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ライフコーチのけんいちです!
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本記事はオススメ本の紹介です!
僕は読書が大好きで、年間100冊ほど、ビジネス書や歴史書、哲学、文学、小説など雑食で読んでいます。
今回紹介する本はコチラ!
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古代アステカ文明と麻薬・臓器密売人の犯罪が複雑に絡み合う犯罪小説!
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優れた大衆小説の作品に贈られる『直木賞』と、優れた物語性の作品に贈られる『山本周五郎賞』をダブルで受賞した佐藤究(きわむ)さんの話題作。
唯一無二のストーリーで最後まで引き込まれました。
テスカトリポカとは、古代アステカ文明から言い伝えられている神様。
テスカトリポカを祀る祭りでは、テスカトリポカの分身とされる男子が生贄となり、心臓を取り出されるというおぞましい儀式があるようです。
そんな古代アステカ文明のテスカトリポカを崇拝する麻薬密売人が、心臓を捧げるために違法な心臓密売(臓器売買)に手を染めていく犯罪小説。
スケールの大きいストーリーでグイグイ引き込まれていきます。
それでは早速、ネタバレ無しで中身についてご紹介しますね。
✔『テスカトリポカ』のネタバレ無しの感想を読みたい
✔犯罪小説、裏社会のノワール小説好き
(約5分で読めます)
『テスカトリポカ』のネタバレなしのあらすじ
以下、Amazonからのあらすじの引用です。
メキシコのカルテルに君臨した麻薬密売人のバルミロ・カサソラは、対立組織との抗争の果てにメキシコから逃走し、潜伏先のジャカルタで日本人の臓器ブローカーと出会った。二人は新たな臓器ビジネスを実現させるため日本へと向かう。川崎に生まれ育った天涯孤独の少年・土方コシモはバルミロと出会い、その才能を見出され、知らぬ間に彼らの犯罪に巻きこまれていく――。海を越えて交錯する運命の背後に、滅亡した王国〈アステカ〉の恐るべき神の影がちらつく。人間は暴力から逃れられるのか。心臓密売人の恐怖がやってくる。誰も見たことのない、圧倒的な悪夢と祝祭が、幕を開ける。第34回山本周五郎賞受賞。
『テスカトリポカ』を読んだ感想と見どころ
犯罪小説+古代アステカ文明
麻薬密売や、違法な臓器売買など、ブラックなテーマで、割と他でも読めそうな内容と思いきやそこに古代アステカ文明の話も絡んでくるスケールの大きさ。
まさに唯一無二。
これはとても面白かった。
古代アステカ文明のテスカトリポカという神を信仰している麻薬密売人が、臓器摘出手術のできる闇医者を仲間にして心臓密売人へとなっていきます。
テスカトリポカという神を祀るときには生きた人の心臓をささげるという恐ろしい儀式が実在していたようで、その神を信仰しているがゆえに、心臓にこだわりを持ったメキシコ人が主人公。
このメキシコ人が母国で麻薬王として活動するところから、別の国逃亡して仲間を見つけ、そして舞台を日本の川崎に移していく。登場人物もたくさん出てきては消え、場面も頻繁に切り替わり、どんどん展開されていくスピード感と重厚で壮大なスケールの話が魅力の作品。
凄惨で直接的な暴力描写
僕はグロ作品は大好きなのですが、苦手な人はご注意。
殺害の方法とかかなり凄惨で直接的な描写も多いです。
古代アステカ文明にあった武器を真似て作り首を切り落としたり、大量の液体窒素を腕にかけて凍らせてハンマーで腕を砕くとか。
かなりゾッとする描写が多いです。コレ実写化は無理だろうなと思います。笑
グロい描写とか得意な方はぜひ。
『テスカトリポカ』を読んだ方の感想
僕の感想だけではなく、多くの意見をご紹介したいので、Twitterで検索して見つけた読了した人の感想を貼り付けておきます。
すげえもん読んだな……という感想が湧いてくる小説です。
— 冬木糸一 (@huyukiitoichi) February 25, 2021
メキシコの麻薬カルテルのボスが日本で新たな暴力の集団、闇臓器売買のシステムを作り上げる、ノワール小説の傑作──『テスカトリポカ』 - 基本読書https://t.co/tq7TuBTQxa
テスカトリポカ、読了なのだ!
— 呪われた血筋のアライさん (@yowayowa_isan) August 14, 2021
普段はこんなに感想ツイートも読了報告もしないけど、これは本当に面白かったのだ!最初は短編かと思う程話が飛ぶ。それが徐々に繋がりだした時は本当に興奮したのだ。学校で習うアステカは、表面にすら触れられていなかったのだと気付いたのだ。是非読んで欲しいのだ。 pic.twitter.com/mkZYBtHi6i
「テスカトリポカ」感想。アステカ神話とメキシコ麻薬カルテルと臓器売買ビジネスと無戸籍児童問題が縦横無尽に編み込まれて、マジックリアリズムクライムノワールとでも言えばいいのか、とにかく圧倒され通しだった。血と暴力が立ち込める硬質な文体にふと驚くほど清冽な香気が漂う瞬間もある。
— ひつじ (@sheep_aho) June 11, 2021
『テスカトリポカ』が好きな方にオススメの作品
『テスカトリポカ』を読んで面白いと思った方にオススメの本を紹介します。
同じく佐藤究さんの作品を2つと別の作家さんで似た作品を。
『QJKJQ』
『テスカトリポカ』と同じ作家の佐藤究さんの過去作。
猟奇的殺人一家の話。主人公は女の子で、自分自身も父も母も兄も皆殺人鬼。
しかしあるとき、兄が殺され、母も殺される。自分たちも殺人を犯しているので警察は呼べず、父に疑いを向けるが・・・という話。
「若干読みにくい」という感想も見られるので、僕もこれから読んでみますが、難しさもあるかもしれません。
でも、テスカトリポカも結構重たかったので、テスカトリポカが読めたらいける気がします。笑
『Ank:a mirroring ape』
同じく佐藤究さんの別の作品。
テスカトリポカでハマって読む方が多いようです。
近未来2026年の話。京都で暴動が起きます。
しかもそれは、人が人を襲う大惨劇。
豹変したように仲の良い夫婦が殺し合い、母が赤ちゃんを殴り出すという悲劇で、それはたった1匹のAnkというチンパンジーが原因だった。
『テスカトリポカ』も500pを超える大作でしたが、本作品も600p越えの相変わらずの重厚な長編!『テスカトリポカ』にハマったらぜひ読んでおきたい。
『教団X』
中村文則さんの人気作。
アメトーークの「読書芸人」でも取り上げられたとか。
カルト教団とひとりの女性をめぐる話。
暴力的な描写がかなりきついですが、『テスカトリポカ』のグロさが平気な方なら大丈夫かと。
かなり哲学的な内容で、神とは?人間とは?生と死とは?というようなテーマが見えてきます。
以上、小説『テスカトリポカ』のネタバレ無しのあらすじと感想の紹介でした(^^)
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最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。