪急鉄道」の前身となる会社の立ち上げを任されることになります。
彼は鉄道を立ち上げる際、集客のために周りの土地を分譲し、当時あまり人の住んでいなかったエリアに家を建て人を集めようとします。
そして、サラリーマンでも家を買えるように当時としては初めての「住宅ローン」も導入。
そしてさらに、動物園や宝塚温泉なども開業して、人々が電車を利用するようにすすめていきます。
そのなかで、「少年音楽団」からヒントを得て宝塚に少女中心の音楽団を作ったのが「宝塚歌劇団」であり、興行収入でも成功を収めます。
さらにさらに、阪急百貨店も開業。今では駅に百貨店があるのか当たり前ですが、当時は鉄道会社が経営するなんて前例がありませんでした。
周りの人々は「成功するのか?」と疑問でしたが、「素人だからこそ玄人では気づかない商機がわかる」と断行。そして成功を収めます。
彼は人々が電車を使ってもらうための理由を作るのに、住宅、動物園、温泉、宝塚歌劇団、百貨店と数々の事業をスタートしたのです。
これが大成功で阪急電車は利用者がどんどん増えていきました。
その後、今では映画の定番である「東宝映画」も設立。
事業のほかは政治の道へも歩み、日本という国のために尽力していきます。三井銀行時代が嘘のようですね。笑
やはり人にはやりがいというものや、適材適所があるのだなと感じます。
未来を見据える
僕が小林一三の生涯から学んだのは「未来を見据える」ということです。
いかにして大阪の街に人を集めるかということを考え、鉄道のみならず、その周りに人が集まる要素を取り入れまくりその結果成功を収める。
未来を見据える先見の明があります。
また、僕が彼のエピソードで一番好きな話が「ソーライス」について。
「ソーライス」とは「ソース+ライス」のことで、当時、阪急百貨店の食堂ではカレーライスにウスターソースをかけるのが流行っていました。
しかし、昭和恐慌で貧しくなるとカレーも頼めずにライスだけ頼み、テーブルに置いてあるウスターソースをかけて食べる人が増加。
上層部は商売にならないので「ライスのみのお客様は禁止」と締め出そうとしますが社長の小林一三は「ライスだけのお客様大歓迎」と貼り紙を出します。
社内で反発する人に対して小林一三はこう言います。
「確かに彼らは今は貧乏だ。しかしやがて結婚して子どもを産む。そのときここで楽しく食事をしたことを思い出し、家族を連れてまた来てくれるだろう」(Wikipedia参照)
まさに先見の明ですよね。マクドナルドのハッピーセットも同じコンセプトで、周りのメニューより安いですが、子どもの頃からマクドナルドの味に慣れ親しんでもらいその子どもが親になってからも子連れで来てもらうための戦略だと言います。
未来を見据える力を小林一三から学びたいですね。
小林一三から学べる教訓
小林一三から学べる教訓は「未来を見据える」ということです。
未来を見据えるためには、どんな未来が良いか、その理想の未来には誰がどんなことを思い何をしているか。
これを具体的にイメージできてこそ行動が思いつくのでしょう。
小林一三は鉄道だけでなく大阪が賑やかになる理想の未来である都市構想を描いたからこそ、歌劇団や百貨店など誰もやったことのないことを思いついたのです。
ビジネスの発想に困った人は小林一三氏から学びましょう!
小林一三に興味が出た方は、彼の自叙伝がオススメ。彼の考え方や名言など知れます。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。