ども!
読書好きなライフコーチ 兼 ド底辺サラリーマンのけんいちです!
僕は読書が大好きで、年間100冊ほどビジネス書や歴史書中心に読んでいます。
そんな僕がオススメ本を紹介します。
本記事では、プルースト作の『失われた時を求めて』をネタバレなしであらすじと見どころを紹介します!
プルーストは、20世紀を代表するフランスの小説家で、世界の作家に多大な影響を与えました。
彼の代表作「失われた時を求めて」。
この本は史上最強に難解な小説と言われています。
何が難解かというと、まず、ひとつの小説で全13巻。世界一長い小説としてギネス認定。
そして、文章の書き方が句読点がほぼなく一文がめちゃくちゃ長いし表現も難解。。
しかし、彼の小説は長いだけではなく「文学史上もっとも偉大な小説」とも評価され、プルーストの世界に魅了される人々がたくさんいます。
そんな世界一長い小説「失われた時を求めて」をチャレンジする前に、僕がオススメしたい漫画であらすじがわかる本を紹介します!
(約5分で読めます)
『失われた時を求めて』のネタバレなしのあらすじ
舞台はフランス。主人公は、紅茶に浸ったマドレーヌをひとくち頬張るとその香りと味覚から幼少期に叔母が淹れてくれた紅茶やマドレーヌの記憶を思い出し、それに伴って当時のいろんな記憶が蘇るところから物語は始まる。
思い出されたのは、自宅からのふたつの散歩道。ひとつはスワン家というブルジョワ階級(中産階級)の一家へとつながる道で、もうひとつはゲルマント家という貴族の家族へつながる道。
主人公のこれら家族との関わりや、ブルジョワ階級の人が地位を確立しようと貴族に近づいたり、女性同士の僻み、主人公の恋愛そして別れ、貴族同士の同性愛なども描かれており、作者プルーストが生きた当時の19世紀のフランスの様子が、独特の比喩表現で事細かに描かれている。
この物語は、主人公の一人称で描かれ、心理状態や人間の内部まで主観的に描かれていて当時は珍しいスタイルだった。
独特のプルーストの表現に浸ろう!その前に「まんがで読破シリーズ」で予習しよう!笑
『失われた時を求めて』の見どころ
無意識的記憶
あらすじの冒頭にも書いた「味覚で過去の記憶がよみがえる」という『無意識的記憶』というのが、このプルーストの小説の特徴です。
一番有名なシーンが冒頭のマドレーヌを食べて記憶がよみがえるシーンです。
匂いや音楽、味覚で過去の記憶がよみがえるってこと誰でもありますよね。
それをうまく表現しているのがプルーストの描き方なのです。
主人公(中年くらいの年)はマドレーヌを食べると身震いして言葉では言い表せない幸せな感覚に包まれます。
それは幼少期に叔母が作ってくれたマドレーヌと紅茶の香りでした。
それに紐づけられていくように当時の記憶がよみがえるのです。
何かひとつのことをキッカケに記憶が思い出されるままにプルーストは描き続けました。
これが『無意識的記憶』です。
他にも、図書館で本を手に取り、その匂いや雰囲気で過去の記憶がよみがえってくるシーンがあります。
誰でも体感したことのあるこの感覚を味わえる作品です。
独特な表現のプルーストの世界へのめりこむ
非常に難解な表現と言われていますが、読んでいくうちに癖になり、プルーストの世界にのめり込む人がたくさんいます。
僕はまだその境地には至っていませんが(笑)、まんがで読破シリーズで予習したので、時間を見つけていつか小説でチャレンジしたいと思います。
小説は13巻からなり、表現も難解なので、たっぷり読書できる時間を見つけてからチャレンジしたほうがいいと思います。
先ほどの『無意識的記憶』で過去へタイムスリップしたり、日本では味わえない資産階級と貴族との非日常的な生活も描かれています。
独特なプルーストの表現にチャレンジしてみては?!
『失われた時を求めて』を読んだ人の感想
『失われた時を求めて』を読んだ他の方の感想も載せておきます!
ネタバレなしで選んでいます(^^♪
『失われた時を求めて』を読む時は、合間合間に別の本を休憩にしろ挟まずに1,2年を『失われた時を求めて』の為に使おうという気概で、ただ読むだけでなくフォロワーさんがやってる様にその都度読んだらブログでも何でも文章にあらすじと登場人物と感想をアウトプットしながらでないと厳しいイメージ。
— じぇすたー (@pierrot_disturb) May 4, 2020
長編小説+難解な表現なので間をあけずに一気読みがいいのでしょう。
『失われた時を求めて』は、いつ、どこから読んでもいい。常に穏やかな波で向かえ入れてくれる。実際、私は第4巻を150頁ほど読んで5ヶ月強寝かせてしまったのだけれど、問題なく続きから読めた。物語の筋というより、一つ一つの描写や文章を味わう作品だと思う。だから、意外と筋も残ってるんだと。
— ミク (@imamibookus) October 19, 2020
かたや、この方は間をあけても楽しめると仰っていますね。
一つ一つの描写や文章を味わうというのはこの小説の魅力なのかもしれません。
プルースト「失われた時を求めて 7 ゲルマントのほう Ⅲ」(吉川一義訳 岩波文庫)読了。少し場面が動き、少し面白さが増した。それでも延々とお喋りがつづく。文学に造詣の深い方ならそこになにがしかを感じ取るのだろうが私には...
— Yamaguchi_b1971 (@Yamaguchi_b1971) October 14, 2020
それにしてもスワンが悲しい。#読了 pic.twitter.com/87dx1Kbx67
ある程度、当時の西洋の文化がわからないと厳しいかもしれませんね。
文学史上最も偉大な小説にチャレンジ!
文学作品は、その世界観に吸い込まれるように魅了されていくのが読む魅力ですよね。
難解な作品と言われていますが、まずはサクッと概要を知るのには「まんがで読破シリーズ」がオススメです!
「まんがで読破シリーズ」を読んだ後に、13巻の長編小説にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。