ども!
ライフコーチのけんいちです!
『まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ』へようこそ。
このブログではライフコーチの観点から心が楽になる考え方をシェアしたり、大好きな本や映画の紹介をしたりしています。
このブログを通して知らなかったコトやモノに出会え、新たな世界が開けるかも?!
本記事はオススメ本の紹介です!
僕は読書が大好きで、年間100冊ほど、ビジネス書や歴史書、哲学、文学、小説など雑食で読んでいます。
今回紹介する本はコチラ!
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衝撃のラストを見抜けるか?!
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芦沢央さんのミステリー作品。
母娘ではない二人の異常なまでの依存関係と、周りで起きる事件が複雑に絡み合う。
読後感がなんとも言えない胸糞悪さが残るイヤミス作品です。
子どもが欲しいのになかなかできず、さらに夫が浮気までしてしまい自暴自棄の20代の紗英。
紗英が幼いころから仲良くしている40代の奈津子。奈津子は家事育児を手伝ってくれない夫に嫌気がさしている。
何かあればすぐにお互いを頼る関係のふたりですが、その関係が『依存』と言えるほど度が越えているのです。
だんだんとその違和感が強くなっていくと同時に、ラストにどんでん返しが仕掛けられています。
よーく読んでいたらラストのオチは読めたかもしれませんが、僕は読み終わった後も頭に「?」が浮かんでいました。笑
イヤミス×どんでん返しミステリーです。
それでは早速、ネタバレ無しで中身についてご紹介しますね。
✔『悪いものが、来ませんように』のネタバレ無しの感想を知りたい
✔イヤミス作品、どんでん返し作品が好き
(約5分で読めます)
『悪いものが、来ませんように』のネタバレなしのあらすじ
以下、Amazonからのあらすじの引用です。
助産院に勤める紗英は、不妊と夫の浮気に悩んでいた。彼女の唯一の拠り所は、子供の頃から最も近しい存在の奈津子だった。そして育児中の奈津子も、母や夫、社会となじめず、紗英を心の支えにしていた。そんな2人の関係が恐ろしい事件を呼ぶ。紗英の夫が他殺死体として発見されたのだ。「犯人」は逮捕されるが、それをきっかけに2人の運命は大きく変わっていく。最後まで読んだらもう一度読み返したくなる傑作心理サスペンス!
『悪いものが、来ませんように』を読んだ感想と見どころ
この違和感に気が付けるか?!
ラストにどんでん返しのある作品なのですが、途中に伏線がちりばめられていて、うっかりしていると見逃してしまいます。
しかし、その違和感をしっかりひとつずつ拾っていくとラストの展開も読めるかもしれません。僕も読んでいて「このセリフどういう意味だ?」というのがあったのですが、スルーしてしまっていてしっかりラストで騙されました。笑
そして本書の構成も面白いのです。
紗英と奈津子のふたりの視点からと、事件が起きた後に何者かがふたりの知り合いにインタビューするという視点から描かれています。
紗英と奈津子の視点からのシーンと、インタビューされる知人がふたりのことについてどんな人だったか語るシーンが相互に挟まれているのですが、紗英と奈津子以外の人がふたりのことについて語る話を聞いていると異常性や違和感が徐々に明らかになっていくのです。
この世界観は芦沢央さんにしか書けないだろうなと。
イヤミス×どんでん返しの新感覚サスペンス!
帯にも「絶対読み返します!」と書かれていますが納得の設定でした。
ドロドロの人間関係を描く
ドロドロの人間関係を描いた作品で、個人的には苦手な分野でした。。
登場人物の紗英は、奈津子が本当の親でもないのに、何かあると「なっちゃん、なっちゃん」と頼り、奈津子も奈津子で紗英の家の合いかぎをもっていたり、夜は料理を作って紗英の帰りを待っていたり。
ちょっと行きすぎじゃないか?と思うくらい深い依存関係のふたり。その違和感というか気持ち悪さに気持ち的な重たさを感じながら最後まで読んでいて正直しんどかった…
イヤミス好きの方なら楽しめるかもしれませんが覚悟して読んでください。
『悪いものが、来ませんように』を読んだ方の感想
僕の感想だけではなく、多くの意見をご紹介したいので、Twitterで検索して見つけた読了した人の感想を貼り付けておきます。
#読了
— コーギー・オータ@寝読部部長📖ヾ(:3 」∠ )_ (@CorgiOta) October 29, 2018
視点人物は女性二人。合間に二人の縁者の証言が挟まれる。
読むうちに少しずつ違和感が積み重なり、大きくなっていく…その正体は何なのか。
読む人を選ぶがハマれば抜け出せない。最後のエピローグでは感情が揺さぶられ頬が濡れた。大きな愛の物語。
『悪いものが、来ませんように』#芦沢央 pic.twitter.com/G9uvbT14tW
#読了
— まりもっち@読書垢 (@marimo8989) March 17, 2022
悪いものが、来ませんように/芦沢央
初読みの作家さん。
途中から違和感を覚え、所々戻って読み返したりしたものの、最終的には作者にまんまとしてやられる結果に。
異常なまでの共依存関係についてはイマイチ理解しきれなかったが、小説ならではの文字トリックはまずまず楽しめました。 pic.twitter.com/a6Hnt6NcFa
📖悪いものが、来ませんように
— くらげ (@jellyfish_read) March 11, 2020
🖋芦沢央#読了 ⭐️⭐️⭐️⭐️
Twitterでオススメされてて、やっと読めた作品📖
す、素晴らしい…🥺‼️✨✨
衝撃作でした。まんまと騙された…❗️
さらに宣伝どおり読み返してしまった😂
読み終わった後に、タイトルの凄さにも気付く。
芦沢さん、最高だ😊全作読みたい📚💓 pic.twitter.com/tISDvrDlzB
『悪いものが、来ませんように』が好きな方にオススメの作品
『悪いものが、来ませんように』を読んで面白いと思った方にオススメの本を紹介します。
同じく芦沢央さんの作品を2つと別の作家さんでオススメの作品を。
『許されようとは思いません』
芦沢央さんの人気作。
5つの話が入ったオムニバス形式で、
「超弩級のどんでん返し、5連発!!」と紹介されているほど読んだ者を離さない傑作ミステリー。
5つの話はまったく違う話でそれぞれの怖さとどんでん返しがあります。
芦沢央さんは文字だけで人をゾクゾク、ざわざわさせる天才です。次に紹介する『火のないところに煙は』という本もそう。
『火のないところに煙は』
先ほどの『許されようとは思いません』と同じく5つの話が掲載されているオムニバス形式。ジャンルはホラー小説。
5つの話がひとつひとつが繋がってるわけではないですが、後半になるに連れてある共通点が浮かび上がります。
主人公は作家の「私」。
「神楽坂をテーマにホラー小説を書きませんか」と依頼があり、昔、神楽坂で体験した未解決のある事件がよみがえります。
そして、小説を書くために読者から怪談話が持ち込まれ、それを調査していくと、なぜか自分が体験したまったく関係ないはずの事件に繋がっていきます。
その恐怖と恐怖が繋がり広がっていく感じがゾクゾクしてめちゃくちゃ怖かったです。
文章だけで恐怖を植え付ける天才だな、と思いました。ページをめくって「ひっ」と声を挙げてしまったのは初めてです…
ぜひ、読んでみてください。2019年の本屋大賞ノミネート作品です。
『完璧な母親』
まさきとしかさんの小説です。
同じく母親がテーマのイヤミス作品です。
流産という困難を乗り越え、やっとできたひとり息子。
しかし、その息子も事故で亡くなってしまいます。
なんと母親はその息子を産み直すと決意。
そして生まれてきた娘を亡くなった息子と思い育てていくという異常な母親の愛情を描く作品。
本書は読了済みなので、以下の記事で同じようにネタバレなしのあらすじと感想を紹介していますので、もし未読であればぜひ(^^♪
【小説】サイコホラーの傑作!『黒い家』のネタバレなしあらすじ紹介 - まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ (kkenichi.com)
以上、小説『悪いものが、来ませんように』のネタバレ無しのあらすじと感想の紹介でした(^^)
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最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。