ども!
ライフコーチのけんいちです!
『まだ見ぬ世界、自分に出会えるブログ』へようこそ。
このブログではライフコーチの観点から心が楽になる考え方をシェアしたり、オススメの本や映画の紹介をしたりしています。
このブログを通して知らなかったコトやモノに出会え、新たな世界が開けるかも?!
僕は読書が大好きで年間だいたい100冊くらいの本を読んでいます。
そんな僕が、オススメの本を紹介していきます。
今回ご紹介するのはコチラ!
作家・橘玲さんの本で、2002年に出た『お金持ちになれる黄金の羽の拾い方』の新版です。
お金持ちになるための本はかなりたくさんありますが、今まで読んだ本の中で1番実用的だと思いました。
それは、わたしたちの目線で書いてくれていて、身近な税制度も詳しく書いてくれているからです。
お金持ちになるために何ができるのか?
考えたい人にオススメの本です。
✔国の税制度などの仕組みを詳しく知りたい人
✔これから独立しようとしている人
それでは早速紹介します!
(約5分で読めます)
この本の要約と感想
お金持ちになれる方法は3つだけ。
①収入を増やす②支出を減らす③運用利回りを上げる。
資産を形成するには収入の中から支出を減らし、余剰分を投資などに回して運用していくしかない。支出を減らすための保険や税金の見直し方が書いてある。
もうひとつお金持ちになるために大事なのが法人化すること。雇われ個人と自分で法人を持つことでは払う税金が大きく変わる。
こうした合法的な抜け穴を事細かに書いてくれてるのが本書。
言われたとおりに税金を払い、みんながしているから会社員として雇われで働いてる人は要注意!この本をキッカケに見直してみよう!
黄金の羽ってどんなもの?
筆者が言う『黄金の羽根』というのがそもそもなんなのかということについて。
本書では「制度の歪みがもたらす幸運」のこと。
どういうことか、次のようなわかりやすい事例が挙げられていました。
☆2002年FIFA日韓ワールドカップのチケットについて
・チケットは非常に人気で国内ではまったく取れず、高額で転売もされていた。
・しかし、日本人の中には、家族で悠々と全試合観戦できている人もいた。
→この差は何か?
・実は、FIFAが需要を見誤り、国内分を少なく見積もり、海外販売分を多く分配してしまっていた。
・海外分は売れ残っている状態だが、海外に住んでいる人しか買えない。
・しかし、実際はチケット1枚売るのにわざわざパスポートを確認したりはできない。
・よって、海外に住んでいる友達に協力してもらえればいとも簡単に買えてしまった。
この制度の抜け穴のようなものを『黄金の羽根』と呼んでいます。
多くの人は「海外分のチケットは海外に住んでいないから買えない」と諦めてしまうでしょう。しかし、「そんな大量のチケットを1枚1枚本人確認までやっている暇はないだろうな」と賢い人は考え、友人に頼むことでそれを受け取ればいいのです。
こういう合法的な抜け穴=黄金の羽根を拾える人が、お金持ちになれるというのです。
別に上記のチケットの例はお金持ちになれる方法ではないですが、日本の税制度などの抜け穴を紹介してくれているのがこの本です。
節税を考えている人のヒントにもなるでしょう。
お金持ちの特徴はシンプル!
お金持ちの特徴はいたってシンプルです。
①収入を増やす
②支出を減らす
③資産の運用利回りを上げる
収入が多くても支出が多ければ、お金はたまりません。
当たり前ですね。
誰にでもできる方法とすると、②支出を減らすことです。
「金持ちはケチだ」とよくいわれますが、これは論理が逆で、「ケチだから金持ちになれた」のです。(117pより引用)
収入を増やすこともお金持ちになるためには大切ですが、支出を減らすことも大切です。
収入が大きくなればなるほど大きくなる支出。それは税金ですね。
いかに合法的に支出を減らすかということがカギになります。
筆者は法人化することを紹介しています。
法人化のメリット
原著では「惜しみなく奪われるひとびと」として、サラリーマンが国家からの収奪の対象となっている現実を指摘しました。(236pより引用)
サラリーマンは、なぜ「国家からの収奪の対象」となっているといえるのでしょうか。
そんな僕もサラリーマンです(笑)
サラリーマンの給与明細を見ればわかりますが、
会社からの給料 ー 年金、税金、もろもろの保険など = 手取り
という方程式ですよね。
当たり前のように我々は手取りベースで会話していますが、問答無用で会社からの給料から年金や税金などが引かれているのです。
給料が増えれば増えるほどその所得税などの金額も増えていきます。
これがサラリーマンが永遠に搾取されるという現実です。
ベストセラーになった『金持ち父さん 貧乏父さん』にも「サラリーマンでは金持ちになれない」と書かれています。
いかにして「税金を払わないか」が支出を減らす大きなポイントとなります。
そこで、筆者が提案するのが「マイクロ法人」=「個人で法人化」することです。
自分が個人事業主となり、以下の2種類の方法で税金を減らせます。
①合法的な範囲で、できるだけ税金を払わない。
②合法的な範囲で、できるだけ多く再分配を受ける。
自分が社長として法人となれば、自分の給料も自分で決めるし、家族を社員として雇うこともできます。
税金も雇われの個人と、法人とでは税率が異なります。
中小企業のオーナー社長や法人成りした自営業者のように、法人と個人に自由に所得を分配できる立場にあれば、同じ所得であるにもかかわらず、この税率の差異を利用して合法的に税額を減らすことが可能になります。(264pより引用)
僕は本書の一番重要なポイントはココだと思いました。
僕も、ある個人事業主さんと話をしていたら「独立するなら絶対法人化したほうがいい」と言われました。
それは、自分の生活費も経費で落とせるからです。
例えば、買った洋服もちゃんとした理由があれば経費の対象となり、その洋服代が引かれた給料から税金が支払われます。
なので、課税対象から抜け出すことができるのです。他にも、自分の自宅を事務所とすれば、その範囲内であれば光熱費も経費として加算できます。
なんだかずるいと思う人もいるかもしれませんが、これも合法ですね。
本書を読んでこの話を思い出し、まさに『黄金の羽根=抜け穴』だなぁと感じました。
黄金の羽根を拾えるようになろう!
本記事では、この本の主義主張の大枠のみ紹介しましたが、もっと詳しく税率の計算から、税金の支払いをいかに減らすかという方法が事細かに書かれているので、オススメです。
法人化すると、給料の金額は自分で決めますので、課税所得が0にできる範囲内で給与を決める、とか他にもたくさんの方法があるのです。
知識のない僕としては目からウロコでした。
どれもが今すぐできるわけではないですが、着実にサラリーマンから脱却したいと思います(笑)
本書はその指針となるような本でしたので、これからもターニングポイントのたびに読んでいきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。