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まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ

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【書評・要約】美術の楽しみ方がわかる!『いちばんやさしい西洋美術の本』


Hatena

ども!

ライフコーチのけんいちです!

まだ見ぬ世界、自分に出会えるブログ』へようこそ。

このブログではライフコーチの観点から心が楽になる考え方をシェアしたり、大好きな本や映画の紹介をしたりしています。

このブログを通して知らなかったコトやモノに出会え、新たな世界が開けるかも?!

 

 

 

僕は読書が大好きで、年間100冊ほどビジネス書や歴史書中心に読んでいます。

そんな僕が定期的にブログにてオススメ本を紹介しております。

今回紹介する本はコチラ!

 

 

 

 

 

美術ってどこが面白いの?。

美術の楽しみ方がわからない!

 

そんな方にオススメの本です!!

 

僕自身、美術は苦手で絵画とか見ても正直何も感じないタイプだったのですが、本書を読んでとても興味を持つようになりました。

 

この本では、イラスト付きでわかりやすく、西洋美術の見どころと楽しみ方が学べます。

では、早速内容をご紹介します。

 

◆本記事はこんな人にオススメ!
✔西洋美術の歴史をわかりやすく知りたい人。
✔美術館の楽しみ方を知りたい人。
✔美術が苦手な人。

 

美術が苦手な人も非常にわかりやすいのでオススメです!

 

 

(約5分で読めます)

この本の要点と僕が伝えたいこと

まとめ

本書では、絵画の見方やジャンルを教えてくれ、有名な作品と作者をピックアップしてその絵の見どころやどんな点が評価され素晴らしいのかをひとつひとつ解説してくれている。

美術の歴史は紀元前までさかのぼり、古代ギリシア美術、ローマ美術が残されている。その後、キリスト教が布教し、宗教画が増えて、信仰のための美術が盛んになる。

そして、15世紀頃のルネサンスでは、今までの宗教のための美術ではなく古代ギリシア・ローマの美術の良さをもう一度復活させようという動きとなる(代表的な人物は、レオナルドダヴィンチ、ミケランジェロなど)。

18世紀頃になると貴族が出資して自分のために画家に絵を描かせることもあった。その中でありのままを描く写実主義や日本の文化に影響を受けた印象派などのジャンルが出てくる。

美術は常にあり方を進化させてきた。この歴史を知りながら絵画を鑑賞すると一層楽しくなる。

 

 

  

 

初期:ギリシア・ローマ美術~ゴシック様式

     ミロのヴィーナス



 

上の写真は、有名なミロのヴィーナス。

一度は観たことあるのではないでしょうか。

 

これはなんと紀元前2世紀末の創られた作品なんですよね。

 

古代ギリシア文化では、人間の肉体美を表す作品が多くありました。

 

1世紀にキリスト教が起り、4世紀末にローマ帝国が東西に分裂すると、文化もそれぞれ独自に発展していきます。

主にキリスト教の礼拝のための絵画であったり、神を崇める美術が増えていきます。

荘厳の聖母

『荘厳の聖母』(https://blog.goo.ne.jp/japan5374/e/65b63ad9d9fb2149eebd4f37db195a6d参照)

 

上記のようなステンドグラスに描かれた作品は、『ゴシック様式』と言われるもので教会の天井などに飾られています。

僕も海外旅行で教会に行くとステンドグラスの絵画をよく見かけました。

 

 

中期:ルネサンス

    モナリザ

 

誰もが歴史を学ぶときに出てきたであろう『ルネサンス』

 

ルネサンスというのは、『再生』『復活』を意味するフランス語です。

 

宗教メインの絵画だけじゃなくて、古代ギリシアやローマ美術にあったような良さを再度盛り上げていこう!というような動きのことです。

 

 

ルネサンス前に流行った宗教画でも人間の姿は描かれていましたが、無表情だったり奥行きなどの立体感がなかったり、表現のリアルさがなかったのでルネサンス期の画家たちはその点を再現していました

 

『ヴィーナスの誕生』や『最後の晩餐』はこのルネサンス期の作品です。

『ヴィーナスの誕生』

『ヴィーナスの誕生』




 

『最後の晩餐』

『最後の晩餐』

 

 

後期:様々な宗派 

絵の具


さらに近代に近づいてくると、様々な宗派が出てきます。

印象的だったのは、チューブ型の絵の具のお話。

 

チューブの絵の具が発明されたことで持ち運びができるので、外でデッサンする事が増えてきて、それが風景画とかにつながったということ。

 

たしかに、チューブ型の絵の具が出る前は、自宅とかでしか描けないから風景をありのままに描くことって難しかったんですよね。

相当画期的だったようです。

 

そして「写実主義」「印象派」などの宗派がたくさん出てきて美術は盛り上がっていきます。

 

ミレーの『落穂拾い』

ミレーの『落穂拾い』

有名な『落穂拾い』は「ありのままの現実を描こう!」という写実主義の代表作。

 

モネの『印象・日の出』

モネの『印象・日の出』

クロード・モネの『印象・日の出』という作品は、「印象派」という言葉の語源にもなった作品です。

当初は、評価されていなかったそうですが、のちのち人気になります。

 

わざとぼやかして描くようにしているのが特徴ですが、輝く夕日などはハッキリ描かれていたり、メリハリがあって美しいですよね。

美術知識0の僕が観ても綺麗だなと思います(笑) 

 

 

他にもいろいろな宗派があり、本書にも載っているので気になった方はぜひ。

 

 

 

『いちばんやさしい西洋美術の本』で楽しく学ぼう!

勉強


本書を読んでわかったことは、古代から現代まで歴史はすべて繋がっているということ。

 

他の歴史と一緒で、ストーリーがあり、それを学べば難しいと思っていた美術も楽しく学べます。

 

古代のギリシアやローマ美術から、キリスト教の発展で宗教画が増え、その宗教画に対して「古代の美術の良さを復活させよう」とルネサンスが起きて、「それよりももっと現実的なことを描こうよ」と写実主義が出来て・・・

 

というように、一連の流れがあるのです。これは僕の好きな哲学の歴史も一緒。

この流れを学べば、どんな時代背景で、画家はどんな気持ちで描いたのかを知ることができて美術館巡りも楽しめそう!

 

僕はほとんど美術館など行ったことないのでこれを機に楽しみたいと思います(^^♪

 

◆本書のまとめ
✔美術は歴史を知ると面白くなる。
✔美術は過去の作風を受けて、それに対する変化として次の作風が生まれ発展してきた。

 

美術が苦手な人ほどぜひ読んでみてください! 

 

 

 

他にも「脳科学」の観点から美術を論じている本もあってコチラもおもしろかったです!

 

この本の内容はコチラ! 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

ではまた。

ざす。