ども!
読書大好きなライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!
本記事は、貴志祐介さんの小説『黒い家』のネタバレなしのあらすじと感想を書いています。
✔『黒い家』を読んだ感想を知りたい人。
本記事では、ネタバレはせずに、あらすじの紹介と、どんなところが見どころか、読んだ僕の正直な感想を書いていきます(^^♪
他の方の感想も引用します。
本書を読む前に見ていただければ、より一層楽しめるようにしています。
本作品は1997年初版出版のホラー小説で、第4回ホラー小説大賞を受賞し、100万部を突破したベストセラー。
著者の貴志祐介さんは、映画された『悪の教典』などの作者でもあり、人気ホラー小説作家。
いやーー本当にこの作品は怖かった!
本作品は幽霊モノではなく、サイコパス=人怖な作品です。
文字だけでここまで追い詰められる臨場感、緊迫感を表現できるなんて感動しました。
超・オススメです!
本作『黒い家』も1999年に内田聖洋さん、大竹しのぶさん主演で映画化されていますが、小説読んだら怖すぎて映像化なんて見たくないです・・・笑
それでは、早速、ネタバレはせずに、あらすじと見どころを紹介しますね。
(約5分で読めます)
『黒い家』のネタバレなしのあらすじ
本作品のネタバレなしのあらすじです!
保険会社の社員の若槻は、日々保険業務に追われていた。
中には保険金目当てで、わざと事故を起こしてケガをしたり、殺人まで起こしてしまう事件もある。
そんな中、自社の保険に加入してくれている顧客の菰田重徳という男から、若槻を名指しで呼び出しがあった。面識もない人物だったので不思議に思いながら家を訪れ、男に家の中に案内されるが、ものすごい異臭が鼻を刺し、空気もどんよりして重たい異様な光景だった。まさに『黒い家』と表現すべきものだった。
そしてその家で菰田重徳の息子が首つり自殺をしており、若槻は、菰田と同じく第一発見者となってしまった。
しかし、死体を発見した際の菰田重徳の反応に違和感を覚え、自殺ではなく事件性があるとみて若槻は独自に調査を進める。菰田重徳に異常性を感じた若槻は、妻である幸子の身の危険も案じ、コンタクトを取ろうとするが、そこから恐ろしい事件に巻き込まれることになる・・・
『黒い家』を観た感想と見どころ
読み進めるごとにゾッとする恐怖が押し寄せる
後半からの畳みかける展開に本当にゾッとしました。
主人公の若槻は菰田重徳とその妻・幸子に関わるようになってから、どんどん追い込まれていきます。
予想外のゾッとする展開も何度も用意されていて、そのたびに引き込まれ、特に後半は読み進める手が止まりませんでした。
文字だけでここまでドキドキさせられ、ゾッとさせられるとは・・・
人の内面の心の動き、増長してくる恐怖、人の本性の怖さ、などが押し寄せてくる最恐のホラー小説でした。
20数年前の作品で、サイコパスという言葉も出始めたばかりだと思いまうので、特に当時はショッキングな内容だったと思います。
ぜひ、言葉で畳みかけてくる恐怖をお楽しみください。
どんでん返しあり
後半にあるどんでん返しの事実が用意されています。
そっちだったかーー!と思わず唸りました。。
そこから本当に読むのが止まりませんでした(笑)
そこが見どころでしたね。
ネタバレは絶対見ないほうがいい!
小説ってこれだから面白いですね。
実際にありそうな事件・・・
本作品はフィクションですが、あながちそうとも言い切れない。
作者の貴志祐介さんは実際に保険会社に勤めた経験があり、それが本作品に活かされています。
実際に、多額の保険金を得るために、わざと事故に見せかけてケガをする事例なども実際にあったものを作品中に引用しています。
サイコパスだと言いつつ、本当に『黒い家』に出てくるようなことをやってしまう人もいるかもしれないと思うと、本当に怖い。
僕はこの小説を読んでからしばらく、独り暮らしの家に夜に帰るのが怖くなりました・・・笑
他の方の感想やレビュー
他の方の感想を引用します(^^♪
『黒い家』貴志祐介
— もの子 (@m_ono_book) October 5, 2020
ここまで小説にのめり込んだのは久々だ。
特に終盤の息を呑む展開は一気読み必至!
生命保険とは何か、生まれつきの犯罪者はいるのかなど考えさせられる描写があるのもストライクゾーンです。
ただ、本当に気持ち悪い話なので人に勧めたらメンタルを心配されそう😂 pic.twitter.com/lzzdguSfUc
終盤は本当に止まりませんね!かなりグロテスクな表現もあるので要注意。
148冊目「黒い家」貴志祐介
— 前園@読書垢 (@YocchanMaezono) August 10, 2020
第4回日本ホラー小説大賞の大賞受賞作。
想像していた恐怖を別角度から覆された。読んでて「ここまでやるか?」と愕然とし、それと同時にフィクションの域に留まった話とは言い難くなるような陰鬱な描写の連続に「流石は貴志さん」と唸った。映画の方も観たい。 pic.twitter.com/yupoSbwRw1
作中にも本当にあった保険金目当ての事件などの事例も取り上げられるのでリアリティがあります。
【156冊目📙黒い家】
— ひ̤̫つ̤̫じ̤̫隊̤̫長̤̫ (@captain__sheep) October 17, 2020
🖋貴志祐介
ジャンルはホラー小説で題材はサイコパス。主人公は保険金の査定業務を担当しています。
保険加入者宅で加入者の妻の連れ子が死んでいるのを見かけた後、保険金を要求するサイコパスに迫られはじめる。もはや人というよりは怪物の域です。#読了#ひつじの読書日記 pic.twitter.com/J2XG488KHO
マジで怪物の域ですね。本作品のキャッチコピーも「この人間に心はない」というショッキングなものでした。
貴志祐介さんの他の作品もチェック!
『黒い家』を読んで貴志祐介さんの世界観が気に入った方は他の作品も読んでみましょう!
『天使の囀り』
『黒い家』も人気ですが、同じくらいのオススメに出てくるのが本作品。
僕も今まさに読み進めています!
こちらもホラー小説。
アマゾンの奥地に調査にいった人々が、帰国後、次々に性格は変わっていき、自殺したり奇怪な行動をしていくというストーリー。
これも幽霊とかではないですが、描写がめちゃくちゃ気持ち悪いと評判です。
映像化したら絶対見たくない、なんて感想も見ました。
貴志祐介さんの言葉は頭の中で映像化できるくらい言葉選びがうまいので、読み進めていくのが楽しみです(^^♪
『黒い家』同様、読み進める手が止まらないほど面白いと評価の高い作品です。
『悪の教典 上・下』
伊藤英明さん主演で映画化もされたサイコホラー。
生徒にもPTAでも評判の高い、男性教師が実は凶悪な殺人鬼だったという話。
共感性欠如という相手の気持ちを理解できない人間だったのです。
僕は映画しか見ていないですが、狂気の沙汰です・・・
殺人をなんとも思わず、鼻歌口ずさみながら人を殺しているシーンはトラウマ級です。
これを機に文字でも読んでみようと思います。
『新世界より 上・中・下』
こちらはホラーではなくSF作品。
貴志祐介さんはジャンルが多種に渡り作品を残しています。
本作品は『日本SF大賞』という賞も受賞している作品です。
1,000年後の日本で、「呪力」という特殊能力を持った人間たちが作った、犯罪もない理想郷が舞台。
現在日本の問題も風刺しているという内容で、僕もまだ未読なので、『天使の囀り』を読み終わったら読んでみようと思っています(^^♪
以上、小説『黒い家』のネタバレなしのあらすじと感想の紹介でした(^^)
2021年4月現在、kindle Unlimitedでは、無料で読めます!
この機会にダウンロードしてみてはどうでしょうか(^^♪
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。