『まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ』へようこそ。
ライフコーチ、会社員、Kindle作家と三足の草鞋を履いている小泉健一と申します。
このブログではライフコーチの観点から心が楽になる考え方をシェアしたり、オススメの本や映画の紹介をしたりしています。
このブログを通して知らなかったコトやモノに出会え、新たな世界が開けるかも?!
本記事は歴史から学べる教訓について。
僕は歴史が大好きで、よく歴史の本を読んでいます。
『歴史は繰り返す』
とよく言いますが、歴史上の人物のストーリーを聞くと現代でも役に立つエッセンスがたくさん詰まっているんです!
日本史の偉人から学べる教訓を週1ペースで更新して勝手にシリーズ化しています(笑)
シリーズ162人目は、昭和を代表する文豪「川端康成」です。
『伊豆の踊り子』『雪國』『古都』など、ヒット作を次々に生み出し、ノーベル賞も受賞した日本を代表する作家。
しかし、72歳で自殺してしまい、日本に衝撃も与えました。
また、鎌倉時代の執権、北条泰時の子孫でもあります。
そんな日本を代表する作家の川端康成から学べる教訓とは?
彼の生涯をざっくりポイントのみ触れてわかりやすく解説し、そこから現代を生きる僕たちにもタメになる教訓をご紹介していきますね。
彼の生涯や功績を知ると、「すべてが作品になる」ということが学べます。
(約5分で読めます)
川端康成とはどんな人?
幼くして両親をなくす
川端康成は、1899年に大阪に生まれました。
しかし2,3歳の頃に両親を肺の病気で亡くし、祖父母に引き取られます。
4つ上の姉もいましたが離れ離れになってしまいます。
幼少期のこの経験が、のちの価値観に影響したと川端康成本人が言っています。当時は家族団欒を羨ましく思い、友人の家に遊びに行っては、家に残し寂しい思いをさせた祖父のことを思い悔やんだりしたそうです。
また、7ヶ月ほど早産で生まれたため虚弱体質でもあり、学校も嫌で1年生の時は1/4も休んでいました。
しかし、成績は良く作文の才能があったそうです。文豪の片鱗が小学生の時からあったのですね。
文学の道へ
15歳の頃には引き取ってくれた祖父も亡くなり本当に1人になってしまいました。
川端康成はこう言います。
「肉親がばたばたと死んで行つて、十五六の頃から私一人ぽつちになつてゐる。さうした境遇は少年の私を、自分も若死にするだらうと言ふ予感で怯えさせた。自分の一家は燃え尽くして消えて行く燈火だと思はせた。所詮滅んで行く一族の最後の人が自分なんだと、寂しいあきらめを感じさせた。」
幼少期の経験がこうした死生観や家族に対する愛や憧れの感情などを生み出したのですね。
中学校に入ると、文学に傾倒していきます。
武者小路実篤、谷崎潤一郎、ドストエフスキーなどよく読んだそうです。
そして、「自分でも書きたい」という思いが強くなり、雑誌に寄稿を開始。
当時は落選ばかりだったようですが、「俺はノーベル賞を取るんだ」と強い意志を持っていたそうです。
人生の経験が作品になる
19歳の頃には伊豆へ旅行に行き、旅芸人と関わることに。
この時の踊り子との関わりが、『伊豆の踊り子』を生み出します。
そして伊藤初代という女性と婚約しますが翌年に一方的に破棄されるという出来事も。
これには、川端康成もかなりショックでした。
当時のことを短編小説などで描いています。
婚約破棄された翌年には傷ついた心を癒すため、また伊豆に旅をして、執筆していました。
小説家としても、10歳年上の菊池寛にも見出され、『新思潮』という雑誌で物書きをします。芥川龍之介も参加しており、芥川龍之介とは深い仲となります。
その後も、関東大震災、太平洋戦争なども体験して震災の時の被災地を見た際は「まさに地獄絵図」と言っています。
また、芥川龍之介の自殺もショッキングな出来事でした。
こうした経験からの死生観も生まれてきます。
さまざまな経験をし、それが活かされ『伊豆の踊り子』『禽獣』『雪國』など後世にも読み継がれる作品を出し続け一流作家に。
また、晩年も作品が海外で翻訳されて賞を受賞したり、三島由紀夫が愛弟子となったり、日本の文学に大きく貢献し続けるのです。
そして何より日本人初のノーベル文学賞という快挙を成し遂げた人物でもあります。
受賞理由は、「日本人の心の精髄を、すぐれた感受性をもって表現、世界の人々に深い感銘を与えたため」というもの。
波瀾万丈でありながら、それを感じ取った感性と表現力が評価されたのですね。
しかしその4年後には、ガス自殺をしてしまいこの世を去ります。芥川龍之介、三島由紀夫の自殺も彼には何かしらの影響があったのでしょうか。
すべてが作品になる
僕が川端康成の生涯から学んだのは「すべてが作品になる」ということです。
両親の死と孤独で虚弱体質だった少年時代。
そして、婚約破棄と震災や戦争の体験。さらには仲間の自殺。
そんな波乱万丈な人生で大変苦労な想いをされたでしょう。
しかし、そうした体験をすべて作品にしています。
どんな逆境があっても、それを悔やんで終わるか、川端康成のようにそれを活かすかはその人次第。
ただ、そのことからわかるのは、人生すべて作品になるということ。
どんな人の経験もそれに勇気づけられ、心を動かされる人もいるはず。生かすも殺すも自分次第なのです。
川端康成から学べる教訓
川端康成から学べる教訓は「どんな逆境でもすべて作品になり、人の役に立つことができる」ということです。
川端康成は最終的には自殺をしてしまいましたが、それまでの紆余曲折の人生をすべて作品として活かしてきました。
そして世界中の人に感動を与え、ノーベル賞まで受賞しました。
彼の壮大な人生を読み解くと、どんな状況でも負けていられないと勇気を貰えます。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。