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【小説】『星やどりの声』のネタバレなしのあらすじと感想を紹介!


Hatena

ども!

読書大好きなライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!

 

本記事は、朝井リョウさんの小説『星やどりの声』のネタバレなしのあらすじと感想を書いています。

 

 

 

朝井リョウさんは、『桐島、部活やめるってよ』が映画化もされ、人気の作家さんですね。

 

1989年生まれ、まだ20歳の頃の2009年に『桐島、部活やめるってよ』で、「小説すばる新人賞」を受賞!

2013年には『何者』で直木賞も受賞した若者中心に人気の小説家。

 

蛇足ですが、年齢が僕のひとつ下でしかも同じ早稲田大学だったこと、今知りました!笑

『桐島、部活やめるってよ』を書いた時、僕も在学中だったのに、当時は本を読む習慣がなかったので知りませんでした!なんてもったいない!笑

 

 

『星やどりの声』は、家族の絆を描くハートフルな内容ですが、ラストのある秘密が明かされるまでの展開にはページをめくる手が止まりませんでした。

 

それでは、早速『星やどりの声』のあらすじをネタバレなしで紹介し、僕の個人的な感想や見どころ、そして他の人のレビューもいくつかご紹介していきますね!

(約5分で読めます) 

『星やどりの声』のネタバレなしのあらすじ  

 

本作品のネタバレなしのあらすじです!

喫茶店「星やどり」を経営する家族の物語。

父を病気で亡くし、母が切り盛りする喫茶店。そのお店を中心に6人の兄妹が暮らしている。

父が作ったお店を愛しつつ、父を亡くした悲しみや不安に対する兄妹ひとりひとりの心の動きを描く。

父は、自分が亡くなる直前に喫茶店の名前を「星やどり」に変えた。その喫茶店には星型の天窓があり、そこから夜は星が見えるため、「雨やどり」ならぬ「星やどり」という名前をつけた。ただ、この名前をつけた理由はこれだけではなく、その本当の意味が最後に明かされるとき、涙する。

家族の暖かさや絆、思春期の兄妹の心の動きを綿密な描写で描くハートフルなストーリー。

 

『星やどりの声』の登場人物

早坂家

父・星則(ほしのり)

建築士であり、喫茶店を作った本人。

心優しい性格で家族に愛されていた。癌で数年前に亡くなる。

母・律子(りつこ)

夫を亡くし、ひとりで喫茶店を経営。

女手ひとつで6人兄妹を育てる優しい母。

長女・琴美(ことみ)

社会人三年目。兄妹で一番年上でお店も手伝い、弟や妹たちの面倒も見る頼れるお姉ちゃん。

長男・光彦(みつひこ)

大学四年生で、就活中。長男だけどちょっと頼りない男の子。家庭教師のアルバイトをしている。

次女・小春(こはる)

高校生で双子の姉。性格は活発で見た目も派手。年上の彼氏がいる。

三女・るり

高校生で双子の妹。小春とは正反対でおとなしくまじめな性格。

次男・凌馬(りょうま)

高校生で活発な男の子。テニス部の活動後、友達と「星やどり」でご飯を食べるのが日課。

三男・真歩(まほ)

小学生で早坂家兄妹の中で一番年下だが、大人びていてあまり感情を出さない。カメラで写真を撮るのが好き。

 

 

『星やどりの声』を観た感想と見どころ

 

 

思春期の心の変化の描写が上手い

 

本作品は、第1章が長男の光彦について、第2章が三男の真歩について、というようにひとりひとりを主人公として描かれています。

 

6人兄妹から見た、父親の存在、母親の存在、そしてほかの兄妹や学校の友達との関係などが、その章の主人公の目線で細かく描かれているので読者が、彼らの性格を汲み取りやすいと感じます。

 

それぞれ兄妹の性格がじっくり描かれていて、それを知った上でラストを読むと感動もひとしお。

 

感情描写もめちゃくちゃリアル。朝井リョウさんが大学生時代に書いただけあり、学生同士の会話が臨場感があってスッと入っていけるし、感情移入しやすい。

 

思春期の兄妹の綿密な心の描写が光る作品でした。

また、ほかの部分でも、朝井リョウさんの表現が素敵で、

 

「星空の天窓と目があった」

「冷房の聞いてない夏の夜は、気の抜けたコーラみたいだ」

 

なんていう、30代のおっさんの僕でもキュンとなってしまうような(笑)表現が素敵な方です。

 

 

 

家族の絆に涙する

 

先ほど書いたように、それぞれ6人が主人公となり、それぞれの視点で描かれるように章立てされています。

 

それぞれの父親対する想い、そして最後が長女・琴美の章になるんですが、家族全員の想いに感動。

今回の章立ても年上順ではなくバラバラ。最後の章に一番年上の琴美が来る理由もあとでわかります。

 

これが初版で最初に書かれたのは2011年。

東日本大震災の年であり、より家族の絆について考えることがありこのお話を書いたんじゃないかなぁという勝手な妄想をしていました(笑)

 

父親が「星やどり」という店名に変えた想い

母親の子供たちへ対する想い

兄妹の家族に対する想い

 

それぞれが描かれたあと最後でつながり、ラストはとても感動します。

めったに僕は泣きませんが(笑)、うるっときて心が温かくなりました。

 

家族の絆が描かれる感動の作品です。

映画化してほしい!

 

 

 

 

他の方の感想やレビュー 

他の方の感想を引用します(^^♪

 

 

 

「ブランコの席」。とても情景が思い浮かんでくる温かい作品なんですよねぇ

 

 

 

 

家族の絆が痛いほどに伝わる作品です。

 

 

 

最後の展開は本当に涙します。。

 

 

 

 

朝井リョウさんの他の作品もチェック!

星やどりの声を読んで朝井リョウさんの世界観が気に入った方は他の作品も読んでみましょう(^^)

 

 

 

『桐島、部活やめるってよ』

 

朝井リョウさんのデビュー作にして代表作。

映画化もされています。

高校のバレー部キャプテンの桐島が突然部活を辞めてしまうところから話は始まります。

 

桐島以外の5人の部員をそれぞれ主人公として計6人のショートストーリー仕立ててで展開。

 

 

ザ・青春小説。

大人になっても甘酸っぱい青春を思い出せる良作ですね〜

 

映画はコチラ( ´ ▽ ` )ノ

 

 

 『何者』 

 

 

朝井リョウさんが史上最年少で直木賞を受賞した話題作です。

就職活動を目前に控えた大学生らが主人公で、就活を通して自分が何者なのか、模索していく姿を描いています。

 

それぞれの不安や葛藤をそれぞれがSNSで発信したり、現代風の就活のリアルを描いているので共感できる人も多いはず。

 

映画化もされていて、佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、山田孝之、菅田将暉と、豪華俳優陣。

まだ読んでない方は是非、読んでみましょう!

映画はコチラ( ´ ▽ ` )ノ

 

 

 

『死にがいを求めて生きているの』

 

「生きる意味」「生きている価値」について考えさせられる本です。

また、朝井リョウさんの特徴ですが心情描写が細かく描かれていて、「心えぐられる!」という評価も。

 

あらすじは、性格が対照的な、智也と雄介というふたりの青年の関係性を描いていくストーリー。

 

智也という青年はある事故で植物状態。

それを献身的に看病する友人の雄介。

小学生から彼らの関係を振り返る回想シーンで話は進んでいきます。

 

おとなし目の性格の智也の父親が「海山伝説」というものを信じており、「人と人には海と山のように相容れない種族がいる」と主張して、性格の正反対の友達の雄介とは離れるように言われます。

 

それに違和感を感じた智也は「海山伝説」を否定するために遺伝子学的立場から証明しようと奔走します。

 

まったくタイプの違うふたりがなぜ仲良いのか?それは友情なのか?

 

「あなたは価値のある人間なのか?」

「やりがいってなんだ?」

 

色々と考えさせる作品です。

 

 

 

 

以上、小説『星やどりの声』のネタバレなしのあらすじと感想の紹介でした(^^)

 

普段ビジネス書ばかり読んでいるので、小説はまだまだ読み始めたばかり。ジャンル問わずオススメあれば教えてください!

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

ではまた。

ざす。