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法然ってどんな人?彼から学べる教訓【謙虚さこそが成長のカギ】


Hatena

ども!

歴史好きなライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!

 

歴史は繰り返すと言われます。

歴史上の人物のストーリーを聞くと現代でも役に立つエッセンスがたくさん詰まっているんです!

 

日本史の偉人から学べる教訓を週1ペースで更新して勝手にシリーズ化しています(笑)

 

シリーズ75人目は、日本の仏教の宗派の1つ浄土宗を開いた「法然」です!

 

法然は10歳の頃、土地の相続問題で父親を殺害されてしまいました。

そんな父親が死ぬ間際に、「あだ討ちはさらなる恨みを生むだけだ。勇気を出してその連鎖を断ち切れ。」と法然に伝え、仏の道へ進みます。

 

「復讐なんかせずに、仏の道へ行き人々を助けよ」と殺される立場の父親が言うのもすごいですよね( ゚д゚)

 

そこで弱冠10歳でお坊さんになり、そして今も続く浄土宗を開いたその生涯と、法然上人から学べる教訓をまとめました!

 

 

法然ってどんな人?

法然から学べる教訓は?

 

これらを書いていきます。

法然上人の生涯と言動を知ると、「謙虚さこそが成長のカギ」ということがわかります。

 

 

(約5分で読めます)

法然ってどんな人?

                             法然



父からの遺言で仏の道へ

 

法然は1133年、現在の岡山県で生まれました。

父は地方の役所の人物だったのですが、領土問題で他の役人に夜襲をかけられ、殺害されてしまいます。

 

しかし、その父は「あだ討ちはさらなる恨みを生むだけだ。勇気を出してその連鎖を断ち切れ。そして仏の道に進み、万民が救われる教えを求めよ」と復讐は止めるように法然を説得。

(出典:浄土宗の教え | 浄土宗【公式WEBサイト】

 

父親も大変立派な方なんですね。

この遺言から法然は仏になる道を選びます。

わずか10歳のころでした。

 

12歳の頃には比叡山延暦寺に修行に入ります。

そこでみるみる頭角を現しましたが、そこでも権力争いが絶えず、嫌気がさし、探し求める仏の道はありませんでした。

 

権力争いで父が殺されてしまった法然からしたら権力闘争なんて見たくもないものだったでしょう。

 

 

納得できる教えに出会えない苦悩の30年

 

比叡山に入山しわずか2年ほどで師匠から「もう教えることはない」とまで言われました。

 

24歳まで比叡山で修行をし、下山しますが、その頃には法然はエリート中のエリートで有名になっていました。

 

しかし、それでも、「これだ!」という教えに出会えず苦悩の日々。

 

いろんなお寺の僧侶に教えを乞うたりしたそうですが、それでも納得できる教えには出会えず、再度比叡山に修行に入り、様々な経典や文献を読み漁るもそれでもダメ...

 

そんな苦節30年。

ついに43歳になったとき、法然上人が納得できる教えに出会うことができました。

 

中国の唐時代の高僧・善導大師という方の書物を読み、「阿弥陀仏を唱えれば誰でも救われる」という教えに法然上人は感銘を受けて、これを布教する活動をします。

 

そして、「南無阿弥陀仏」と一心に念じれば誰でも救われるという浄土宗を開きました。

※ちなみに「南無」は「よろしくお願いします」という意味だそうです。僕もお寺のお坊さんに聞きました(^ ^)

 

 

浄土宗は仏教の礎を築いた

 

「願うだけで救われる」という浄土宗の考えは当時の庶民にも貴族にも広まっていきました。

 

「誰でもどんな身分の人でも念じれば救われる」という簡単さが広まった理由でしょう。

キリスト教も同じですね。

ユダヤ人のイエス・キリストが「ユダヤ人じゃなきゃ救われない」というユダヤ教に反発して「誰でも神を信じて願えば救われる」と教えを説いて、キリスト教がのちに誕生しました。

 

どちらも「誰でも救われるんだ」という庶民のハートを掴んだのでしょう。

 

 

浄土宗は、平安末期1175年に開かれました。

鎌倉幕府が開かれる20年くらい前ですね。

 

「念仏を唱えれば救われる」という浄土宗の教えは他の鎌倉仏教のベースにもなります。

法然に学んだ親鸞が浄土真宗を開き、日蓮が法華経をベースに日蓮宗という新しい仏教も作りました。

 

修行せずとも「念仏を唱えれば救われる」という「専修念仏」が広まっていったのです。

 

 

今なお600万人以上の信者が浄土宗にはいます。

法然上人が長い年月をかけて大成した宗教は日本の人々の心に根付いたのです。

 

 

 

謙遜する姿勢が大切

     瞑想



 

なぜ、ここまで法然上人がストイックに30年もの長い年月をかけて探求することができたのでしょう。

 

そのひとつに「謙虚さ」があると僕は考えています。

成長する人、世の中で大きな功績を残した人はほとんどが本当に謙虚な人だと感じています。

 

 

10歳で出家し、スーパーエリートだった法然上人でも、「誰もが救われる仏の道を見つけられないし、1つの修行も満足にできない、なんと愚かな自分であろうか」と自分を厳しく見続けていたそうです。

 

「まだまだ!」という謙虚な気持ちと高い志があったからこそ妥協せずに30年もの歳月を費やして自分の理想の境地にたどり着けたんでしょう。

 

僕らも何かで成果を出したとしても、法然上人から見習い、他人と比べず、より高い目標に向かって努力していきたいですね!

 

 

法然から学べる教訓

勉強


 

法然上人から学べる教訓は、「成長のために大切なのは謙虚な姿勢」ということ。

 

法然上人は、意識的に謙遜していたわけではないと思いますが「誰でも救われる仏の道を探すという」高い志があったので、周りからエリートと言われようが褒め称えられようが気にも留めず突き進んでいたのでしょう。

 

僕には想像できないような非常に苦しい日々を過ごしていたのだと思います。

 

また、「他人と比べない」というのも、大切だと思います。

 

他人と比較して他人より優れていたら人は怠けてしまうもの。

常に高い志に向かい突き進んでいきましょう!

 

法然や仏教についてもっと知りたくなった方は仏教学者の平岡聡氏の本がオススメです。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

ではまた。

ざす。