ども!
読書好きなライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!
僕は読書が大好きで、年間100冊ほどビジネス書や歴史書中心に読んでいます。
そんな僕がオススメ本を紹介します。
「『資本論』をわかりやすくあらすじを知りたい!」
「名著を読んで勉強したい!」
そんな方にオススメできる本を紹介します!
それはコチラ!
19世紀に、資本主義を批判したマルクスの名著『資本論』の中身をまんがで読める本です。
『資本論』は、資本主義社会では、「資本家」と搾取される側の「労働者」で格差は広がり続けてしまうので、将来資本主義には限界が来るだろうと書かれています。
そんな『資本論』の内容をまんがでストーリー仕立てて紹介してくれてるのが本書です。
それではどんな内容か、早速紹介していきます。
(約5分で読めます)
こんな人にオススメ!
・『資本論』のあらすじを知りたい人
・古典を読みたい人
・活字の本が苦手な人
まずはあらすじだけざっくり知りたい人や、活字が苦手な人に「まんがで読破シリーズ」はピッタリです!
この本の要点と僕が伝えたいこと
『資本論』は、19世紀の経済学者カール・マルクスの名著。マルクスは後世に多大な影響を与えた人物として、『資本論』は賛否両論が激しかった。
『資本論』の概要は、資本家が労働者を搾取し続ける階級社会を批判しており、階級のない平等な社会主義こそ重要だと説いている。
様々な根拠や材料を元に書かれている『資本論』を概要だけ物語形式で書いているのが「まんがで読破シリーズ」の内容。
あらすじを知りたい人にオススメ!
なぜ『資本論』を書いたのか?
マルクスが資本論を書いた背景を知っておくと理解が深まります。
マルクスはドイツ出身で30歳くらいにはその思想の過激さから亡命を図りロンドンで暮らしていたりもしました。
その後、無国籍です。
彼が10代の若い頃、ドイツでは自由主義が盛んに主張されていた時代でした。
隣のフランスでは七月革命という言論、思想の自由を主張する市民の革命が起きています。
ドイツも影響され、封建社会からの解放を目的に活動が盛んになっていたのです。
また、18世紀にイギリスで産業革命がおこり、資本家と労働者という階級がよりクッキリと現れてきたのです。
そんな時代を見たからこそ、ある一定の限られた富裕層や権力者が市民をコントロールし続けている社会に疑問を持ち、マルクスはのちにマルクス主義とも言われる社会主義思想を持つようになったんでしょう。
『資本論』のあらすじは?
社会の富は「商品」である
『資本論』は「資本主義は破綻するシステムだ!社会主義こそあるべき姿だ!」ということを主張してる本です。
こんなざっくり言っちゃってますが、もっと難解な本なので原書を読む場合は本腰入れて読みましょう(笑)
この本のとっかかりは、資本主義社会の「富」とは「商品」だというところから始まります。
冒頭はこの「商品」について深掘りしているのです。
「商品」には使用することで得られる「使用価値」というのと、価値が同等と思われるものとの交換ができる「交換価値」のふたつがあると書かれています。
この「価値」を最大限に増長できるある「商品」が現れました。
価値を増長させられる「労働力」
「使用価値」「交換価値」を最大限に増長させられる「商品」として、「労働力」を指摘しています。
これこそ貧富の差の拡大、資本主義社会を破綻させる元凶だと言います。
資本家は、「労働力」を賃金を払う形で買い、そこからまた物を作らせて価値を見出します。
問題だと指摘したのは「剰余価値」という考え方。
本来「商品」には、その価値が決まっていますが、「労働力」に関して言えば買った時に払うお金以上の価値を増長させることができるのです。
上記の画像について説明すると、例えば月給20万円で人を雇うとします。
8時間の労働時間が決められていたとして、残業代を出さずに残業させ続けて、20万で1日8時間→10時間となれば、1日2時間分の価値が増長させられますね。
もしくは、労働者をこき使い、もっと効率よくスピードアップさせて働かせれば同じ8時間でも価値を増長させることもできます。
こんな風に「労働力」という「商品」は、資本家がいいように使い、労働者は給料変わらず貧しいままという貧富の差の拡大を招くとマルクスは指摘したのです。
これにより、労働者がクーデター起こした日には、資本主義は破綻しまっせという内容がこの『資本論』です。
『資本論』を読んでどう活かす?
さて、この名著を読んで今の僕らがどう活かすべきなのでしょうか。
マルクス大先生の言ってることもよーくわかりますね。
まさに今もなお残る「ブラック企業」のことです。
資本家に搾取され続けた挙句、自殺してしまったり悲しいニュースがあふれています。
資本主義が果たしていいのか?
とはいえ、マルクスに影響されて社会主義となったソ連は破綻しています。
何が正しい、正しくないというのは一概には言えません。
本書を読んでどうあるべきか?を考えるだけでも価値があるのではないでしょうか。
ほとんどの国では資本主義社会となっています。
資本主義社会で生きている以上、その根幹を知りましょう。
それを読んだ上で、資本主義社会の中でどう生きるべきかを自分の頭で考えるといいと思います。
名著『資本論』をまんがでわかりやすく!
✔️「労働力」は資本家次第で価値を増長させられるので貧富の差は拡大するよ!
✔️「労働力」は「物」じゃなく「人間」なのでいつか労働者のクーデターが起こり破綻してしまうんだよ!
こんな内容を物語仕立てで書いてくれてるのが『まんがで読破 資本論』です。
舞台は19世紀のヨーロッパで、主人公が父親とほそぼそ作っていたチーズをもっと売るために資本家と一緒になって工場を作り、人を働かせて大量生産して儲ける話。
最初は資本家側で労働者をこき使う主人公でしたが、労働者たちの不満を聞き「果たして本当にこれでいいのか?」と悩みます。
人を人と扱わないような資本家や考え方に疑問を呈するお話です。
非常に端的にマルクスの言いたいことを表現しています。
漫画で200ページ足らずなので1時間もあれば読めちゃいますね。
古典を読むときにはまんがであらすじを把握してから原本にチャレンジすることをオススメします!
ぜひ、後世の政治思想にも多大な影響を与えた世界的ベストセラー『資本論』に触れてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。