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ライフコーチのけんいちです!
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そんな僕が定期的にブログにてオススメ本を紹介しております。
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日米戦争の始まり「真珠湾攻撃」はアメリカに仕向けられていた?!
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日本とアメリカの太平洋戦争。
日本が真珠湾攻撃を仕掛けたことにより勃発した、と学校の歴史の授業では習ってきました。
それは実は戦争をしたかったアメリカに仕向けられていた!?
昭和時代の戦争、歴史研究されている林千勝さんの膨大な情報量からその真実が解き明かされます。
好戦家ルーズベルト大統領と平和主義フーバー前大統領との対比で見えてくるものがあります。
✔太平洋戦争を学びたい
✔戦争当時の各国のやりとりを詳しく知りたい
当時のアメリカ大統領や日本の首相の会話や演説、そして手紙のやり取りなど、リアルに描かれていて歴史小説を読んでるような楽しさがありました。
400ページくらいの本で分量も多かったですが夢中で読めましたね!
(約5分で読めます)
この本の要約と感想
日本がハワイの真珠湾を攻撃したことで始まった太平洋戦争(日米戦争)。
日本にもアメリカにも「日米戦争」はするべきではないという考えが多かったのになぜ戦争が始まってしまったのか?
アメリカは攻撃を仕掛けられた側だったが、戦争をしたかった当時のルーズベルト大統領が日本を挑発し、戦争へ持ち込んだ。
戦争をしようとしたルーズベルト、それを止めようとした前大統領の平和主義者のフーバー、そして戦争をしようとしていた日本の総理大臣の近衛文麿。
実録からそれぞれの思惑がわかり、日米戦争の真実が見えてくる。
教科書で習うことがすべてではなく、歴史は本当の事実まで深掘りすると面白い!「戦争はトップ同士のメリットでしかない」と知り腹立つと同時に知らねばならない事実だと感じました。
なぜ日米戦争が起きたのか?
日米の太平洋戦争は、日本がハワイの真珠湾を攻撃したことから始まります。
しかし、当時はアメリカと戦っても勝てないし戦うべきではないという考えが多くあり、あの東條英機総理も「アメリカとの戦争は避けるべきで、やったとしても短期戦で決着をつけるべきだ」と昭和天皇に伝えていたと言います。
では、なぜ日本から戦争を仕向けてしまったのか?
詳しくは本書を読むとわかりますが、戦争をしたいルーズベルトと、負けるとわかってて戦争してアメリカの支配下で日本の実権を握りたかった近衛文麿総理大臣の思惑だったのです。
好戦家ルーズベルト大統領
アメリカ国内も戦争反対の風潮だったようです。
ルーズベルトは言葉巧みにアメリカ国民を扇動した。「我が国の(日本に対する経済制裁などの)外交は、実際には戦争行為と変わらないものであっても、我が国が戦争しないための方策だと言い換えられた。」(本文中より引用)
このように経済制裁で日本を挑発。そして、日本が絶対飲むような条件ではないことが書かれた文書「ハル・ノート」を突きつけられ、日本はそれを断り、太平洋戦争に突入したと言われていますが、それもルーズベルト大統領の意図したところだったのです。
ルーズベルトはドイツとも戦争を仕掛けようとしたそうです。
このようにアメリカから戦いを仕掛けましたが、やはりドイツは挑発に乗らず、アメリカ国内でもこの事実が露呈したために、当然に国民の戦争ムードは昂揚せず、米独の戦争に至りませんでした。ルーズベルトにとっての誤算です。
そこでルーズベルトが改めて目を付けたのが日本です。ドイツと軍事同盟を結んだ日本を経済制裁によって〝締め上げ〟、挑発し、日本に「先に一撃を撃たせる」。これによって参戦への大義名分を得ようという策略です。
フーバー前大統領は真っ向から反対し、演説までしていたようですが、国民にその演説の声が届かないように仕組まれていたなんてことも本書には書かれています。まるで都市伝説のよう…
アメリカ国内も戦争反対ムードから真珠湾攻撃を受けて、日本と戦うことに賛成していったと言います。
日本はどうしたの?近衛文麿総理大臣の意図
太平洋戦争を仕掛けたのは、東條英機内閣でしたがその前任の近衛文麿について「ピエロ」と揶揄してその行動の全貌が描かれています。
僕は知らなかったのですが、近衛文麿は藤原一族の末裔で、天皇に娘を嫁がせ天下を謳ったあの藤原道長の子孫だそうです。
そのことにより大変いばっていたのと権力を振りかざしたかったのもあり、昭和天皇のこともうっとうしく感じていました。
なんと皆が直立してるなか、昭和天皇の前で足を組んで座ったりしていたそうですよ。
なんとも横柄な態度!
ルーズベルトからの挑発に乗り、負けるとわかっていた日米戦争を開始させて、次の総理大臣の東條英機と昭和天皇にその罪を被せて失脚させ、自分が権力を握ろうとしていたと書かれています。
トップ同士の思惑が交錯して始まった戦争だったのです。
自分の頭で考えよう
ざっくりと日米戦争が始まった経緯を本書に基づき書きました。
もっと詳しく成り行きが書かれているので内容を知りたい方はオススメです。
フーバー前大統領がいかに戦争を回避しようと努力していたかも伝わり、ついに戦争が勃発してしまったときの絶望感を想像すると本当に胸が痛い。
ただ、こうした歴史は起こってしまったことはもう変えられません。あとはその意義を僕らがどう見出していくかが大切だと僕は感じています。
権力の争いで起きてしまった戦争。二度とこのようなことがないように僕らもリーダーを選ばないといけません。
「選挙に行こう!」とよく言われますが、それはこのようなことを二度と起こさないためでもあります。
もちろん、ルーズベルトを称賛する声もあるでしょう。本書ではルーズベルトのニューディール政策などを猛烈に批判していますが、恐慌を抜け出したという成果を称賛されている面も世の中にはあります。
自分も一冊の本の内容を鵜呑みにするのではなく色々な角度から歴史を知り、自分の考えを深めていきたいと感じました。
また他の本も読んでみようと思います。
日米戦争は仕組まれていた
「真珠湾攻撃によって「平和」は「戦争」に敗れ、その後人類は大戦の惨禍と戦後の共産主義陣営の跋扈という悲劇に突入していきます。 その意味で、真珠湾攻撃は日本への裏切りであると同時に人類への裏切りでした。」(本文中より引用)
平和を考える上ではとても勉強になる一冊です。
仕組まれていた日米戦争。教科書では習うことのない内容は自分から勉強しましょう!
以下、僕の所感も踏まえた本書のまとめです。
✔何が平和なのかを常に考えていくべき
✔自分で歴史を学び、その意義やこれからの知見を増やしていくことが大切
歴史が好きな人にはとてもオススメです。
他にも以下のことが詳しく書かれています。
・フーバー前大統領の戦争を止めるためのあらゆる行動
・世界的資本家ロックフェラーとの関わり
・近衛文麿は自殺とされているが実は…
気になった方はぜひ読んでみてください。
Kindle版もあり、2021年8月現在Kindle Unlimitedだと無料で読めます_φ(・_・
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。