ども!
歴史好きなライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!
歴史は繰り返すと言われます。
歴史上の人物のストーリーを聞くと現代でも役に立つエッセンスがたくさん詰まっているんです!
日本史の偉人から学べる教訓シリーズ。
シリーズ61人目は平安時代の僧侶で、真言宗の開祖でもある「空海」です!
最澄、空海とよくセットで覚えた人もいるでしょう。
最澄は天皇公認のエリートでしたが、空海は無名の僧侶として中国に渡り、努力で密教を習得。
そして、帰国後も布教に力を入れ、庶民からも人気の僧侶だったのです!
また、弘法大師という名でも知られ、「弘法も筆の誤り」ということわざがあるくらい、字を書くのもうまかったのです。
空海って何をした人?
空海から学べる教訓は?
これらのことをざっくりと5分でわかるように解説していきます^^♪
(約5分で読めます)
空海って何した人?
元々、僧侶ではなく官僚を目指す
空海は、今の香川県である讃岐国に生まれます。
空海にはお兄さんもいたので家を継ぐのは兄に決まってました。
次男の空海は官僚になってほしいという父親の期待も背負い、10代で官僚になるための勉強を始めます。
しかし、20歳手前くらいから、仏教にハマりだし、なんと出家してしまいます。
空海パパからは「おいおいおいちょっと待てよー!」って感じですよね。笑
そこからはもう仏教に傾倒し、めちゃくちゃ修行します。
そして、31歳の時には唐に渡るチャンスを得ました。
20年で学ぶものをたった2年でマスター?!
当時は無名の僧侶として、遣唐使として中国に渡ります。
同じ船には天皇公認僧侶のエリート『最澄』と、空海と同じ「三筆」に名を連ねる『橘逸勢(たちばなのはやなり)』も乗っていました。
※三筆とは、日本書道史上、最も優れた人に選ばれた3人。空海、嵯峨天皇、橘逸勢。
そこで、仏教やサンスクリット語なども学び、当初20年を予定してたものをたった2年でマスターしていきます。
ちなみに、サンスクリット語とは主にインドで使われてる言葉で、仏教の経典などにも多く使われていたので学んでいたのです。
当時の最先端仏教であった「密教」を習います。
密教とは、その名の通り秘密の仏教で、信者だけが知ることができる教義や作法が多いのが特徴です。
「密教」は、7,8世紀にインドで始まり、中国に渡り、そして空海が中国で学び日本に持ち帰ります。
空海は日本の密教の第一人者となるのです。
このとき、空海はこういう言葉を残してます。
「虚しく往きて実ちて帰る」
「なんにも持たずに唐に行ったが、非常に多くのものを持ち帰った」という意味で、2年の成果がどれだけ大きいものかわかりますね。
真言宗を開く
こうして、猛勉強の末、帰国した空海。
学んだのは仏教や言語だけじゃなく、唐の土木技術や薬学なども学んだそうです。
帰国後は、空海は真言宗を開きます。
非常に多くのことを日本に持ち帰ったこともあり、天皇に認められます。
「真言宗の教えを修行する場として、高野山にお寺を建てたい!」
ということを嵯峨天皇に懇願すると、それも認められ、高野山に金剛峯寺を建立。
東寺というお寺もプレゼントされ、真言宗は広まっていきました。
様々な功績を残し、仏教のカリスマとして崇められますが、62歳で亡くなります。
(宗教上は入定といい、仏になるために修行して肉体的には死んでいますが、永遠の瞑想に入ったとされています。)
亡くなってから約100年後には、当時の醍醐天皇から「弘法大師」の名を授けられました。
死してもなお、ずーーっと崇められる人物になったのです。
カリスマ性を持つのに必要なこと
空海が仏教のカリスマと言われる所以は、単に新しい仏教である真言宗を広めたってだけではありません。
空海は帰国後、以下のような事業にも手をかけました。
・決壊ばかりしていた池を最先端の土木技術で堤防を作り修復
・今まで学校は貴族のためのものしかなかったのを、庶民も学べるように、綜芸種智院という教育機関を作る
このように、庶民が喜ぶことをたくさん手掛けていたのです。
空海は仏教のカリスマでもあり庶民のカリスマでもあったのです。
カリスマがある人って、経歴がすごいだけではないと僕は思います。
現代のカリスマ経営者と言われる人は、皆、腰が低くとても謙虚だと言われていますよね。
周りの人を喜ばせる
これが一番カリスマ性に大切なことではないでしょうか。
空海から学べる教訓
空海から学べる教訓は「カリスマ性に必要なことは周りの人を喜ばせる」ということです。
スキルを持ち、結果も出して、収入も増えたりすると、おごり高ぶる人も少なからずいます。
どんなに成長できても謙虚にいて、身近な人を喜ばせることができるような人になりたいと空海先生の人生を学んで感じました。
空海について学びたい人には以下の本がオススメ。
小説のような文体で読みやすいです(^^♪
読んでくださった方の何か考えるキッカケになれたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。