ども!
ライフコーチのけんいちです!
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僕は歴史が好きで良く調べたり本を読んだりしています。
歴史は繰り返す
歴史上の人物のストーリーを聞くと現代でも役に立つエッセンスがたくさん詰まっているんです!
日本史の偉人から学べる教訓を週1ペースで更新して勝手にシリーズ化しています(笑)
シリーズ133人目は、徳川9代目将軍の「徳川家重」です!
8代目将軍徳川吉宗や長男で由緒正しき後継者でしたが、当時は「将軍には相応しくない」と言われていました。
なぜか。
言葉がうまく話せなかったり、政務に支障があるほど障がいを持っていたそうです。
しかし、9代目将軍に就任し、敏腕を発揮する田沼意次を抜擢したり、相方として活躍した大岡氏とともに吉宗の政治のせいで起こってしまった一揆などを抑えたり、将軍として実績を残します。障がいを抱え、周りからも「向いていない」という批判を受けながらも政務を全うした彼からは学べるものがあります。
徳川家重の生涯をざっくりポイントのみ触れてわかりやすく解説します。そしてそこから現代を生きる僕たちにもタメになる教訓をご紹介していきます。
8代目将軍の吉宗については以下の記事でまとめています。
徳川吉宗とはどんな人?彼から学べる教訓【リーダーに必要な資質】 - まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ (kkenichi.com)
彼の生涯や主張を知ると、「欠点は仲間と補い合うべき」ということが学べます。
(約5分で読めます)
徳川家重とはどんな人?
コミュニケーションができない
家重は1712年に生まれます。父の吉宗もまだ8代目将軍に就任する前。
その4年後に吉宗が将軍に就任し、そのまま江戸城に入ります。
家重は吉宗の長男なので、次期将軍でしたが、周りからは「将軍には向いていない」という反対意見が多くありました。
その理由は、彼には生まれつきの障がいがあったから。
周りの人が言葉を聞き取れないほど不明瞭でコミュニケーションが取れないと部下に指示を出せませんので、これだと厳しいと言われていたのです。
弟たちがいたので、弟の方が将軍に向いてるのではないかと言われ、正式に弟を推薦してくる大名もいましたが、吉宗は次の将軍を家重にしました。
この理由は、長男に後を継がせるという習慣を守ったのと、当時すでに家重に子供がいてその子供(のちの10代目将軍)が優秀だったためその子を次期将軍にしたかったからだと言われています。
いずれにせよ30歳を過ぎた時に家重は将軍になりました。
最高のパートナーを見つける
家重は将軍になった後もしばらく前任の吉宗が「大御所」として裏で政治を握っていました。
家康の時代から続く習慣ですね。
実際、家重が政治をしたのは、吉宗が亡くなった後の10年間でした。
徳川家重の言葉は周りの人は聞き取れなかったですが、家臣の大岡忠光は彼の言葉を聞き取れたと言います。
大岡忠光は家重と同い年。12歳の頃から家重の世話役に任命されていたので、家重が将軍に就任した際すでに20年来の仲。
昔からの付き合いだったので家重の言葉や考え方も理解していたのでしょう。
優秀な家臣大岡忠光のおかげで政治を行うことができました。吉宗時代の影響で各地の反乱=一揆が反発してましたがそれを鎮圧。また、のちに活躍する田沼意次も元々低い身分でしたが大抜擢。
言葉が喋れないだけで、家重は優秀な人だったと伺えます。
退任も潔い
徳川家重は退任のタイミングも潔かったのです。
絶大なる信頼を置いていたパートナー大岡忠光。彼が亡くなってしまいました。
家重の言葉や考え方を汲み取り伝えてくれていた一心同体のパートナーが亡くなるとその年に息子の家治に将軍の座を譲ります。
自分が将軍の座にこだわったり、権力を手放すのを嫌がったりもせず、「自分ひとりでは世のために働けない」と判断して退任したのではないでしょうか。
この点を見ても、家重は優秀な将軍だったと僕は感じています。
そして、大岡忠光が亡くなった翌年に後を追うように家重も病で亡くなりました。
欠点は仲間と補い合う
僕が徳川家重の姿勢から学んだことは「欠点は仲間と補い合う」ということです。
家重自身、相当なプレッシャーだったでしょう。
障がいを持つことで、周りからはどんな誹謗中傷を受けていたかは計り知れません。
しかし、吉宗の長男として将軍職を全うしました。
それが出来たのもパートナーの大岡氏がいたからでしょう。
欠点があっても、腐ることなく、自分にないものは仲間と補い合えばいい。
僕はそんなふうに感じました。大岡忠光も素晴らしい人だったのでしょう。
大岡忠光は、忠実に家重の言葉や考え方を周りに伝え、決して奢ることなく政治にも口出ししなかったようです。
オランダ人で日本に滞在した経験のあるイサーク・ティチングという人物が『将軍列伝』という書籍を残しており、そこにこんな句が載せられています。
『大方は出雲のほかにかみはなし』
大方は大岡とかけており、出雲は出雲大社などがあり神様という意味。
暗に「大岡忠光のような神様は他にはいない」ということを言っており、周りからも絶大なる信頼があったと伝わっています。
また、「家重は大岡出雲守という真実の友を持っていた。大岡出雲守はまことに寛大な人物で、他人の過失も咎めなかった。」とも書かれていました。
家重にはなくてはならないパートナーだったのです。持つべきものは親友ですね。
徳川家重から学べる教訓
徳川家重から学べる教訓は「欠点は仲間と補い合おう」ということ。
欠点があっても腐らずにくよくよしない。自分ができないことなら誰かにやって貰えば良いのです。
仕事でも家庭でも完璧にこなそうとしなくていい。自分の欠点や苦手なことは周りの仲間に補ってもらい、自分の長所や得意なことは誰かの代わりにやってあげれば良いのです。
徳川家重と大岡忠光の関係性のように、信頼でき補い合える仲間を見つけていきたいですね。

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最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。