ども!
ライフコーチのけんいちです!
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僕は歴史が好きで良く調べたり本を読んだりしています。
歴史は繰り返す
歴史上の人物のストーリーを聞くと現代でも役に立つエッセンスがたくさん詰まっているんです!
日本史の偉人から学べる教訓を週1ペースで更新して勝手にシリーズ化しています(笑)
シリーズ142人目は、江戸後期に老中としても活躍した「大久保忠真」です!
「え?誰?」という人も多いでしょう。
彼は神奈川県にある小田原藩の藩主で、幕府の老中(将軍の補佐役)としても活躍した人物。同世代に水野忠邦などがいたので、名前はあまり知られませんが、二宮金次郎の名で知られる二宮尊徳を抜擢した人物でもあり、人の登用に優れた手腕を発揮しました。
大久保忠真の生涯をざっくりポイントのみ触れてわかりやすく解説していきます。
そしてそこから現代を生きる僕たちにもタメになる教訓をご紹介していきますね。
彼の生涯や実績を知ると、「過去にとらわれない考え方」が学べます。
(約5分で読めます)
大久保忠真とはどんな人?
藩政改革のため二宮尊徳を重用
大久保忠真は、1778年に現在の神奈川県、当時の小田原藩の藩主の息子として生まれます。
18歳ごろに父親が亡くなってしまい、家督を継ぎます。
江戸時代の後期は、幕府の施策により節制が強化されていたり、飢饉が起きたりもしていて財政が困窮している藩が多かったのですが小田原藩も例に漏れずでした。
藩主となった大久保忠真は、小田原藩の財政を立て直さないといけないということである人物に目をつけます。
それが二宮尊徳です。
二宮尊徳は、二宮金次郎という名前でもよく知られている人物。農民出身で貧しいながらも非常に勤勉で、実力をつけ財政を立て直した実績もありました。
そんな二宮尊徳に小田原藩を助けてもらおうとしたのです。しかし、大久保の部下である藩の重役がそれに反対。
「百姓の出身の者になんか藩を任せられるか!」というのが言い分。しっかり実力を見ていた大久保と違い、部下たちは「世間体」「慣習」を大切にしていたのです。
そこで上手かったのが大久保忠真の手法。まずは成功事例を作ろうと、いきなり藩の再建ではなく別の藩のちいさな町の復興を二宮尊徳に指示したのです。それを見事達成。
その実績をもとに藩の重臣たちを説き伏せやっと念願かない二宮尊徳を重用できたのです。
幕政でも活躍
小田原藩だけではなく幕府の政治にも関わります。
大久保忠真は、かなり仕事一途な人間だったようで勤勉さとその実力を買われ、幕府から抜擢。
30歳の頃には、将軍の代わりに大坂城を守る「大坂城代」、その5年後には、西日本の行政を担当する「京都所司代」という役職を与えられます。
さらにその3年後、38歳で徳川将軍の補佐役である「老中」にも任命されるのです。
かなりとんとん拍子ですよね。
これも政治の手腕を買われてのことなのでしょう。そして、55歳になった頃には、4,5人いる老中のトップである「老中首座」にもなります。将軍に次ぐナンバーツーです。会社でいう副社長や専務ですね。
学校の設立なども
彼は教育の面でも活動し、神奈川県の秦野高校、平塚農業高校の前身となる学校も設立しています。
他にも、北海道を開拓した「間宮林蔵」という人も登用しました。間宮林蔵も身分は農民出身でしたが、大久保忠真は二宮尊徳同様、身分は関係なく実力で登用することを心掛けていたのです。
北方領土の樺太を島だということを発見した間宮林蔵という人物もおもしろいです(^^)
間宮林蔵とはどんな人?彼から学べる教訓【諦めないための覚悟】 - まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ (kkenichi.com)
大久保忠真は、自身で政治を行うだけでなく、実力のある者を抜擢したり教育面に力をいれていたり、あまり名を知られてませんが、日本の政治と教育を支えていたのです。
彼がいなければここまで二宮尊徳も名が知れ渡らなかったかもしれません。
残念ながら二宮尊徳が小田原藩の改革を完遂する前に大久保忠真は亡くなってしまいました。
慣習や過去に囚われるな!
僕が大久保忠真の生涯から学んだのは「慣習や過去にとらわれるな」ということです。
小田原藩で二宮尊徳を登用しようとしたときに、藩の重臣たちは反対したといいます。
それでも二宮尊徳の実力は分かっていたので、なんとか登用しようと反対者たちが納得するような成功事例を作るということまでやりました。
反対した重臣たちは古くからの慣習や私情に囚われていたのでしょう。
「農民に行政を任されてたまるか!」とか「たかが少し実績残したくらいでよそ者に入り込まれてたまるか!」とか考えていたのではないでしょうか。これはあくまで推測ですが…
でも、本当に小田原藩のことを考えていたのは他でもない大久保忠真でしょう。
その手腕もあり、老中首座まで登りつめたところを見ると、誰が正解だったかは一目瞭然ですよね。
自分も大久保忠真のように、過去の慣習や実績にとらわれずに、何が1番正しいかを常に考えて行動したいと思いました。
大久保忠真から学べる教訓
大久保忠真から学べる教訓は「慣習や過去に囚われるな」ということ。
人は過去の成功にしがみつきがち。前にやったうまくいったことなどを踏襲しがちですよね。
それで成功するかどうかは正直わかりません。
過去や慣習にとらわれずに、大久保忠真のように「今は何が必要なのか」を考えて行動していきたいですね!
大久保忠真が重用した二宮尊徳について以下の記事で書いていますので興味のある方はぜひ。
二宮尊徳とはどんな人?彼から学べる教訓【徳を尽くせ!】 - まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ (kkenichi.com)
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最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。