ども!
こんばんは!
ド底辺サラリーマンのけんいちです。
人生で壁にぶち当たった時、
人は何が必要なのでしょうか。
そんなことを実体験から教えてくれる本を紹介します。
それはコチラ!
SHOWROOM社長の前田裕二さんの著書です。
彼は8歳で両親を失い、稼ぐために小学生から路上ライブを行なってました。
その頃のエピソードもありますが、
『どうしたら人は立ち止まってくれるか』
『どうしたら自分の歌にお金を払ってもらえるか』
ということを仮説を立てて検証してまた再考して、、というPDCAを小学生ながら実践していたようです!
すごい!!
今のSHOWROOMもこの路上ライブが原点になっていると仰っています。
そんな生粋のビジネスマンの考えやヒントがこの本にはふんだんに盛り込まれています!
そして、それはビジネスだけでなく、幸せな人生を生きるための″勝算″でもあります!
こんな人に読んでほしい!
・ビジネスや人生を生きる上で壁にぶち当たっている人
・今から起業したり、新しいプロジェクトを立ち上げようとしている人
・すべてのことになんだかやる気が起きない人
ビジネスマンや起業しようとしている人にとっても役立つ本ですが、3つめに書いた『なんだかやる気が起きない』という人にも読んでほしいと思いました。
というのも、僕がめちゃくちゃ鼓舞されたからです!笑
これだけビジネスで成功しているのに、未だに2時間睡眠で勉強や研究し続け、『より良いものを!』『世界一になる!』と物凄い熱量で仕事されてます。
しかも年は僕の1個上でほぼ同年代。。
僕みたいな凡人が成功するにはサボってる時間なんてねぇ!!と刺激を受けました。笑
前田さんありがとう(笑)
前田さんは『Googleを超える!』とビジョンを掲げてます。
この本の要点と僕が伝えたいこと
ビジネスや人生において壁にぶち当たったときに、必要なことがふたつある。
ひとつはどんなものに対しても揺らぐことのない深い愛情を持つこと。
ひとつは人生の価値観や自分のぶれない軸、コンパスを明確に持つこと。
そして、人は絆や体験にお金を払いたくなるものだ。
この本は前田裕二さんが証券マン時代からDeNAに入社し、そして独立してSHOWROOMを起業するまでの話が書かれています。
この中からビジネスと人生にとても大切で僕が心に響いたエッセンスをピックアップしてご紹介します!
人生とビジネスに必要なこと
①すべてのことに対する深い愛情をもつこと
僕はこの本の中で前田さんの証券マン時代のメンターとして登場する宇田川さんって方のエピソードがめちゃくちゃ好きで共感しました。
この宇田川さんって人は営業成績もトップで、最年少で営業部のマネージングディレクターに選ばれる超エリートの方だそうです。
前田さんが『この仕事をする上で勉強しなくてはいけないことはなんですか?』と聞いたときのこと。
すると宇田川さんは「勉強なんかいらないよ。とにかく人に好かれること。秘書も、掃除のオバちゃんでも、受付の人でも、好かれなくちゃダメだ」と答えました。(94pより引用)
また、前田さんがインターン時代に本社を訪れたときのエピソードも印象的でした。
本社のビルは、1日で1,000人以上が出入りするそうなのですが、1階の受付の女性がこの宇田川さんって方のことを知っていたそうです。
この女性いわく、1,000人以上出入りするビルの中で、毎日目を合わせて名前を呼んで『○○さんおはよう』と声を掛けてくれるのはこの宇田川さんだけだったとのこと。
「もし宇田川さんから休日出勤してくれと頼まれたら私、喜んでいつでも出てくるわ」(中略)
受付の方は、腕まくりしながら、熱く語りました。(中略)
宇田川さんは人に好かれる天才ですが、それ以前に、「人を好きになる天才」でした。(96-97pより引用)
こんな風に言わしめる人ってすごい!!
このエピソードを聞いて、僕の会社にもこの宇田川さんって方とダブった方がいました。
僕の会社は食品会社なのですが、
僕があるトラブルで取引先の物流センターに行ったときのことです。
物流センターはいわゆる大きな倉庫みたいなもので、もちろん僕の会社だけでなくいろんな会社の商品が一挙に集結して、そこから仕分けを行うような感じです。
たぶん何百人といた作業者の中のひとりが、
「○○さん、元気にしてる?」
とその先輩の名前を挙げました。
たしかに僕が担当する以前にその先輩が担当していた取引先ですがそれはもう7,8年も前のこと。
そして、何百人といる作業者の中のひとりがその先輩を覚えていたんです!
すげーーーと思うと同時にこの人には勝てねぇなぁと思いました。
どこまで細部に気配りができているのか、と心底感動しました。
その僕の先輩もやはり人を好きになる天才なのかな、と思いました。
今回の話は、おもに人に対してですが、
すべてのことに対して深い愛情を持って接することが大事だということです。
その深い愛情はいつか自分に還ってきます。
人を好きになれば、人に好かれる。
自分が困った時に助けてくれます。
そのために、相手への思いやりや共感力を磨くことが大切になってきます。
②自分の揺るぎない価値観、コンパスを持つこと
これはビジネスにも人生にも当てはまります。
人生において、自分が何に幸せを感じるかというコンパスがないと自分のやりたいことなど見つかりません。
また、幸せな人生も歩めません。
前田さんも立ち上げたSHOWROOMがうまく軌道に乗らないとき、ピンチを迎えていました。
なかなか上がらない売上
離れていきそうな仲間
どう頑張ればいいのかわからない
そんなときに支えになったのは自分の価値観やコンパス、ビジョンだったと言います。
立ち上げメンバーと朝まで営業していたスターバックスに毎日入り浸って議論していたときのこと。
そのときに、寄りかかったのは、やはり、自分の原体験や、なぜ自分個人としてここまでやって勝ちたいのか、SHOWROOMで世界を変えたいのかという、抽象的なビジョンや価値観の部分でした。(190-191pより引用)
どんなときでも大切なのはブレない価値観やビジョンです。
そして、それを仲間と共有していたことで諦めずに努力を続け、成功するまで突き進むことができたんですね。
ビジネスにおいても、人生においても、
『自分が何を成し遂げたいか?』
『自分にとっての幸せとは何か?』
ということを明確にしておきたいですね。
人は絆や体験にお金を払いたくなる
今現在、だんだんとモノが売れなくなってきていると言われてますね。
前田さんもモノ消費からヒト消費になっていると仰っています。
ヒトやコト(体験)にお金を払う傾向になっているのかもしれません。
そこでしかできない体験やヒトとの繋がりにお金を払いたくなるのです。
前田さんが路上ライブで成功した流れを紹介します。
①最初は自分にしかできないオリジナルがいいと思い、自分で作詞作曲した歌を歌う。
②しかし、誰にも立ち止まって貰えず、誰でも知っている曲の方がいいのかと思い、客層にあった歌謡曲を歌うようにする。
③すると人がだんだんと立ち止まってくれるようになる。
④そしてあるお客さんからリクエスト曲を貰い、今は弾けないから1週間後に来てくれるようお願いする。
⑤1週間後にそのお客さんが約束通り来てくれて、その曲を披露して、お金を戴く。
前田さんはPDCAを回して成功したのです。
そして、どのポイントでお金を戴くことが出来たかというと、リクエスト曲を練習して披露したとき。
このリクエスト曲というのは、『小学生の子が知らない曲を自分のために練習して歌ってくれた』という自分にしかない体験をお客さんに与え、前田さんとの絆にお金が支払われたんです。
人がお金を払うのは感動したとき。
ビジネスとして成功するには、モノを売るのではなく、ヒトやコトを売らないといけないんですね。
そこにある絆やストーリーに人は価値を感じてお金を払ってくれます。
どんな職業にも当てはまることではないでしょうか。
絆やストーリーに価値を感じてもらうにはコミュニティ化して、相手に自分ごとのように感じてもらうことが大切です。
前田さんの路上ライブのお話でいうと、
お客さんは前田さんとのコミュニティの中で、『自分のための歌だ』と自分ごとのように体験を出来たから感動したんですね。
また、余白を作ることも大切だと言います。
確かに完璧すぎる人って近寄りがたいですよね(。-∀-)
小学生で曲も知らないという完璧ではなく余白がある前田さんだからこそ、頑張りがよりお客さんに響いたのです。
人は完璧ではない人、余白のある人を、応援したくなるんです。
まとめ
人生において、ビジネスにおいて、自分のゆるぎない価値観やコンパスを持つようにしましょう。
そして、誰にも負けない情熱と、すべてのことに対して深い愛情をもつことを忘れないようにしましょう。
それらがあればどんな困難な壁にぶち当たっても乗り越えられる。
それを前田裕二さんはこの本で証明してくれています。
この本は本当に刺激になった!!!
僕もがんばるぞ!
そして、ビジネスに大切なコミュニティ化。
相手を囲い込んで自分ごと化してもらえることやストーリー、絆を意識することが売上につながるということも改めて感じました。
これは意識していきたいと思います!
ではまた。
ざす。