ども!
ライフコーチのけんいちです!
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このブログを通して知らなかったコトやモノに出会え、新たな世界が開けるかも?!
僕は歴史が好きで良く調べたり本を読んだりしています。
歴史は繰り返す
歴史上の人物のストーリーを聞くと現代でも役に立つエッセンスがたくさん詰まっているんです!
日本史の偉人から学べる教訓を週1ペースで更新して勝手にシリーズ化しています(笑)
シリーズ121人目は、明治時代に活躍したキリスト教思想家、文学者の「内村鑑三」です!
彼はキリスト教信者であり、かつ、「無教会主義」を唱えた人物です。「無教会主義」というのは、「宗教を信仰するのに教会に行ってお祈りする必要はない。聖書読んでれば大丈夫!」という考え方。
誰でも気軽に宗教を信仰して良い、誰でも救われる、という想いを持って伝道した人物なのです。
彼の生涯を知ると、「嫌われる勇気」が学べます。どういうことか見ていきましょう。
(約5分で読めます)
内村鑑三とは?
若い頃からキリスト教に触れる
江戸時代末期の1861年に現在の群馬県高崎市に生まれます。6男1女の大家族の兄妹の長男。
父親が「三度自分を鑑みよ」という想いを込めて「鑑三」と名付けたそうです。
彼は10歳くらいに初めて英語に触れます。先生に教えてもらったそうで、そこから興味を抱き勉強をしていきます。
そしてわずか12歳でひとり上京し、有馬学校という学校で1年学んだあと、東京外語学校という外国語を学ぶ学校で勉強します。のちの首相の加藤高明も同じ学校にいました。
同学年には新渡戸稲造や、宮部金吾と言ったのちの著名人と後世まで親友として親交がありました。
札幌農学校でキリスト教へ改宗
当時、学生だった頃、札幌に北海道の開拓を目指した「札幌農学校」が出来ます。
「少年よ、大志を抱け」の言葉で有名なクラーク博士が初代校長を務めた学校です。
クラーク博士との接点もあり、内村鑑三は、キリスト教の教えに傾倒しキリスト教徒となりました。
東京の学校で一緒だった新渡戸稲造と宮部金吾も札幌農学校に入り、そして内村鑑三と同じくキリシタンになりました。
キリスト教を信じることで日本を捨てる、とかそんなんじゃなくて、後世には内村鑑三は『代表的日本人』という本を書いて日本人の良さを説いたし、新渡戸稲造は『武士道』という世界的ベストセラーを書き日本の心を説きました。
外を知ることで内の良さを知る。
外部の文化に触れる大切さを教えてくれます。
「二つのJ」のために生涯を捧げる
札幌農学校時代に洗礼を受け、熱心にキリスト教徒として信仰していました。
そのとき、「2つのJ」に人生を捧げると宣言。
それは、「Jesus(キリスト)」と「Japan(日本)」です。
どちらかに傾倒するのではなく、両方信仰する。これは、「無教会主義」の考え方へも発展していきます。
その後、内村鑑三はアメリカ留学や教員時代を過ごしますが、ある大事件が起きます。
「不敬事件」
1890年に、教育勅語というものが発布されます。
勅語というのは天皇の言葉という意味なので、教育に関する明治天皇のお言葉なのです。
当時、学校の教員や生徒はその勅語の前で深々とお辞儀する最敬礼をするのが決まりだったのですが、内村鑑三は最敬礼をしませんでした。(軽くお辞儀した程度だったと言われています)
これが「けしからん!」と大問題になり、教員も辞めることとなります。
その後、妻も亡くしてしまい、立て続けの不幸に憔悴しきった内村鑑三は、帰郷。
日本で教員の道がなくなってしまい、キリスト教を伝える伝道師としての活動をしていくようになりました。
また、著作も残しており、晩年は、キリスト教布教、講演、執筆活動に勤しんでいました。
自分の良さを知るコツ
僕が内村鑑三の生涯を調べて学んだことは「嫌われる勇気」についてです。
アドラー心理学について書かれたベストセラーの『嫌われる勇気』という本がありますが、まさに、嫌われる勇気を体現してると感じました。
内村鑑三は、「無教会主義」を唱えていると書きましたが、要は教会に行かないといけなかったり、お布施などでお金を使うことに対して批判的でいたので、他のキリシタンからも疎ましく思われていたようです。
さらに、教育勅語に対して最敬礼しなかったとして日本国からも「不届き者」のレッテルを貼られてしまいました。
国内外に敵を作ってしまった内村鑑三ですが、それでも自分が正しいと思うものを信じてやまなかったのです。
教員を辞めないといけなかったり境遇は厳しいものがありますが、自分が正しいと思うことを信じ続けたため、後世まで名を残す人物になれたのでしょう。
内村鑑三から学べる教訓
内村鑑三から学べる教訓は「嫌われる勇気を持とう」ということ。
自分を貫き通す信念。
誰かに嫌われてでも、自分が信じたことをしっかりと伝える強さ。
内村鑑三の魅力ですね。
自分の本音に蓋をして我慢ばかりしていても長い目で見たら不幸になります。
やはり自分の思ったことはしっかり伝え、自分を1番大切にして生きていきたいと感じました。
内村鑑三についてもう少し詳しく知りたい方は、佐藤優さんの以下の本があります(^^♪
また、内村鑑三自身の著作も2作品リンク貼っておきます。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。