ド底辺サラリーマンの夢の叶え方

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まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ

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【書評・要約】年齢に遅すぎることなんてない!『くそじじいとくそばばあの日本史』著:大塚ひかり


Hatena

ども!

ライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!

僕は読書が大好きで、年間100冊ほどビジネス書や歴史書中心に読んでいます。

そんな僕がオススメ本を紹介します。

 

 

今回ご紹介するのはコチラ!

 

 

タイトルが強烈!笑

本屋さんで一目で惹かれて手に取りました。

 

しかし、この本は、老人の方を卑下しているわけではありません。

尊敬の意味を込めて「くそ」という言葉を著者は使っています。笑

 

日本史の中でも、70歳、80歳になってからでもバリバリ活躍している人がいます。

そんな強者じいちゃんばあちゃんたちを紹介してくれる本です。

 

本書を読めば

「何をやるにも遅すぎることはないな」

「こんな元気な老人になりたい!」

と思えることでしょう。

 

それでは早速内容をざっくり紹介していきます!

 

 

(約5分で読めます)

『くそじじいとくそばばあの日本史』はこんな人にオススメ!

     本

・いくつになってもバリバリ働きたい人

・新しいことをするのに年齢を言い訳にしてる人

・歴史好きな人

 

本書は「何か始めるのに遅すぎることはない」ということを教えてくれますし、「そんな歳になってもめちゃくちゃ活躍してたのか!」と元気も貰えます。

 

逆に「年老いたあとはのんびりなんにもせずにまったり暮らしたいよ〜」って人には真逆の内容ですね。

 

 

 

 

この本の要点と僕が伝えたいこと

   まとめ

昔の人が短命というのは嘘!

したたかに生きた老人はたくさんいる。どんな年になっても自分の理想を追い求め、信念持ってい生きている人は輝いている。

ときにはズルく、ときにはジコチューになりながらも高齢になったあとでも活躍しているスゴい日本の偉人が知られる本です。

有名な人の意外な一面も見られるので歴史好きにもオススメの一冊!

 

 

  

昔の元気でパワフルな老人たち      

       老人



それでは、早速本書に書かれている「くそじじい」や「くそばばあ」を紹介します!

 

 

いつまでも権力を独占したい!

平安時代の藤原道長の息子たちは80歳に近くの高齢になっても権力争いをしていたそうです。

 

僕だったら80歳になったらもう田舎でのんびり暮らして余生を楽しみたいと思っちゃいますね(笑)

 

短命と思われがちな昔の人でも、長命の血筋で、汚れ仕事に無縁な貴族だったりすると、驚くほど元気で長生きな人が多くいたんです(47pより引用)

 

「汚れ仕事に無縁な」というのはポイントだと思いました。

要は、ストレスフリーなこと。

 

メンタル面って外見にも現れます。

僕の大好きなあるバンドマンの人は50歳手前になっても見た目は30歳くらいに見えるくらい若々しい!(ELLEGARDENの細美さんです!)

 

楽しく自分の好きなことをやって生きている人は輝いてるし若々しさが外見にも現れます。

 

逆に苦労してる人は20代後半?!と思うくらいの老けた見た目の人もいます。(ごめんなさい。でもほんとです)

 

やはり、いくつになっても元気でいるには心の状態が健康でいることが秘訣なんですね!

 

 

若々しさは柔軟性と好奇心から

 

次に紹介するのは、老人のための医療「老人科」を開拓した人で「曲直瀬道三(まなせ どうざん)」という方。戦国時代の人です。

 

彼は名は知られてませんが、宣教師ルイス・フロイスが書いた『日本史』という本には「彼が出かけて行ったところでは、つねに彼に上座が与えられた」と書かれていたそうです。

 

織田信長や毛利元就、明智光秀などの医療も担当したという名医。

 

彼の何がスゴイかというと、高齢になってからキリシタンになったこと。

彼はキリスト教宣教師から見ても優れた人だったのでしょう。

 

本書によると宣教師がしつこく道三に「キリスト教に入ってくれ」と迫ったようです。

最初は「何を今更。もう歳だし教会に通ったりする元気もない」と断ったそうですが、宣教師の熱意についに折れたそうです。

 

相手に押されたとはいえ、老人になってもなお、また新たな世界に飛び込むのは流石です。

 

老いてなお人々に尊敬され、その道を切り拓いていう爺たちに共通するのは「柔軟性」です。(111pより引用)

 

いくつになっても常識にとらわれず、新しいことを受け入れる「柔軟性」や、新しいことを知りたがる「好奇心」が大事なんですね。

 

 

 

強く自分を信じる

平安時代の歌人で曾禰好忠(そねのよしただ)という人がいます。

 

僕はこの方、本書を読むまで知りませんでしたが、めちゃくちゃカッコいい!

 

彼の死後ですが、歌が百人一首にも選ばれています。

しかし、彼は生前は評価されていなかったようです。むしろ、身分が低かったのでバカにされることが多かったそう。

 

天皇が歌人を集めて、歌を披露し合う会のようなものを催したとき、呼ばれてないけど、その場に行ったそうです。

 

歌が大好きだったんでしょう。

でも、イキナリ訪れるのも失礼。つまみ出されたそうです。

そして皆の笑い者になったと書物には残されています。

 

でも、自分の「好き」を貫き、誰に何を言われようとも自分のやりたいことをやり通そうとするところは見習うところが多いですね。

 

「身分の低さも何のその、たとえ評価されなくてもバカにされても、自分だけは自分を信じていた。

これ、天才だけでなく、人間に必要な要素、とくに退職などして、若い時と比べ、社会的評価をされないようになった男性に、必要な要素だと思うんです。(187pより引用)

 

著者の大塚さんがいうように、「自己愛」「自己肯定感」って本当に大切ですね。

 

社会人だったり組織に入ったりすると役職や役割があるから自分を高く保っていられる。

でも、引退して周りからの評価が何も無くなった時に虚無感を感じてしまう人がいるのは自己肯定感が低いから。

 

若いうちから自己愛や自己肯定感は養っておきたいものです。

 

 

したたかな老人に共通すること

   老人

 

以上をまとめると、したたかな老人の共通点には次のようなものが見られます。

 

・ストレスフリーで好きなことをやる

・いつまでも好奇心を持つ

・何でも受け入れられる柔軟性を持つ

・自己愛、自己肯定感を高める

 

 

これは、老人じゃなくても若くても必要な要素かと思います。

 

昔の人は短命だったというのはウソで、赤ちゃんの時にすぐに亡くなってしまう人が多かったから、平均すると寿命は現代よりも短く数字としては出てきます。

 

長生きする人は長生きしていたのです。

そして長生きする老人には、先ほどのような共通点があります。

 

いくつになっても自分の好きなように生きていきたいという人は意識してみてはいかがでしょうか?

 

 

年齢に遅すぎることなんてない!

おばあさんと子ども


 

何を始めるのにも遅すぎることはないし、年齢なんて気にしてやりたいことをストップするのはもったいない!

 

いつでも、今がスタートライン。

本書はそんな勇気をもらえる内容になっています!

 

他にも、小林一茶や世阿弥、葛飾北斎などの有名な人の意外な遅咲きエピソードなんかもあります。

著者の描き方も面白おかしく書いてくれたりしているのでとても楽しみながら読めました♪

 

オススメです。

 

 

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

ではまた。

ざす。