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心が軽くなる心理学やオススメの本や映画を紹介しています。

【書評・要約】人生を浪費するな!『人生の短さについて』著:セネカ


Hatena

ども!

ライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!

僕は読書が大好きで、年間100冊ほどビジネス書や歴史書中心に読んでいます。

そんな僕がオススメ本を紹介します。

 

 

今回ご紹介するのはコチラ!

 

哲学者「セネカ」の『人生の短さについて』です。

 

セネカという人物はちょうどイエスキリストと同じくらいに生まれた大昔の哲学者です。

 

「ストア派哲学」という宗派の重要人物で、数々の名著を残しました。

そんな彼の本の中でも1番有名な『人生の短さについて』の紹介です。

 

その名の通り「人生の短さ」「時間はあっという間に過ぎてしまう」ということを淡々と語り、時間を浪費しないような生き方をススメている本です。

 

2,000年も前の本なのに今読んでも心に響くのは本当に名著だからでしょう。

 

 

それでは早速内容をざっくり紹介していきます!

本書の内容をよりわかりやすくするためにセネカ はどういう人物なのか?ストア派哲学とは何か?ということもザックリ紹介します。

 

 

(約5分で読めます)

『人生の短さについて』はこんな人にオススメ!

     本

・毎日を忙しなく過ごしている人

・人生にハリがないと感じている人

・ストア派哲学に触れたい人

 

毎日「朝起きて仕事に行って夜遅く帰ってきてすぐ寝る」ような生活をしてしまっている人にはピッタリの本です。笑

まさにセネカがそういう生活を批判しているからです。

 

自分の人生を自分らしく生きるために必要な考え方が学べます!

 

 

 

この本の要点と僕が伝えたいこと

   まとめ

本書はストア派哲学の代表的な人物である「セネカ」の著書。『人生の短さについて』ともうふたつ『母ヘルウィアへのなぐさめ』『心の安定について』という話も掲載されている。

「人生は浪費すれば短いが、過ごし方次第で長くなる」とセネカは説く。仕事に忙殺されるような毎日を過ごしていてはあっという間に老人になり、死ぬ間際に後悔することになる。

時間は目に見えないものだから人は安く見積もっている。時間もお金同様、浪費してはいけない。自分の本当にやりたいことや英知のために時間は使うべきである。

 

 

  

セネカってどんな人?ストア派哲学とは?

セネカ(Wikipediaより)

セネカ(Wikipediaより)


 

本書を読む前の前知識として、セネカとストア派哲学について少し触れておきます。

 

セネカってどんな人?

セネカは今のスペインに生まれました。

生年については明確な記録がないようですが紀元前4年から紀元後1年あたりに生まれたとされています。

 

セネカ家は資産家でありお金持ちだったようです。父親は、セネカに、当時のエリート道である政治家になってもらいたかったようですが、セネカ自身は哲学を学びたいと思っていたようです。

 

しかし、それを断念して父の望み通り政治家になります。

その後紆余曲折あり国から追放されたりもしていましたが、ローマに政権復帰したあとは、皇帝の奥さんの指示で皇帝の息子の家庭教師をすることになります。

 

それがのちに「暴君」と言われ恐れられた皇帝ネロです。

 

ネロは、学問に対しての関心が全くなく見込みはなかったようですが、家庭教師として政治について教育していました。

 

ただ、このネロは皇帝になると贅沢を尽くし、少しでも刃向かった人は親族でも殺害してしまうという暴挙に出て、セネカはそんなネロに愛想を尽かして、政治の世界から足を洗い3年ほど隠遁生活を送っていました。

 

しかし、貴族によるネロ暗殺の陰謀が明るみに出るとセネカも陰謀に加担したと嫌疑をかけられ、死罪を命じられます。

 

セネカは死を受け入れ、自殺することになります。

 

追放で島流しに合い、しまいには死罪を命じられてしまいますが、彼は哲学を学んでいたので心を乱すことなく一生涯を終えたのです。

では、彼の心の安定をもたらしたストア派哲学とはどんなものなのでしょうか。

 

 

ストア派哲学ってどんなもの?

ストア哲学は今のビジネスマンにも大変人気の哲学です。

たくさん本も出ていますし、僕もこの教えに触れましたが、アドラー心理学などの今の心理学にも通ずる考え方だと思います。

 

簡単に言うと、「自身に起こり得る困難や課題にいかに立ち向かい、自分らしく生きていくか」ということを説いた教えです。

 

紀元前3世紀頃にゼノンという人が立ち上げた哲学宗派です。

 

「ストイック」の語源でもあり、感情や一時的な快楽に溺れずに自分の課題や目的を全うするための教えなので「禁欲的」を意味する「ストイック」の語源になりました。

 

以下の記事で「ストア派哲学」の本についてまとめていますので、予備知識にどうぞ。

 

 

 

セネカと言う人物について、ストア派哲学について、簡単ではありますが、まとめましたので早速本書の内容に入っていきます!

 

 

人生を短くしているのは自分自身 

人の手

『人生の短さについて』という本は、セネカの奥さんの近親者である男性に宛てた手紙を本にまとめたものです。

 

その近親者の男性は、自分の時間なんて取れないような大変多忙な仕事をしていました。

 

そんな人生だと後悔するよ?ということを親身に諭している内容なのです。

 

われわれは、短い人生を授かったのではない。われわれが、人生を短くしているのだ。われわれは、人生に不足などしていない。われわれが、人生を浪費しているのだ。(17pより引用)

 

「時間がない」という言葉をよく使う人には痛い言葉ではないでしょうか。

 

目的なくダラダラ過ごしている時間。

誰かに言われて何も考えずに自分の時間を他人に捧げている人。

 

人生、時間は誰にでも平等にあるので、「時間がない」という状態は自分で作り出しているだけなのです。

 

 

 

 

生きることから最も離れたことは「多忙」

忙しい人

 

生きるということから最も遠く離れているのが、多忙な人間だ。生きることを知るのは、何よりも難しいことなのだ。(中略)

生きることは、生涯をかけて学ばなければならないのだ。さらにいえばーあなたはいっそう驚くことだろうー死ぬことも、生涯をかけて学ばなければならないことなのだ。(37pより引用)

 

忙しいという漢字は「心」を「亡」くすと書きます。

 

自分でコントロールできないことに時間を費やしていると、自分の人生を生きることから遠く離れてしまうのです。

 

自分は何のために生きているの?

自分は何をしてる時が幸せなの?

誰とどんな人生を歩んでいきたいの?

そのためにできることは?

 

こうした自分の人生を送る術を考えるのが「生きる」ということだとセネカは教えてくれます。

 

 

 

人生を浪費しないために必要なこと

   旅

 

多忙な人生から脱却するためには何が必要なのでしょうか。

 

忙しいの対義語は暇です。

だからと言ってぼーっと暇つぶしをしなさいとセネカは言っていません。

 

すべての人間の中で、閑暇な人といえるのは、英知を手にするために時間を使う人だけだ。そのような人だけが、生きているといえる。(66pより引用)

セネカにとってそれは学びであり哲学でした。

彼より昔を生きたソクラテスやアリストテレスの本から学び、自分の生きること、死ぬことについて考え続けました。

 

あなたにとっての英知とはなんでしょう?

「生きるとは?」「死ぬとは?」だと少し難しいので、「何をしている時が幸せか?」を考えてみるのが良いと僕は思います。

 

 

本書は、自分の人生を生きるための大切な一冊になるでしょう。

ぜひ、手に取ってみてください。

 

本書は平易な文章でとても読みやすく、単語の注釈もそのページに付けてくれるので注釈見ながら読み進められます。

 

最後に「解説」で、セネカについて、この本についての知識も書いてくれているので、初めから読む前に最後の「解説」から読むことをオススメします!

 

また、『母ヘルウィアへのなぐさめ』『心の安定について』も、とても大切なことが書かれているので、別の記事でまとめたいと思います。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

ではまた。

ざす。