ド底辺サラリーマンの夢の叶え方

https://webplatform.github.io/docs/html/elements/head

まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ

心が軽くなる心理学やオススメの本や映画を紹介しています。※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

【書評 vol.108】幸せに生きるために大切なことを学べる本「生きる意味」著:アルフレッド・アドラー


Hatena

ども!

読書大好きなライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!

 

幸せに生きるってなんでしょう?

 

「人の悩みはすべて人間関係だ」

これは医者でもあり心理学者でもあるアドラーの言葉。

アドラー心理学を取り扱った『嫌われる勇気』がベストセラーになりましたね。

 

人は、他人と関わることで悩み苦しんでいます。しかし、それは、自分の解釈を変えれば解決できるのです。

 

幸せに生きるために大切なこと。

それを教えてくれるアドラーの原著をご紹介します!アドラーが亡くなる4年前に書かれた集大成のような本です。

 

それはコチラ!

 

 

  

『生きる意味 人生にとっていちばん大切なこと』というとても壮大なタイトルですね 笑

 

それでは早速、ご紹介します!

 

 

こんな人にオススメ!

本

・アドラー心理学を少しでも学んでる人

・子育てしてる人

・心理学、カウンセリングを勉強してる人

 

原著なだけあって、少し難しめな表現を使ってるなぁという印象。

また、「共同体感覚」「劣等コンプレックス」「優越コンプレックス」など、アドラー心理学ではお馴染みの言葉がたくさん出てきます。

 

これらを知らないと「?」となることがありそうなので、もし、まだアドラー心理学をよく知らない人は、以下の本などから読み始めるのをオススメします!

 

 

 

他には、アドラーの考え方として「性格は幼少期に作られる」というものがあり、子供のころの育ち方がいかに大切かというのも書かれているので、子育てしてる人にもオススメ。

 

そして、カウンセラーとしてアドラーが今まで接してきた患者さんの症例も紹介されてるのでカウンセラーになろうとしてる人とか勉強してる人にもピッタリな本ですね。

 

 

この本の要点と僕が伝えたいこと

ノートにまとめている人

人生はすべて自分がどう見るか、どう感じるかで幸せかどうか決まる。性格は、幼少期のライフスタイルによって形作られるので、自分の解釈の源泉である過去を振り返ることで、自分が人生をどう捉えているかがわかる。

そして、人間は他者との関わり、他者への貢献により幸せを感じることができるのでこうした「共同体の中で生きている」という共同体感覚がとても重要。「共同体感覚」を育てることが幸せに生きるために大切なことである。

 

 

この本の目次は以下の通りです。

1.自分と世界をどうとらえればいいのか

2.人生を読みとる心理学の道具や手法

3.人生の3つの課題に出会ったとき

4.肉体と精神はいかに影響しあうのか

5.体形、行動、性格

6.劣等コンプレックス

7.優越コンプレックス

8.育てにくい子供たち

9.甘やかされたひとの架空の世界

10.そもそも神経症とはなにか

11.性的倒錯者たち

12.いったい「自我」とはなにか

13.母親と父親が子どもの成長に与える影響

14. 白昼夢と睡眠時の夢

15.「生きる意味」とはなにか

 

自分の人生に対する解釈や、子どもがどう育っていけばいいか、劣等感との向き合い方など、非常に細かく分析されたまさに「ザ・アドラー」という感じの本でした!

 

 

幸せに生きるためには「共同体感覚」を育てること

肩を組んでいる友達同士

 

協力を身につけた子どもは大丈夫です。自分が全体の一部であるという感覚を身につけた子どもは、気持ちを刺激する秘密を抱え込んだりせずに、両親に話したり、先生に相談したりします。(56pより引用) 

 

共同体感覚とは、まさにこのことです。

 

幼少期に外部からの影響で「自分はひとりぼっちだ」という孤独感を感じたり、「お前なんか必要ない」とひどい言葉を親から浴びせられたりしてきた人は、「自分は全体の一部である」という共同体感覚が育ちません。

 

そうすると、何か困ったときも誰かに助けを求めたりせずに閉じこもってしまうのです。苦しむ人は、社会と自分は分断されているという感覚にさいなまれて、なかなか解決できなくなります。

 

また、甘やかされた子どもも外部とうまく付き合えなくなるそうです。

 

親に甘やかされる →困ったらいつでも助けてもらえると思う →自己中になる

 

って感じで、「自分は全体の一部」ではなく「自分が全体の中心」という感覚になってしまうんですね。

 

こうならないためにも、子どものころから共同体感覚を養うことが必要です。

本書には子どもへの適切な接し方も書かれています。

 

 

劣等感は前向きなエネルギー

 

元気

人間であることは劣等感をもつことだと、わたしは以前から指摘してきました。(101pより引用)

 

この文章を読んだ時、シビれました。笑

 

劣等感ってダメなものじゃないんですね!

 

劣等感は「自分は他の人に比べて劣っているからダメだ」という考えではなく、「足りない部分はここだから、伸ばしていこう」という前向きなエネルギーに変えられるものなのです。

 

多少なりとも劣等感を感じてる人は多いでしょう。でも、それは前向きなエネルギーと捉えることもできるんですね!

 

劣等コンプレックスとは、劣等感による反応がずっと続いて、劣等感にしがみつくことです。これは、共同体感覚がかなり不足していることから説明できます。

同じ体験、同じ夢、同じ状況、同じ人生の課題は、たとえそれが完全に同一のものであっても、一人ひとりに違う影響を与えます。(120-121pより引用)

 

先ほど書いた「共同体感覚」が育ってないと、劣等感が強く出てしまいます。

劣等感は前向きなエネルギーにはなりますが、固執しすぎると相手を蹴落としたり、人間関係がうまく行かなくなってしまいます。

 

要注意!!

 

 

 

「生きる意味」とは?

祈っている女性


 

アドラーは、共同体を単なる社会とか人間関係にとどまらず「宇宙」と捉えています。

 

自分が人間としてこの世に命をもらったことは、脈々と続く人類の歴史の一部(=共同体感覚)なんだと言います。

 

「大げさ!!!」と思う節もありますが(笑)、人類の成長の歴史の中の一部なので、アドラーは「生きるとは、成長することです」と言っています。

 

「人類の幸福に貢献しなかった人間はどうなるか?」と問うとき、さらに決定的かつ明白になります。問いに対する答えは、「何も残さず消えた」です。(295pより引用)

 

「何も残さず消えちゃうのーー?!」笑

 

でも、人類の幸福に貢献した人って今でも覚えられていますよね。

ニュートン、エジソン、アインシュタイン、ベートーベン。。

 

今の僕が死んだって何も残らず消えていくでしょう。笑

 

漫画ワンピースのDr.ヒルルクのセリフを思い出します...

 

人はいつ死ぬと思う?

....人に忘れられたときさ

 

 

共同体感覚が備わっていると、周りに貢献したいという欲求が生まれ、人の役に立てるようになります。

 

自分も幸せで、誰かの幸せにも貢献したとき。それが生きる意味となるでしょう。

 

なんかうまくまとまりましたので、ここらへんで。笑

 

 

・劣等感との向き合い方

・共同体感覚を育てる子育てのコツ

 

特にこの点が深く書かれてるのでオススメです!

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

ではまた。

ざす。