ども!
ライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!
僕は読書が大好きで、年間100冊ほどビジネス書や歴史書中心に読んでいます。
そんな僕がオススメ本を紹介します。
今回ご紹介するのはコチラ!
歌手で俳優でもある武田鉄矢さんの著書です。
金八先生でもおなじみ、そして大の坂本龍馬ファンでも有名。
そして50歳になってから学びのノートを取り始め、合気道も習い自分の体と向き合っているそうです。
いつでも勉強をしている武田鉄矢さんのその学びのノートからの抜粋を凝縮した一冊です!
それでは早速内容をざっくり紹介していきます!
(約5分で読めます)
『老いと学びの極意』はこんな人にオススメ!
・素敵な歳の取り方をしたい人
・勉強する必要性がまだわからない人
・知識をたくさんつけたい人
『老いと学びの極意』というタイトル通り、素敵な歳の取り方は学びにある。ということが学べ、勉強なんてする意味わからない!という若者にもピッタリです。
帯にも「終活より学びを」と書いてありますので、メインは団塊世代の方へ向けた本だと思いますが、30代の僕が読んでもとても勉強になりました。
武田鉄矢さんが若い頃から現在まで学んできた知識、人間関係、心身との向き合い方などが凝縮されていますので、知識をたくさんつけたい人にもオススメです。
この本の要点と僕が伝えたいこと
素敵な歳の取り方は、終わりに向けて準備するではなく、終わりは気にせずに勉強し続けること。自分の興味のあること、好きなことに貪欲に取り組んでいく。
何歳になっても『問い』は終わらない。わからないことがわかったときの痛快さはずっと味わっていきたいもの。武田鉄矢さんがこれまで学んできたことや夫婦関係、友人関係で気が付いたことなど、若者も団塊の世代も気づきが多く見つけられる一冊。
一生学んでいこう!
学びってどんなもの?
武田鉄矢さんはなぜそこまで学ぶことを勧めるのでしょうか。
「はじめに」の章で、小学生の頃のエピソードが書いてありました。
分数の割り算をするときに「なぜ割るほうをひっくり返して掛けるのか?」と疑問に思ったのが一番古い記憶にある『問い』だったようです。
先生から「いいからひっくり返して掛けなさい」と言われた鉄矢少年は納得いかなかったようです。
時が流れ、武田鉄矢さんの娘さんの宿題を教えるときに読んだ本にその理由が書いてあったそうで、『問い』が解けた時の快感、痛快さがたまらなかったと。
このようにわからないことがわかったとき、できなかったことができたときの気持ちよさって格別ですよね。
僕も大の勉強好きなので非常に共感します。
僕は、この世界中のことを知り尽くしてから死にたいと思っています。学生時代は文系でしたが、医学や音楽にも興味がありますし、最近はワインの歴史なども調べたりしています。
また大学にも通いたいと思っている今日この頃です(笑)
僕みたいに勉強好きばかりではないと思うので、武田鉄矢さんに「学ぶ」ためにはどうすればいいのか教えてもらいましょう。
まずは「学ぼう」とそう決意すること。その決意だけで世界は一変する、と。「学び」とは知識の量ではない。「学ぶ」とは「学ぶ」ものを探知し、拾い集める姿勢と礼儀のこと。それさえあれば、賢愚善意のいかなる人からも私たちは何かを「学び」とるのです。(252p あとがきより引用)
これは、武田鉄矢さん自身、尊敬する哲学者の内田樹先生の言葉も借りながらの解釈だそうです。
まずは「学ぼう」と思うだけでいいんですよね。
普段の生活から学ぼうと思えば、散歩中の花が気になり何の花か調べたくなるかもしれないし、道路で自動車が行きかうのを見れば自動車の歴史なんか調べたくなるかもしれないし。
自分の好きなことでいいのです。
まずは「学ぼう」とする姿勢が大切なんですね。
武田鉄矢さんの知識の一片
本書で紹介されている武田鉄矢さんの学びの中から、僕が心に残った部分を少しだけ紹介します。
これを読んで内容が気になった方はぜひ本書を手に取って自分なりの好きな部分を見つけてみてください(^^♪
読書について
己を鍛え極めるための読書ですが、「晴耕雨読」とは詰まる所、「ウェイトトレーニング」ではなかろうか、と思い至ったのです。(144pより引用)
ただただ読むだけの読書も否定はしませんし、僕自身小説とかは何も考えずに楽しみながら読んでいます。
ただ、知識をつけようとか成長しようと思ってする読書の場合は、読むだけだと意味がないと思います。
武田鉄矢さんが言うように、ウェイトトレーニングと同じというのは僕も共感。
鍛えあげないといけない。吸収した知識は使わないと鍛えられません。
学びはアウトプットして、誰かに本の内容を話すのでもいいし、学んだ知識を仕事で使ってみるのでもいいと思います。
とにかくトレーニングと一緒でどんどん知識を使っていきましょう!
流れには逆らわない
人にはリズムがあります。
落ち込んでいる時は前向きに物事に取り組むのなんてできないし、それは仕方がない事。
「流れ」に関しては、武田鉄矢さんは合気道を習い始めたときの気づきでこう言っています。
これほど力みを嫌う武道は他にはないでしょう。肩の力み、腕の力み、心の力みを「それではぶつかる」と禁(いさ)めて「流せ」と指導されます(166pより引用)
本書ではたびたび合気道の話しが出てきますが、とても興味が湧いてきました。
格闘技や柔術などは、人と人がぶつかりあうのが基本ですが、それを禁止するのが合気道。
相手に合わせて受け流す。まさにリズムを大切のすること。
武田鉄矢さんは合気道の極意は、夫婦関係や人間関係にまで役に立つとも仰っていました。
わからないからこそ美しい
夫婦関係や恋人関係に悩んでいる人にはぜひこの章を読んで欲しい。
人は他人のことを知りたがります。
特に夫婦や恋人の関係であればあるほど。
「パートナーのことはすべてわかっていたい!」
「すべて分かり合えてこそ良い関係が築ける」
と考えている人がいますが、本書ではそうではないと言っているし、僕もそう思っています。
他人なのだから分かり合えなくて当たり前。
分かり合おうとするから、分からない部分があると関係がねじれるのです。
「愛」を主体的に生きようと思うなら、深追いしないこと。そして相手を解釈しないこと。(106pより引用)
長年寄り添っている奥様がいる武田鉄矢さんだからこそ、説得力のある言葉です。
学びは終わらない!
ほんの少しだけしか触れていませんが、他にもミュージシャン時代に会った素晴らしい人の紹介や、俳優として駆け出しのころの学びなど、マルチに活躍する武田鉄矢さんだからこその気づきや学びが知れるとても良い一冊でした。
学びは終わらない!
僕も武田鉄矢さんのように、いくつになっても学び続ける姿勢を持ちたいと思います。
なぜなら、分からないことがわかったときの快感は辞められないから。
人間の本能だと思います(^^♪
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。