ども!
読書大好きなライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!
本記事は、ジョージ・オーウェルの小説『1984年』の『まんがで読破シリーズ』のあらすじを書いています。
✔『1984年』がどんなあらすじがざっくり知りたい人。
本記事では、ネタバレはせずに、あらすじの紹介をしてます。
僕も実際、原著はこれから読もうとしててまだ未読で、『まんがで読破シリーズ』で、ざっとあらすじだけ掴んだ感じです。
なので、感想や考察は一切抜きにして、フラットに内容だけネタバレなしで書いていきます。
原著の文庫版はコチラ!
著者のジョージ・オーウェルは、1903年に生まれたイギリスの作家です。
イギリスが誇る文学者でこの『1984年』は「史上最高の文学100」に選ばれたり、「英語で書かれた20世紀の小説ベスト100」にも選ばれています。
1948年に書かれた晩年の作品で、1950年にオーウェルは病気で亡くなっています。
当時の共産主義、独裁的な政治を批判した内容で描かれた小説です。
監視社会をディストピア風に描いた本作品はバッドエンドとしても有名でかなり後味の悪い作品と言われています。
それでは、早速、ネタバレはせずに、あらすじと見どころを紹介しますね。
(約5分で読めます)
『1984年』のネタバレなしのあらすじ
本作品のネタバレなしのあらすじです!
舞台は1984年の近未来(出版当時から見て)。世界各地で共産主義、独裁政治が当たり前になった監視社会で生きる人々の生活を描くSF小説。
ビッグ・ブラザーという人物が率いる党が支配した国で、『歴史の改ざん』が仕事の真理省に所属するウィストン・スミスが主人公。
彼はこの社会に疑問を抱いていたが、それを表に出したら抹殺されてしまう。個人が思想を持つことは『思考犯罪』とされているからだ。
あらゆる場所に監視カメラが付き、国民すべての行動は監視されている。
そんな生活をしていたある日、ウィンストン・スミスは、ジュリアという女性と出会い、そして反政府組織の存在に近づこうとするが・・・
『1984年』の見どころ
現代でも色あせないテーマ
共産主義、全体主義に対する課題や批判が込められた本作品。
国民を監視したり、政府の都合の悪い歴史は改ざんしたり、嘘の教育をしたり。。
そして、それが当たり前になった世界ではこの『監視社会』をなんの疑いもなく受け入れている人がたくさんいるのが恐ろしい・・・
そして、オーウェルが描く『1984年』の世界は少なからず現実になってきていたのです。
『1984年』が出版されたあとにソ連ができ、そして現在の中国も国民の発言や行動を規制しています。
別に国単位でなくても、学校、会社、集団組織においては人をコントロールしようとする場面は出てきます。
そうした監視社会になるとどうなるか?
それは本書を読めばわかります。
僕らにも身近な話題なんだなと感じました。
ラストの展開
後味が悪い作品という感想がとても多い本作。
確かに、最後の展開に関してはゾッとするものがありました。
ぜひ、ネタバレなしで見ていただきたいです。
正直、『まんがで読破シリーズ』よりも「文字だけ」のほうが衝撃が強い気がするので、より心を動かされたい人は、いきなり文庫版にチャレンジしてもいいかと思います。
他の方の感想やレビュー
他の方の感想を引用します(^^♪
【オススメ書籍】#ジョージオーウェル #1984年
— 近岡一磨「入社3年後のミスマッチをなくす」 (@chikaoka_Re) October 5, 2020
最近話題のフォートナイトとアップルの戦いもこの作品をオマージュにしていますが、20世紀最高の小説です。
一言で言えば、「独裁国家」を描いており、
人事業務やマネジメントにも通じる書籍です。
ディストピアを描いた「預言書」だと言えます。 pic.twitter.com/5rwjb09xpx
独裁国家がテーマですが、私らの身近なところでも縦社会の上で成り立つコントロールは有り得るので他人事ではありません。
1984年
— ハル@王将祭り (@hal1987) July 15, 2018
ジョージオーウェル
ようやく読み終わりました😅というかなかなか小説を読む時間を作らなかったせいですが
ここに描かれている全体主義の有様は、時代に関係なく、どれだけ文化レベルや技術が進歩しても、根底には常に有り続けるものなんでしょうね。重厚な内容で面白かったです! pic.twitter.com/iJRKc4hs5o
民主主義とはいえ、国民を自分たちの考え方に傾倒させようすると、こうした考え方は根底に流れ続けるのかもしれません。
頭をガツンと殴られたような衝撃。ただ流れに身を任せることは楽だけども恐ろしい。知らぬ間に権力の羊になっていないか。自分の頭で考え抜いて、現実も尚“ひねった解釈”まみれの世界だと自覚して生きていこう。#1984年#一九八四年#ジョージオーウェル#読了 pic.twitter.com/hZ0q4VNUys
— レイ@読書 (@rayferguson302) June 22, 2020
何も考えずに「皆がこうだから」「上の人たちがこう言っているから」と思考停止にならないように気を付けたいですね。
どんな時代でも読むべき一冊!
『1984年』は、たびたび、売れる年があるそうです。
それは独裁国家などが台頭してくる時代や、国の法律に反対してデモが起きたりする時代なのかもしれません。
「本当にこのままでいいのか?」と国や組織に感じることがあれば『今』読むべき一冊だと思います。
この先も人が人を支配しようとしたりコントロールしようとする集団があり続ける限り本書は永遠のテーマとなり受け継がれるのではないかと思います。
明るいハッピーエンドがある小説ではないですが、自分の頭で考えることの大切さを教えてくれます。
以上、小説『1984年』のネタバレなしのあらすじと見どころの紹介でした(^^)
オーウェルの主張したいこと、いろんな考察などはネットを見れば出回っています。
でも、大事なのはあなたがこの本を読んでどう感じるか?
ぜひ、ネタバレせずに他人の考察なども見ずにまず読んでいただきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。