ども!
ライフコーチのけんいちです!
『まだ見ぬ世界、自分に出会えるブログ』へようこそ。
このブログではライフコーチの観点から心が楽になる考え方をシェアしたり、オススメの本や映画の紹介をしたりしています。
このブログを通して知らなかったコトやモノに出会え、新たな世界が開けるかも?!
僕は読書が大好きで年間だいたい100冊くらいの本を読んでいます。
そんな僕が、オススメの本を紹介していきます。
今回ご紹介するのはコチラ!
立命館アジア太平洋大学の学長の出口先生の本です。ライフネット生命創業者でもあり、実業家で有名ですね。
出口先生は人生を豊かにするのに「人・本・旅」が大切だと言います。
世界中飛び回った出口先生が「都市」に着目して書いた歴史の本。
都市の歴史から、建造物や名所などもまとめられているので、楽しみながら一緒に旅に出ましょう!!
✔歴史好きな人
✔都市の成り立ちに興味のある人
(約4分で読めます)
この本の要約と感想
ローマやニューヨーク、パリ、ロンドンなど10個の主要な都市の成り立ちを非常に事細かに書いてくれている本。
「なぜ、ニューヨークは人種のるつぼなのか?」
「ヒトラーでさえ壊せなかったパリの美しい街並み」
このような興味深いストーリーも織り交ぜながら教養になる話が満載。
地図も付いてるので旅にこの本を持っていき名所を巡るのも楽しいし、これからの教養のために読むのも良い。
これからもずっと隣に置いておきたい一冊。
世界の都市の歴史を学ぼう
この本では以下の10の都市の歴史が紹介されています。
・ローマ(イタリア)
・イスタンブール(トルコ)
・デリー(インド)
・カイロ(エジプト)
・サマルカンド(ウズベキスタン)
・北京(中国)
・ニューヨーク(アメリカ)
・ロンドン(イギリス)
・パリ(フランス)
・ベルリン(ドイツ)
都市にはそれぞれ発展してきた歴史があります。活躍した人物、そして建造物の建てられた背景や人の想い。
世界遺産も写真付きで、「なぜどのようにして出来上がったか」まで書いてくれているので、まるで旅をしているかのような気持ちになれる本です!
これらの都市の歴史を学ぶと訪れた時に、より楽しめるようになるだけでなく、今のグローバル社会に教養として役に立つでしょう。
国ではなく、都市に注目したのも非常に面白いですね。正直、サマルカンドとか知らなかったし(笑)、なぜそこに著者の出口先生が着目したのか読んでいればわかります。
この本を読んで、世界の都市の歴史を学びましょう!
都市にまつわる面白いストーリー
ひとつひとつの都市の歴史は本記事では書きません。めちゃくちゃ長くなるので。笑
この本を読んで「面白いな」と思ったエピソードをいくつかご紹介します!
それをキッカケに本書を手にとっていただけたらと思います。
人材登用の天才スレイマン1世
16世紀に生きたオスマン朝のスレイマン1世。
頭でかすぎ!笑
頭の大きさに比例して彼はとても寛大でした(?)
オスマン朝がコンスタンティノープルを攻め落としたとき、そこには東方教会の大本山があったのですが、これを追放せずに存続を認めました。(中略)
オスマン朝は諸国を追われたユダヤ人を受け入れました。(103pより引用)
他宗教にも寛大で、迫害されていたユダヤ人もどんどん受け入れていきました。
ユダヤの商人というくらいですから、商売上手なユダヤ人。スレイマン1世は「人材登用」という目的もあって受け入れていたようです。
自分たちとは違う民族だろうと敵だろうと、自分たちの力になるものはすべて受け入れる。
現代でも役に立ちそうな考え方ですね!
同じ都市にまったく異なる二つの地区?!
インドの首都デリー。
いやーーインドは面白いなーと思いました!
いつか行ってみたい!
首都デリーにはオールドデリーとニューデリーという区画があります。
オールドデリーはその名の通り、古きインドの街並みが残っていて人口も多く庶民がひしめき合っているそうです。
それに対してニューデリーは、当時大英帝国(イギリス)が「オールドデリーは迷路みたいでわかり辛いしこんなところ住めたもんじゃない!」と新しく作った街だそうです。
ニューデリーには公園があったり、割と高級住宅街のような様相をしています。
著者の出口先生は、オールドデリーを浅草、ニューデリーを霞ヶ関と例えています。イメージが湧きますね。
そんなふたつの異なる都市を楽しめちゃうデリーは魅力に溢れています。
ヒトラーですら壊せなかった美しきパリの街並み
パリといえば、世界を代表する都市でもあります。
華の都とも言われる美しい街並みは、世界中の人を魅了しています。
それは戦争の時代も違いません。
ドイツのナチ党を率いるヒトラーがポーランドに侵攻し第二次世界大戦が勃発。
フランスはドイツに敗れパリを占拠されてしまいます。
途中で戦況が変わり、不利になったドイツはパリから撤退しようとするのです。
その際にヒトラーがパリを占拠していたドイツ軍の代表に「爆弾をしかけてから撤退せよ」と命令します。
しかし、そのときの将軍は、美しすぎるパリを破壊することができず、敵軍に投降してしまうのです。
なんて素敵なエピソードなんでしょう...
美しすぎて破壊できない街並み。
美しすぎるから、という理由で破壊しなかった将軍にノーベル平和賞をあげたいくらいです( ;∀;)
都市は生きている
面白いエピソードを3つほど紹介しました。
他にも「フランス料理が世界を代表する料理になった理由」や「ニューヨークがなぜ人種のるつぼになったのか」ということなどネタに尽きない本です。
都市の成り立ちだけじゃなく、こうしたエピソードも交え、世界遺産の写真や都市の地図なども掲載されていますので、旅先にも楽しめちゃう本です。
いやーーこの本は面白かった!オススメです!
最後までお読みいただきありがとうございました!
ではまた。
ざす。