ども!
ライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!
本記事では、チャート分析に欠かせない「移動平均線」について解説します。
僕は株式投資を始めて2年ほどたちます。
始めたばかりの頃は、めちゃくちゃ負けまくっており、おそらく今まででトータル50万円ほど、損失を出しているんじゃないかな。。笑
でも、最近では勝ちトレードも増えてきて、チャートの見立ても当たってくるようになりました。
実績としては20万円ほどを運用してコンスタントに月1万円くらいの利益ですかね。
投資額も利益も弱小ですが、「負け越さず勝ててきている」という感覚を掴んできたので、僕が提供できる情報をお伝えしようと本記事を書きました。
・株式投資を始めて半年くらいまでの初心者の方
・テクニカル分析が主流の方
トレードで生計を立てている人に比べれば、まだまだ弱小トレーダーなので、初心者の方向けの記事になります(>_<)
僕自身、短期投資ですので、テクニカル分析オンリーでチャートしか見ていません。
チャートの見方を中心に書きます。
それでは早速解説していきます!
※くれぐれも投資は自己責任で。固定の銘柄を推奨する記事ではありません。
(約5分で読めます)
トレードで大切なこと
株式トレードで一番大切なのは、「トレンドの認識」だと僕は考えています。
今のチャートが、上昇トレンド中なのか、下落トレンド中なのか、それとも横ばいなのか?ということです。
どれくらいの期間でトレードするかによりますが、目先の2,3日のローソク足を見て、「下がっている!!怖いから買っていた株を手放そう!」みたいな行為のあとに上昇して後悔した、なんて経験があります。
1,2週間という長い目で見た時には上昇トレンドだったのに目先で下げたからビビって売ってしまうようなこの行為はまさに「トレンドの認識」ができていないんですよね。
上昇トレンドが続きそうであれば、それに乗っかって買えばいいし、下落トレンドが続いているのであれば空売りすればいい。
言うと簡単ですが、なかなか実行するのは難しいですけどね(笑)
では、トレンドの認識に役に立つ基本的な指標として本記事では「移動平均線」を紹介します。
移動平均線とは
移動平均線は基本中の基本で僕は一番大事だと思っています。
ある一定期間の終値を足してその期間で割ったものを折れ線グラフで結んだ線。
平均値なので、今の株価がどのような傾向、流れなのかを把握するのに役立ちます。
ある一定期間というのは個人で設定できます。
短期、中期、長期の3本設定できますが、僕は5日、25日、75日で設定しています。
これが何を意味しているかというと、5日というのは1週間のうち株式市場が開いてる期間なので「5日移動平均線=1週間の平均値」となります。
同じように25日は1カ月、75日は3カ月となります。
あとは自分のトレードスタイルで決めればいいのです。
長期投資の方は、200日(=1年の平均値)で設定する方も多いです。
移動平均線と株価の関係
では、実際に移動平均線と株価をどう見るかについて書きます。
移動平均線は、ある一定期間の平均値なので、それよりも今の株価が上にいるのか下にいるのかで現在地を把握することができます。
旅に出るときの地図のようなものだと思いますので、超重要。
実際のチャート画面を見て解説していきます。
こちらは、ファーストリテイリング(ユニクロ)の株価です。
本記事を書いている2020年5月21日現在のものです。
黄色い線が短期移動平均線(僕の場合は5日)
赤い線が中期移動平均線(僕の場合は25日)
緑の線が長期移動平均線(僕の場合は75日)
株価は53,200円。
短期、中期、長期の移動平均線よりも上にいますよね。
ということは、株価は平均よりも高い位置にいるということです。
言い換えれば、平均値より高いということは利益が出ている人が多いということ。
移動平均線は、終値の平均値なので短期移動平均線であればこの5日間で売買した人の平均値ということになります。
それよりも株価が上にいるということは、得している人が多いということになるのです。
なので、移動平均線というのは下値支持線にもなれば上値抵抗線にもなります。
一種の節目になるのです。
なので、このファーストリテイリングの株価が5日の移動平均線よりも上にいる間は5日移動平均線は下値を支えてくれる働きをするでしょう。
逆にもし割ってしまったらここ1週間での平均値よりも下に行ったということなので、損をしている人が増えるということになり、株価の下落への手助けとなってしまいます。
現在の株価が移動平均線の上にいるのか下にいるのかは真っ先に見るべきポイントかと思います。
移動平均線の向きも大切です。
上記の画像のファーストリテイリングは5日移動平均線と25日移動平均線は上向きですが、75日移動平均線は下向きです。
これは、3ヶ月の期間で見ると下落しているが、1週間、1ヶ月の期間で見ると上昇しているということです。「直近は上げていくかもしれないが、3ヶ月単位で見ると下げ続けるかもしれない」という判断基準にもなります。
これが下向きから横ばいになり、上向きになったら上昇していくシグナルになります。
移動平均線で全体像を把握する
株価と移動平均線との関係性については述べました。
次は移動平均線同士の関係性についてです。
移動平均線の位置でトレンドのどの位置かを把握することができます。
以下はキャノンのチャート画面です。
3本の移動平均線を上から順にみていくと、長期移動平均線、中期移動平均線、短期移動平均線となっていますよね。
これは下落トレンドの中でも一番底にいるということを表しています。
短期的な平均が長期的な平均よりも低いということは、下げ続けているということを示しているからです。(=売りが強い)
株価というのは上昇するときもあれば下落するときもあります。
当たり前ですが上がり続ける株価などはありません。
今、キャノンは下落トレンドの中でも一番底値にいるのです。
なので、ここでは手を出さないほうがいいという判断もできますし、「今が一番安いなら逆張りで今こそ買うべきだ!」という判断もできますね。
判断基準は人それぞれです。
先ほど、移動平均線の向きも大切だと書きましたが、5日移動平均線は上向きになってきましたね。それに株価も5日移動平均線よりも上の位置にいます。
ここから上げてくるサインなのかもしれません。
これ以降もキャノンの株価が上昇していけば、5日移動平均線が25日移動平均線の上をいくかもしれません。
そうすると、下落トレンドの一番底から一歩脱出したことになります。
これから上昇していくことへの期待感が増しますね。
このように、3本の移動平均線が上から順にどうなっているのかを見てみると、現在の株価のトレンドが上昇トレンドなのか下落トレンドなのかわかる上に、そのトレンドの中でも一番天井にいるのか底にいるのかなども判断できます。
売買するタイミングを考える指標になりますね。
移動平均線を使った買いポイント、売りポイントの判断
先ほど、移動平均線同士の関係性について書きました。
次はその移動平均線同士を見て判断できる売買ポイントです。
ゴールデンクロス、デッドクロスが強い判断基準となります。
ゴールデンクロスとは下にいる短期移動平均線が上にいる長期移動平均線を下から上に貫くことです。
これはトレンドの転換を意味するので、下落→上昇へ変わったということになります。
このタイミングで買いエントリーできれば上昇の初動で入れることになるので、利益が出ることが多いです。
デッドクロスはその逆です。
上記の画像のようにゴールデンクロスしたら買いポイント、デッドクロスしたら売りポイントとなります。(ゴールデンクロスした際に、長期移動平均線が下向きだったら、それはダマシになるということもあるので一概には言えませんが)
移動平均線同士でなくても株価が平均線を下から上に貫いた時でも勢いのあるゴールデンクロスとなります。
移動平均線はトレンド認識と株価の位置の把握に役立つ
移動平均線の基礎中の基礎について書いてきました。
本当はもっと奥深いものですが、基本的なことだけ。
移動平均線を見れば、その銘柄の株価がトレンド中のどの位置にいるのかが把握できます。
さらに、売買のポイントまで教えてくれるのです。
移動平均線は一番使える指標だと思います。
僕ももっとマスターできるように勉強します!
最後に、移動平均線について学ぶのにオススメの本を紹介します。
僕はこの本で移動平均線の有用さを改めて認識しました。
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。