ども!
ライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!
僕は現在、年間100冊近く本を読んでいて、平均の人よりは読書量が多い人間です。
でも、読書し始めたのは4〜5年前くらいで僕は本記事書いてる現在33歳なので、28歳くらいから始めました。
今思うと大学生の頃から読んでおけばよかったとちょっぴり後悔をしています。
読書を勧める人は多いと思いますが、やってない人からすると何がいいのかわからないし、字を読むの疲れちゃったりしそうで、気が進まないこともありますよね。
本記事では、そんな人のために、人はなぜ読書するべきなのか?ということを、僕が読書始める前の気持ちも思い出しながら書いていきます。
本記事を読んで「読書を始めてみようかな」と思ってもらえるように、いくつかメリットとデメリットなどにも触れていったり、本が誕生した歴史なんかも書いていったりします。
既に読書家の方は「あるある!」と共感したり、改めて読書っていいなと思ってもらえるかと思います。
(約4分で読めます)
人はなぜ読書するのか?
人はなぜ読書するのか?
そもそも読書って歴史上、いつから始まったのでしょう。
今の『本』というものは、紙に文字を印刷して著者の考えを伝えるものですよね。
僕は哲学とか歴史が大好きなのですが、2,000年以上も前の古代ギリシア哲学の本が残っていたりします。
紙ができる前からどのように文字を残していたのでしょうか。
古代エジプトでは壁画など壁に描いていることもありますが、紙=paperの語源にもなった「パピュルス」という媒体もあったそうです。
これは4,000年以上前の古代エジプトの時代から使われていました。
壁画なども残されていますが、今でいう「紙」と同じように使われていたんです。
パピュルス(カミガヤツリ)という植物を切って、水分を飛ばし薄く広げたもので、ほぼ紙です(細かく言うと紙ではないそうです笑)。
以下のYouTubeの動画で「パピュルス紙」の作り方が7分ほどで観られますので、詳しく知りたい方はこちらを観るのがわかりやすいかと。
そうして出来た「パピュルス紙」に手書きで書き写したのが『写本』。
古代ギリシア哲学のプラトンやアリストテレスの著書が残っているのもこの「パピュルス紙」のおかげなのです。
ありがとう!古代の人たち!!!
では、古代の人たちはなぜ、本を書いたのでしょうか。
その理由が以下の通りです。
あえて書き物を著す場合にはいくつかの目的がある。口頭での議論や教育の代用として書き物を流布させること(論文、弁論作品)、口頭で行う講義や対話を記録したり再構成したりして他人に伝えること(講義録、対話篇)、遠隔の地にいる人に考えを伝える手段(書簡)などであった。(『ギリシア哲学史』納富信留 49pより引用)
今とほぼ同じ理由ですね。
哲学者のソクラテスは「対話」を重んじていたので自分で書いた本は存在しません。
弟子のプラトンがソクラテスの言動を記して後世に残してくれました。
「口頭による伝承」だと間違って伝わってしまう可能性もありますよね。
伝言ゲームみたいな感じで脚色されたりうまく伝わらなかったり。
その点、パピュルス紙などに書き記して残すことは、他人に伝える手段として上手に利用されています。
ここには書いていませんが、もうひとつの書き物を記す大きな理由としては時を越えて自分の考えを伝えることができること。
いつでもどこでも他人の考えを知ることができるというのが最大の読書の意義。
これが人が本を読む理由だと思います。
読書するメリット・デメリット
ちょっと歴史を遡りすぎましたが、本ができた経緯を書きました。
次は、現代のわたしたちが本を読むべきメリット、そしてデメリット=本を読まない理由も紹介していきます。
知らないことを知る
1番の読書のメリットは「知らないことを知る」ことだと思います。
これは読書でなくてもいいですね。
旅行して行ったことのない場所での経験や、博物館で歴史に触れたり、まったく別の業界の人の話を聴くのでもいい。
そんな中のひとつの手段としての「読書」です。
知らないことを知るのは楽しいし、やったことのないことをやるのも楽しいですよね。
そんな刺激があると毎日楽しく充実して生きていけます。
難しい本を読む必要はないです。
自分の興味のある分野の本を読んでみましょう。
どんな人の考えも知ることができる
2,000年も前の人の話や考え方を知ることができたり、地球の真裏にいる人の考え方を知ることができたりすることも最大のメリット。
いつの時代でもどこにいても、それらが知れるのは非常に価値のあることですよね。
比較的安価
これは本の種類によるので、一概には言えませんが、2,000円以内で買える本が多く、古本だと100円とか200円とかで買えちゃいますね。
歴史に名を残す偉大なひとたちの考え方が知れるのに安すぎませんか?笑
本は対話だと思っています(カッコいいこと言った)。
本の著者と対話できる「本」はタイムマシンのようなもの(これはあまりカッコよくなかった)。
時代を越えて偉人と対話できる本がこの安さというのはコスパがめちゃくちゃ良いと思います。
教養やボキャブラリーが身に付く
僕はビジネス書から歴史書、古典、小説、マンガと比較的何でも読みます。
古典というのは例えば夏目漱石や太宰治だったり、ドストエフスキーやトルストイなどが書いた、長年読み続けられている名著。
こうした古典を読むと教養も身に付きますし、何百年と読まれている本は死ぬまでに一度は読んでみたいですよね。
現代小説を読むことも、心理描写や言葉遣いなどがとても勉強になります。
読書をすることで教養やボキャブラリーが身に付き、自己表現するスキルが上がることがメリットです。
表現する時に「やばい」「すごい」しか言わないような人にはなりたくないですよね(笑)
リラックス効果がある
読書にはリラックス効果があるそうです。
WEBで調べると出てきますが、イギリスのサセックス大学が2009年に読書によるストレス解消効果の調査結果を発表しました。
心拍数や筋肉の緊張状態からストレスを計測した結果、ストレスが68%も減少することがわかったそうです。
これは、 音楽鑑賞やコーヒーなど、ほかのあらゆるストレス解消法を上回る数値。
読書がいかにリラックス効果、ストレス解消効果があるかがわかります。
僕も仕事終わりの寝る前の30分間は読書に充てていますが、いい習慣だったようです。
活字が苦手・読みづらい
ここからはデメリットというか、読書する気が起きない人の理由になります。
かくいう僕も活字を1ページでも読むのが苦手なくらいでした。
それでも読書するようになったのはメリットに気が付いたから。
そして、知らないことを知り、自分が成長していくことに意義を感じたからです。
とはいえ、字を読んでると眠くなってしまったり、集中力が続かなかったりする人もいると思います。
なかなか読書が続かない理由ですよね。
ポイントはやはり自分が楽しいと思える本を選ぶことだと思います。
最初は、「みんなが読んでいるから」とか「有名な作品は読んでおこう」とか、そんなことは無視して、大好きな植物の図鑑でもいいし、読みやすいエッセイでもいいと思います。
まずは読書を楽しむこと。
これができないと続きません。
それでもどうしても活字はちょっと・・・という人はAmazonが聞きながら読書ができる「Audible」という素晴らしいサービスを提供しているのでオススメです。
僕は実際にペラペラ本をめくったり字を読むことが好きになってきたので紙の本が多いですが、活字苦手な人は最初はこのようなサービスから入るのもいいと思います!
時間がない
「読書したいけど、時間がない・・」という人もいると思います。
しかし、時間がないという人でも、必ず10分、15分は取れるハズ。
読書ってまとまった時間が必要だと思われがちですが、1分1ページ読むとしたら10分だと10ページ読めます。
300ページくらいの本であれば1日10分読書しただけで、1ヶ月で1冊本が読めますよ。
文化庁の読書量についての2019年の調査では、16歳以上の男女を対象でアンケート取ったところ、月に1冊以下でほぼ読まない人が47%を占めています。
月に1冊読めばそれだけで平均以上になれるのです。
最初はいきなり2時間とか取らなくても1日10分から始めてはどうでしょう。
読書は人を成長させる
本の歴史から、読書のメリット、デメリットまで書いてきました。
ひとことで言うと「読者は人を成長させます」。
これは間違いない。
読書をするにあたり、デメリットはありません。
1日10分でもいいので読書の習慣を身につけましょう。活字が苦手だった僕も1日で1〜2ページくらいしか読まなかったのが、今では100ページとか読めるようになりました。
慣れです。
そしてやはり、言葉選びとか文章を書くスキル、人が言うことや本で書いていることの要点を掴む力が格段に上がったと感じています。
人を成長させる読書、習慣にしていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。