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まだ見ぬ世界と自分に出会えるブログ

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【書評・要約】価値観をぶっ壊して変える方法が学べる本『ピダハン』


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ども!

ライフコーチのけんいちです!

 

『まだ見ぬ世界、自分に出会えるブログ』へようこそ。

このブログではライフコーチの観点から心が楽になる考え方をシェアしたり、オススメの本や映画の紹介をしたりしています。

このブログを通して知らなかったコトやモノに出会え、新たな世界が開けるかも?!

 

僕は読書が大好きで年間だいたい100冊くらいの本を読んでいます。 

そんな僕が、オススメの本を紹介していきます。

今回ご紹介するのはコチラ!

 

 

 

ブラジルのアマゾンの少数民族のピダハン。

彼らには「ありがとう」という概念がない。

数字もない。

右も左も存在しない。

神も神話も存在しない。

 

 

そんな人たちがどうやって生活しているのか。

ピダハン語という最も難解な言語を研究した方の著書。

異文化や価値観の違いがこれでもか!というくらい事細かに書かれていて、自分たちの文化と比較するととても勉強になります。 

 

◆本記事はこんな人にオススメ!
✔異文化や価値観の違いについて知りたい人。
✔言語学に興味がある人。
✔価値観をぶっ壊したい人。

 

それでは早速書評していきます!!

 

(約4分で読めます)

この本の要点と僕が伝えたいこと

まとめ

私たちは誰しも、自分たちが育った環境や文化に影響されて世界を見る。

ピダハンの言語を調べていくと同じ単語なのに文脈によって意味が異なったり、左右の概念がないのにも理由があったり、言語は有用なコミュニケーションツールだが、それぞれ使用する者たちの文化に大きく影響される。

ピダハンは直接体験したこと以外は信用せず、ピダハンは未来のことを考えず『今』のことしか興味がない。今の私たちでは考えられないような価値観を持っている。

だからこそ、私たちの生活や価値観と比較して、真似したい価値観は取り入れたり、自分たちの価値観の良さを再確認したりすることも出来ちゃうとても良い本。

実際にクリスチャンであった著者も、神を信じないピダハンと生活するうちに、無神論者に導かれていく。。。

それほど自分の人生に影響を与える異文化との出会いがある!

 

 

 

文化や価値観にいかに影響されているか

文化

 

わたしたちは誰しも、自分たちの育った文化が教えたやり方で世界を見る。けれどももし、文化に引きずられてわたしたちの視野が制限されるとするなら、その視野が役に立たない環境においては、文化が世界の見方をゆがめ、わたしたちを不利な状況に追いやることになる。(346pより引用)

 

価値観というものは、自分たちが育ってきた環境で決まります。

それが自分たちにとって当たり前だから、何の疑問も持たず過ごしていますが、異文化に触れるとそんなものは簡単に打ち砕かれます。

 

もし、自分の価値観に苦しんでいる人がいたら価値観や文化の違う人と接するのをオススメします。

ただ、著者の言うように、自分たちの価値観や視野が役に立たない環境において、それに固執すると異文化を理解できない。

 

異文化に触れるときは、常にフラットにいることが大切ですね。

 

自分の価値観なんて、これまでの体験から作られたものなんだと認識しましょう。

価値観が違う人なんて腐るほどいます。

自分の価値観や性格で苦しんでる人は異文化に触れる機会を作るといいかもしれませんね。

 

 

 

 

ピダハンの価値観と考え方

部族

 

ピダハンの価値観や文化をいくつか紹介しましょう。

 

神などいない

 

クリスチャンの著者がキリスト教について話していたとき。

イエスキリストに対して放ったピダハン族の言葉。

 

「お前はなぜ、会ったこともなくて今存在しない人の言う事を信じるんだ?」

 

言われてみれば確かにと思いますが、すんなりは納得できないですよね。笑

 

ピダハンは直接体験を大切にしており、伝承とかもありません。

「今」しかないのです。

たとえば、ピダハンは食料を保存しない。その日より先の計画を立てない。遠い将来や昔の事は話さない。どれも「いま」に着目し、直接的な体験に集中しているからではないか。(187pより引用)

 

ピダハンからしたら、会ったことのない人や見たことのないものを信じる方が無理なのです。

 

左右という概念が存在しない

 

「左手」「右手」にあたる単語はどうしても見つけることができなかったが、ただ、ピダハンが方向を知るのに川を使うことがわかってはじめて、街へ出かけたとき彼らが最初に「川はどこだ?」と尋ねる理由がわかった。世界の中での自分の位置関係を知りたがっていたわけだ!(301pより引用)

 

彼らには左右という概念が存在しないのは、左右で区別しなくても生きていけるから。

 

たぶん、年がら年中暑いような国には「雪」という単語はないでしょう。使わないから。

 

人間の言語や概念は必要なものだけ、自分の生活の範疇にだけ作られるっていうことがよくわかりました。

 

彼らはアマゾンの奥地に住む民族。

方向感覚や自分の位置を把握するのには川があればよかったのです。

 

 

人は知りすぎるから苦しむのか?

悩む

僕は知らない事を知るのが大好きです。

でも、人間は自分の手に入れてないものを求めすぎるから苦しんでるのかな?とも感じました。

 

それはピダハンの「今」にしか着目しない考え方からです。

 

ピダハンは、自分たちの生存にとって有用なものを選びとり、文化を築いてきた。自分たちが知らない事は心配しないし、心配できるとも考えず、あるいは未知のことを全て知り得るとも思わない。(379pより引用)

 

 

知らない事なんて心配しない

 

 

そんな考え方ができたらなんて楽チンなんだろう(笑) 

 

それでも僕は知らないことを知るのは好きだし、勉強することはやめませんが、無駄に心配したりするのもやめようと思いました。

 

まだ起きていないことについて心配するのは無駄ですよね。

 

 

 

本書は難しい学問の本かと思っていたのですが、自分の価値観を見つめ直すとてもよいキッカケになった本でした!!

しかも、著者がピダハンの村で家族で暮らすことになり、体験した話がたくさん書かれていてとても面白かったです。

 

他にも、ピダハンの子育てについて書かれていたら、怒ったりすることもなく「ありがとう」という言葉もない等、そんな刺激だらけの文化が書かれています。

ピダハンの価値観や言語に触れていい刺激を受けましょう!!

 

ピダハンは未来を描くよりも一日一日をあるがままに楽しむ傾向にある(113pより引用)

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

ではまた。

ざす。