ども!
ライフコーチのけんいちです!
『まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ』へようこそ。
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このブログを通して知らなかったコトやモノに出会え、新たな世界が開けるかも?!
僕は歴史が好きで良く調べたり本を読んだりしています。
歴史は繰り返す
歴史上の人物のストーリーを聞くと現代でも役に立つエッセンスがたくさん詰まっているんです!
日本史の偉人から学べる教訓を週1ペースで更新して勝手にシリーズ化しています(笑)
シリーズ151人目は、明治時代、日本の近代美術を支えた芸術家「岡倉天心」です。
明治初期、西洋に追いつけ追い越せの風潮だった日本。
海外文化を取り入れることが推奨されたなか、日本の古き良き美術を残すべきだと奔走したのが岡倉天心です。
そんな彼はどんな生涯を送ったのか?
岡倉天心の生涯をざっくりポイントのみ触れてわかりやすく解説していきます。
そしてそこから現代を生きる僕たちにもタメになる教訓をご紹介していきますね。
彼の生涯や実績からは、「成長するには歴史から学べ」ということを教えてくれます。
(約5分で読めます)
岡倉天心とはどんな人?
幼い頃から海外文化に触れる
岡倉天心は、江戸末期の1863年に今の神奈川県の横浜で生まれました。
父親は生糸の輸出業をしており、当時の横浜は開港地となっていました。
岡倉天心が生まれる10年前にペリーが来航し、1859年に横浜は海外と貿易するために開港されていたのです。
それもあってか、岡倉天心は幼い頃から海外の人たちや文化に触れることが多く、西洋の文化には馴染みがあったのです。
そして英語塾にも7歳の時に入塾して英語を学んでいきました。
日本の古美術の保護に奔走
12歳で現在の東京大学に入学。
英語が得意なこともあり、アメリカ出身の美術研究家のフェノロサと親しくなります。
当時は「廃仏毀釈令」といって仏像が破壊されたり、海外に流出したりしており、「このままでは日本の美術が危うくなる」と危惧してフェノロサとともに日本美術の収集も始めます。
そのほか、今の「国宝制度」の設立も岡倉天心が寄与したと言われています。
このように「日本の古き良き美術を残そう」と奔走したのです。
東京大学卒業後は、東京美術大学を設立し、自身も校長となって日本美術のために生きました。
晩年
しかし、岡倉天心はスキャンダルが発覚し、東京美術大学を去ることになります。
岡倉天心の弟子だった横山大観らと「日本美術院」という組織を設立し、引き続き近代美術の繁栄に貢献しました。
明治時代の日本は西洋化が止まりませんでした。そんななかでも日本の心を忘れてはいけないと『茶の本』という本を英語で海外に向けて出版します。
これは日本の文化であるお茶を通して、日本の古き良き精神を伝えるものでした。
同時期に新渡戸稲造が『武士道』という本も出版しています。
これは、岡倉天心の『茶の本』と志は同じで、海外の人に「日本人は宗教がなくてどうやって生きているんだ」と言われて答えられなかったことを悔やみ、「日本には武士道がある」という想いを書いた本です。
西洋化が進む中にも自分たちのアイデンティティーを追究したのでしょう。
しかし日本の文化を推し進める彼らの活動はあまり認められず、弟子たちと作った日本美術院の活動拠点を茨城県の五浦(いづら)という田舎に移します。
自然豊かなこの環境で創作活動に励みます。
岡倉天心はこの頃、何度かアメリカに渡ったりもしていましたが、ボストンから帰国したある日、体調不良になり、新潟県で療養することに。しかし病状は回復せずに50歳の若さでこの世を去ります。
その後も弟子の横山大観らが「東京美術院」の拠点を東京に戻して再興していき、岡倉天心の想いは受け継がれていきました。
未来のためには歴史から学べ!
僕が岡倉天心の生涯から学んだのは「成長するには歴史から学べ」ということです。
西洋に追いつけ追い越せの時代の明治政府は、日本の文化そっちのけで海外の文化をどんどん取り入れるように推し進めていました。
そんなとき彼はこんな言葉を残しています。
「それは非常に狭い考え方だ。やはり、これから近代文化をつくっていく上で、日本の伝統文化をしっかりと捉えなければいけない」
海外の文化を取り入れる前に今の日本の文化を確立しなくてはならない。
そう思ったのでしょう。
僕も常々、「日本人は、英語を勉強するまえに国語や古典を学ぶべき」と感じていて、岡倉天心のこの言葉はとても共感しました。
日本を知ってから外に目を向けよう。
成長するためには、外へ学びに行くのではなく歴史から(内側から)学ぶこと。
何百年と過去の人たちが築いてきた文化を知り学ぶことは、アイデンティティや自我というものを確立させるために必要で、その上で外からの学びを吸収するのが理想と僕は考えます。
岡倉天心から学べる教訓
岡倉天心から学べる教訓は「成長するには歴史から学べ」です。
愚者は経験から学び、患者は歴史から学ぶ。
ドイツの宰相だったビスマルクの言葉です。
外へ追い求めるのではなく、まずは自分の国のこと、自分自身のことを知り尽くすことが先。そんなことを教えてくれました。
成長したい人は内側から掘り下げていきましょう!
岡倉天心について詳しく知りたい方は以下の本がオススメです(^^♪
岡倉天心の著書『茶の本』も教養として読んでおきたい一冊。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。