ども!
ライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!
僕はビジネス書や自己啓発書が好きでよく読んでいるんですが、現代の自己啓発書の頂点ともいえる本に『7つの習慣』という本がありますよね。
発売から30年以上経ってもなお人気で、累計3,000万部以上売れている最強の自己啓発書です。
元アメリカ大統領であったり、有名実業家の方も絶賛する本で、日本でも「まんがで読む」シリーズが出版されたり、中田敦彦さんが自身のYouTubeチャンネルでも解説していたり、非常に人気の名著です。
そんな「7つの習慣」は名著すぎて『「7つの習慣」をわかりやすく!」とか「○○分で解説!」とかいう記事や動画はたくさんあるので、本記事ではそういうのは書きません(笑)
逆に、ひとつひとつの習慣を死ぬほど詳しく書いてみようと思い、記事を書いています(笑)
僕もこの7つの習慣は何回も読み直していて、僕の実体験や感じたことも踏まえて、7つある習慣のうち、1つの習慣を1記事じっくり使い解説したいと思います。
本記事の内容
✔『7つの習慣』のおおまかなあらすじ
✔『第4の習慣:Win-Winを考える』の詳しい解説
本記事の想定読者
✔既に『7つの習慣』を読んだことがあって理解を深めたい方や他の意見を聞きたい方
✔まだ『7つの習慣』を未読で、わかりやすく内容を知りたい方
本記事を読む前に『第3の習慣:重要事項を優先する』を知りたい方は以下の記事で紹介しています(^^♪
【死ぬほど詳しく!】『7つの習慣』の「第3の習慣:重要事項を優先する」の解説! - ド底辺サラリーマンの夢の叶え方 (kkenichi.com)
それでは早速解説していきます!
(約6分で読めます)
『7つの習慣』とはどんな本?
『7つの習慣』は、初版が1989年で、日本では1996年に初めて発売されています。
どうでもいいですが僕が生まれたのは1988年なので、翌年ですね(笑)
古典でもなく、最近といえば最近の本。
2020年現在の経営者レベルの人がリアルタイムで読んでいた本かもしれませんね。
著者はスティーブン・コヴィーという方で、イギリスの『エコノミスト』という雑誌では「世界で最も影響力のあるビジネスの思想家」と評価されています。
3,000万部売れているって物凄いですよね。
『7つの習慣』は簡単に言うと、
「人として成功するためには小手先のテクニックではダメ。時間をかけて自分と向き合い、人格を形成していくこと抜きには成功できない。」
と言った内容です。
成果を出したり、環境を変えたりしたければ、外側ではなく内側を変えるしかないのです。
長い年月をかけて日々自己と向き合い、自分の内側の潜在意識などを変えていくために必要な『7つの習慣』を紹介してくれている本になっています。
第1の習慣『主体的である』
第2の習慣『目的を持って始める』
第3の習慣『重要事項を優先する』
第4の習慣『Win-Winを考える』
第5の習慣『理解してから理解される』
第6の習慣『相乗効果を発揮する』
第7の習慣『刃を研ぐ』
第1~3の習慣は自分自身を整えること。
第3の習慣までを実行できて初めて自立したと言えます。
そして、第4~6の習慣は自分と相手の公的成功を目的とします。
自分の成功だけではなく他の人や社会に対して関わりあい、他者に貢献する事こそ気高く幸せなことだとコヴィー先生は言っています。
最後の第7の習慣は1~6までを永遠に磨き続けることです。
そんな構成の『7つの習慣』は、原著も約500ページくらいある分厚い本なので、ひとつひとつの習慣をじっくり解説していきます。
第4の習慣『Win-Winを考える』とはどんな意味か
自分と相手の双方のメリットを考える
「Win-Winの関係になるように!」
仕事しているとこういう言葉をよく耳にします。
今では当たり前のように使っているこの言葉も『7つの習慣』で紹介されて広まった言葉なのです。
自分にも相手にもメリットがあること。
それがWin-Winの関係ですね。
自分にだけメリットがある「Win-Lose」では、相手との関係も長続きせず取引相手ならすぐに契約が終わってしまうでしょう。
相手にだけメリットがある「Lose-Win」では、自己犠牲の上に成り立つ関係性のため、自分が耐えきれなくなってしまうでしょう。
「第4の習慣」以降は、「公的成功」「相互依存」のステージへとシフトしていきます。
人はひとりでは生きていけませんし、喜びを分かち合う仲間がいるとその喜びも倍増しますよね。
その中で、「Win-Winを考える」というのは公的成功の1番の土台になります。
第1〜3の習慣までで誰かに依存してるだけの状態から脱却し自立することができます。
自立して自己実現のためのベースが出来上がったら次は他の誰かとの共存による公的成功へのステップアップをしていくのです。
コヴィー先生は「Win-Win以外はアカン!」と言っています。
相互依存状態において、Win-Win以外は、低次元の選択であり、長期においてはお互いの関係に悪影響を及ぼすことになるだろう。(315pより引用)
Win-Winが無理ならもう取引しないという選択肢の方がマシだと言うのです。
かなりシビアですが、少しでもWin-LoseやLose-Winの関係になってしまうと長期的に見たらメリットは何もないからです。
「Win-Win」の関係を作るのに大切なこと
本書には、「Win-Winを支える五つの柱」というものが紹介されています。
それは、
1.人格
2.関係
3.合意
4.システム
5.プロセス
となります。
Win-Winを考えるときに一番重要なのは、相手との関係性です。
相手と信頼関係を築けるからこそ「Win-Win」を考えることができます。
初対面でどんな考えのもと仕事してるかわからない人と「Win-Win」を考えることなんてかなり難しいですよね。
なので、1〜3が重要になるのです。
まず自分は信頼されるような「人格」なのか?
相手とお互いを尊重しあえる「関係」なのか?
自分と相手のメリットを確認し合い「合意」できるか?
これが、Win-Winのポイントですね。
そして、「Win-Win」を維持するために必要なのが「システム」と「プロセス」。
組織で人数が多くなればなるほどシステムが必要になります。
メンバーの行動に対する評価方法、組織の理念、情報伝達方法などなど。
注意したいのは行動に対する評価が「報酬」になってしまうと「Win-Win」は生まれないということ。
「報酬」にするとメンバー内でも競争心が生まれ、誰かが勝ち、誰かが負けるという関係が生まれます。
競争は一見、切磋琢磨して良さそうですが、負けた方のモチベーションは下がるので危険です。
本書内でも、組織内で社員を競わせるコンテストにコヴィー先生は苦言を呈していました。
最後に、「プロセス」はものすごく大事。
1)相手の立場から相手の心配事やニーズを考える。
2)対処する問題や関心事を明確化する。
3)お互いが納得できる結果にいくには何が必要か考える。
4)その結果にいくための案や選択肢を打ち出す。
これが本書に書いてあるプロセスです。
「相手の立場に立って考える」ということはとても大事ですが、自己犠牲の「Lose-Win」にならないよう「自分のメリット」も主張しましょう!
Win-Winを実行してみよう!
具体的にいま、直面している問題や解決したい課題についてこの「Win-Win」を当てはめて実践してみましょう!
僕の場合は実践する場所がたくさんあります。
僕はライフコーチとメーカーの営業マンの二足の草鞋を履いていますが、特に営業マンの仕事では取引先と「Win-Win」の関係を築くのが必須です。
「対等な関係を!!」とよく上司にも言われます。
仕入先が下の立場という感覚がどこかしらあるのです。
販売先があっての僕らの仕事ですから。
でも、商売は対等であるべき。
協賛するのにも相手にばかりメリットある提案をしてしまっては「Lose-Win」になってしまう。
僕はよく「Lose-Win」の取引をしてしまってたなぁと反省してます。。。
かといって、こちらからのメリットばかり主張すると「Win-Lose」になりますし、そんな条件は飲んでもらえません。
大事なのは「相手のことをよく考えること」
本当にこれに尽きる!!!
メーカーの営業マンなので自分の商品を売るのですが、商品のメリットばかり伝えても売れません。
相手が何に困っていて、何に心配して不安で、何を求めているかを会話で引き出すのが営業マンの仕事。
その心配事を解決できる策を「商品」で提案することを常に意識しています。
それを買ってもらえたら僕らも売上が増えて嬉しいし、相手も心配事が解決されて嬉しいし、まさに「Win-Win」の関係になるのです。
そのためにも土台になる「人格」「関係」「合意」を意識して引き続き仕事していきます!
あなたの「Win-Win」を築きたい課題ってなんでしょうか?
「Win-Win」は公的成功の要!
第4の習慣「Win-Winを考える」ということを深掘りしてきました。
第1〜3の習慣で自立することを学びました。
第4〜6の習慣では自分のことだけではなく公的成功を考えることになります。
相手としっかり関係を築き、お互いに信頼しあえてから成立する「Win-Win」の関係はそう簡単には出来ません。
でも、「Win-Win」の関係を築くことが出来たら、物凄く自分の仕事や人生そのものが前進するでしょう。
ぜひ、本書をじっくり読んで「Win-Win」を考えましょう!
以下の記事では、次の「第5の習慣:理解してから理解される」を詳しく書いていますんのでもし宜しければそのままご覧ください(^^♪
【死ぬほど詳しく!】『7つの習慣』の「第5の習慣:理解してから理解される」の解説! - ド底辺サラリーマンの夢の叶え方 (kkenichi.com)
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。