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ライフコーチ、会社員、Kindle作家と三足の草鞋を履いている小泉健一と申します。
このブログではライフコーチの観点から心が楽になる考え方をシェアしたり、大好きな本や映画の紹介をしたりしています。
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本記事はオススメ本の紹介です!
僕は読書が大好きで、年間100冊ほど、ビジネス書や歴史書、哲学、文学、小説など雑食で読んでいます。
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大人のエゴが子供を狂わせる?!深く考えさせられるミステリー
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人気ミステリー作家の辻村深月さんの著書。単なるミステリーでは終わらず。深く考えさせられ、また、感動すらするラストで「辻村深月さんとしても新境地」との紹介もありました。
白骨化されて発見された死体。その死体は30年前のものだと判る。その死体は自分の孫なんじゃないかと老夫婦にすがるように調査依頼をされた主人公の法子。
その死体が発見されたのはかつて法子が小学生の時代に夏合宿に訪れたことのある静岡の「ミライの学校」という場所だった。
独自教育をする「ミライの学校」はカルト集団として批判されていたのだった。
果たして30年前には何が起こったのか?
法子がたどり着いた真実とは?
それでは早速、ネタバレ無しで中身についてご紹介しますね。
✔『琥珀の夏』のネタバレ無しの感想を読みたい
✔ラストがスッキリするようなミステリーが好き
(約5分で読めます)
『琥珀の夏』のネタバレなしのあらすじ
以下、Amazonからのあらすじの引用です。
大人になる途中で、私たちが取りこぼし、忘れてしまったものは、どうなるんだろう――。封じられた時間のなかに取り残されたあの子は、どこへ行ってしまったんだろう。
かつてカルトと批判された〈ミライの学校〉の敷地から発見された子どもの白骨死体。弁護士の法子は、遺体が自分の知る少女のものではないかと胸騒ぎをおぼえる。小学生の頃に参加した〈ミライの学校〉の夏合宿。そこには自主性を育てるために親と離れて共同生活を送る子どもたちがいて、学校ではうまくやれない法子も、合宿では「ずっと友達」と言ってくれる少女に出会えたのだった。もし、あの子が死んでいたのだとしたら……。
30年前の記憶の扉が開き、幼い日の友情と罪があふれだす。圧巻の最終章に涙が込み上げる、辻村深月の新たなる代表作。
『琥珀の夏』を読んだ感想と見どころ
洗脳の恐怖とはこのことか…
カルト教団の怖いところが存分に感じられる作品。
30年前の「ミライの学校」時代の法子の回想から始まるのですが、この学校でのやり取りは終始気持ち悪かったです。
人間は、狂信的になると何が正しいとかそういう考えが他の人とはズレていくんだなと実感。洗脳の恐怖のようなものを感じました。
リアルな話でこういう団体がありそうでゾッとしましたね。
子どもに対する大人の行動に考えさせられる
大人たちは良かれと思い、取った行動が子供を苦しめることがあると感じました。
何が正しいとか、そういうのは人それぞれだけど、それを子どもに押し付けるのも間違っている。
大人たちの価値観で育てられた子どもが将来困ってしまったら大人は責任を取れるのか?
作り話の小説ですが、子どもに対する行動や教育的なことも考えさせられる内容でした。
『琥珀の夏』を読んだ方の感想
僕の感想だけではなく、多くの意見をご紹介したいので、Twitterで検索して見つけた読了した人の感想を貼り付けておきます。
記憶の断片がだんだんくっついていき、謎が明らかになっていくのが面白いです📖 後半になるにつれてどんどん面白くなっていくパターンです、自分の思っていた形とは違う方向へ進んで行ってしまいましたが、読後感はよかったです😀 #読了 #読書
— ミライ@読書垢 (@mirainobook) June 24, 2021
【琥珀の夏/辻村深月】https://t.co/vv4ixti1qj pic.twitter.com/M52tQvIzH5
◯琥珀の夏/辻村深月
— yuka❁読書と書くこと (@yuka_book42) August 10, 2021
琥珀のように、心の奥で静かに光るある夏の思い出をめぐるお話。
謎を解き明かしていくミステリー要素もありつつ、母娘のつながりとかもひとつのテーマなのかな、と。特に働くお母さんはすごく共感できると思う。
読んでよかった本がまた増えました。面白かった。夏の読書にぜひ。 pic.twitter.com/e2RA1TMz61
「琥珀の夏」辻村深月(文藝春秋)
— とっく~読書垢 (@xzlzspsz1) September 22, 2021
かつてカルト集団の施設があった場所から見つかった子供の白骨遺体は誰なのか?
弁護士の法子は自分が知る少女ではないかと胸騒ぎを覚える。
辻村作品3作目。自分的にはこれが一番好きです✨#読書好きと繋がりたい #読書垢 pic.twitter.com/IbmgXQjOw4
『琥珀の夏』が好きな方にオススメの作品
最後に『琥珀の夏』を読んで面白いと思った方に、オススメの本を紹介します。次に読む本として参考にしてください。
『かがみの孤城』
辻村深月さんの1番人気の作品。
学校での居場所をなくして家に引きこもっていた主人公のこころ。
ある日突然、家の鏡が光りだし、鏡の中に吸い込まれるとそこには、お城のような建物の中でこころと同じような境遇の子供が7人集まった。
なぜこの7人は集められたのか?
鏡の中のお城の秘密が明かされる時、感動を呼ぶファンタジーミステリー。
『琥珀の夏』もそうでしたが、辻村深月さんは子どもの頃に抱えていた痛みや大人になってから感じることなどの描写がとても上手い。
本作品は一番人気の高い傑作です。2022年の冬にアニメの映画化が決定しています。
『冷たい校舎の時は止まる』
メフィスト賞を受賞した辻村深月さんのデビュー作。
彼女は綾辻行人さんに憧れてペンネームに「辻」という字を入れたと言っていますが、憧れの原点となった学園もののミステリーです。
雪の降る寒い日に、いつも通りに登校した8人の高校生だったが、なぜか学校に閉じ込められてしまう。
開かない扉、5:53で止まった謎の時計。そんななか、2年前に亡くなったある友人のことを思い出す…はたしてこの学校の秘密とは?
『カラスの親指』
こちら道尾秀介さんの作品。
辻村深月さんは最後に感動するようなミステリーを描くのが特徴なので、似たようなラストの展開になる別の作家さんの作品をここで紹介します。
ラストでそれまでのすべてがぜんぶひっくり返るようなどんでん返しがあります。
昔ヤミ金に人生をめちゃくちゃにされた経歴のある詐欺師が集まり、仕返しをしていく話。
胸糞悪さもなく騙された爽快感と、伏線を丁寧に回収していくので疑問も残らずに綺麗に終わります。
この本に関しては以下の記事でネタバレなしであらすじと感想を紹介しています。
【小説】『カラスの親指』のネタバレ無し感想。壮大な大どんでん返し! - まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ (kkenichi.com)
以上、小説『琥珀の夏』のネタバレ無しのあらすじと感想の紹介でした(^^)
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最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。