ども!
ライフコーチのけんいちです!
『まだ見ぬ世界、自分に出会えるブログ』へようこそ。
このブログではライフコーチの観点から心が楽になる考え方をシェアしたり、オススメの本や映画の紹介をしたりしています。
このブログを通して知らなかったコトやモノに出会え、新たな世界が開けるかも?!
僕は読書が大好きで年間だいたい100冊くらいの本を読んでいます。
そんな僕が、オススメの本を紹介していきます。
今回ご紹介するのはコチラ!
スノーピークはアウトドアブランドの会社です。
キャンプグッズで有名ですね。
スノーピークは、日本で生まれた会社ですが、海外にもファンを持ち、熱狂的なファンが多いことが本書を読んでわかりました。
また、僕の会社の先輩もキャンプ好きの人がいて「スノーピークはモノが良い」と言っていました。
業績も伸び続け、熱狂的なファンが多いのも、社長のこだわりや、社長自身が年間45泊も外で寝泊まりして「遊ぶように仕事する」を体現されているからだとわかります。
あのAppleも見学に来て、星野リゾートの星野社長も「カッコいい会社」と絶賛。
そんな会社の秘訣を、知ることができます。
また、「好きなことを仕事にする」というような本は世の中にたくさんありますが、実際に「好きなことを仕事にしている社長」から話が聞ける本は貴重です。
ぜひ、魅力的な社長像を学べるので手に取ってみてください。
✔楽しみながら好きなことを仕事にしている人の話を聞きたい。
✔アウトドア好きな人。
それでは早速紹介します!
(約5分で読めます)
この本の要約と感想
「徹底的なユーザー目線」「他社のことなど比較しない」「自然の中で決断力を研ぎ澄ます」「良い情報は自ら発信しないと入ってこない」など、スノーピーク山井社長の仕事に対するこだわりや姿勢が凝縮された本。
特にモノづくりに携わる人は読んでおいたほうがいいと思った。自分が生み出す商品やサービスはそもそも「自分がお客様だったら使いたい?」という問いに速攻イエスと答えられないとダメだ。常にユーザー目線。その手法もたくさん学べる教則本のような本。
なぜスノーピークは魅力的な会社なのか?
スノーピークに熱狂的なファンが付いている理由は、「モノが良い」ということが第一に挙げられると感じました。
よく、「保証期間1年」とかモノを買ったときには保証期間というのが付いていますよね。その期間内に何か故障したら保証しますというアレ。
その「保証期間」について山井社長は次のように言います。
保証期限を定めることなく、永久に製品の保証をしている。最初からそのつもりなので、わざわざ別に保証書をつける必要がない。
永久保証だと知ると「本当にそんなことができるのか」と驚く人がいる。だが、私からしたら、メーカーとしてそれだけ自社製品の品質に自信を持っているし、当然のことをしているだけだ。(56pより引用)
素材的に、摩耗されたり消費するものは対象外としているようですが、基本的に壊れたり調子が悪くなったら永久的に保障してくれるそうです。
「壊れるようなものは作らん!」という山井社長の想いが伝わりますね。
それだけあって、スノーピークの製品は決して安くはありません。
スノーピーク発足当時も、一般的に1万円くらいだったテントも10万円以上で販売していたそうです。
最初は不安視されましたが、結果売れた。そして今では急成長。
非常に興味深いのが、スノーピークのコアユーザー(会員制でプラチナ会員の人)は会員全体の6~7%ほどの人数ですが、その人らで売上の1/4を占めているそうです!!
まさに、80対20の『パレートの法則』を体現されていますね。
値段は張ってもそれ以上の価値を提供する。
言葉は簡単ですが、それを具現化しているのは素晴らしい会社だなと思いました。
徹底的なユーザー目線で心がけていること
スノーピークの特徴は顧客と経営者である私や社員、スノーピークという会社そのものとの距離が近い点にある。私はヘビーユーザーの顔や名前をたいてい憶えているし、ユーザーも私や社員のことをよく知っている。そういう意味ではお互いが「バレバレな会社」だといえるかもしれない。(30pより引用)
スノーピークは、ユーザーとの関わりを持つために、一緒にキャンプイベントをするそうです。
そこで、参加してくれた方のテントに順番に社長が話を聞きにいき、たわいもない話から「こうして欲しい」という要望まで聞き出すそうです。
社長に直に意見を言えるなんて素晴らしい機会ですよね。
こうしたユーザーとの関わりを大切にしています。
スノーピークのミッションステートメントは、『自らもユーザーであるという立場で考え、お互いが感動できるモノやサービスを提供』としているそうです。
自然の中で決断力を研ぎ澄ます
自然の時間を感じることは、経営者としてもプラスになっている。
数年に1回レベルの重要な決断をするとしたら、私ならばキャンプで2、3日アウトドアに身を置いてから、自分の心が赴くほうを選択する。
五感を磨いてから決めることが正しい選択ではないかと思っている。(177pより引用)
山井社長が年に45回もキャンプをして寝泊まりする最大の意味はココにあるんですね。
「自然の中で感覚が研ぎ澄まされる」というのには僕もとても共感します。
僕も自然が大好きで、よくアウトドアスポーツをやっているのですが、身体を動かし自然の中で自然のリズムに合わせて過ごしていると自分の心がとても落ち着いてくる感覚があるんですよね。
山井社長は「経営者こそキャンプをするべき」といっていますが、本当にそうだと思います。
魅力的な会社は社長が魅力的
「会社は社長以上の会社にはならない」
というのを僕は聞いたことがあります。
社長が魅力的だと会社も魅力的に見えますよね。
僕が感じた山井社長の素敵なところは、「指示をするだけじゃない」ということです。
トップは指示をするだけで、自分は動かないというような人もいますが、社長自らキャンプをして年間45日も外で寝泊まりしていると周りの人間も「あ、自分もやっていいんだな」と感じることができます。
残業とかも「残業を減らせ」と言っておいて社長が遅くまで残っていると、なかなか帰りづらい雰囲気もありますよね。。
部下にやってほしいことを自分の行動で示す。
山井社長はそれができていて、良い会社なんだなと感じました。
本書では、他にもモノづくりするときのポリシーや、スノーピークがユーザーに深く愛されている理由なんかが書かれています。
難しい経営本を読むより、まずこちらの本を読むことをオススメします(^^♪
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。